月: 2024年6月

  • 「好奇心のスイッチ」が入ると、子どもは自ら学びだす! ~『探究の達人』その2

    前回​に引き続き、この本に書かれていた内容を、参照していきます。
    ↓↓↓↓↓

    『探究の達人 子どもが夢中になって学ぶ! 「探究心」の育て方』
    (神田 昌典・学修デザイナー協会、実業之日本社、2023/3、税別1500円)
    上の商品画像には載っていませんが、この本のオビに書いてあることは、僕は、大賛成です。大笑い


    ​​​・「好奇心のスイッチ」が入ると、子どもは自ら学びだす!
    (オビより)


    前回はいきなり「あとがき」を参照したので、今日は順番通り、「まえがき」から参照しましょう。
    この本の「まえがき」では、「探究学習」のメリットが、以下のように書かれています。


    ​​​・子どもたちは、​自分の夢と学びが直結する​
    ・保護者は、自分が取り組む仕事が探究学習にも関係するので、
     子どもたちとの共通の話題が増える
    ・教師は、​
    (略)児童・生徒との対話の時間を重視するようになるので、授業準備に時間がかからないようになる
    (p5)


    探究学習を主体とした学習にすることで、教師の働き方改革にもなるようです。大笑い
    「大人も子どもも、一緒に学ぶ」というのは、理想的だな、と思います。
    前回の日記では「日本の教育が、結果よりもプロセスを重視し始めている」ということを、書いていました。
    では、探究学習のプロセスでは、どのようなことが起こっているのでしょうか?
    僕が象徴的だと思えたところを、以下に引用します。


    ・グループワークでは、
     
    ​多様な意見を聞いて、思考を深める、
     ​妥当解を見つけ出す​

    (p67)


    たとえば「地球温暖化の解決方法」なんて、正解は分からないし、「これが正解」と思えることがあっても、実現には様々な困難にぶちあたるわけです。
    人との協働においても、同じです。
    だからこそ、「妥当解を見つけ出す」というのは、正解のない今の時代だからこそ、非常に重要なことではないかと思います。
    本書には、高校の「総合的な探究の時間」の先進事例だけでなく、小中学校の探究学習におけるおもしろい取組も、多数掲載されています。
    また、ところどころに、外国の事例も出てきます。
    たとえば、
    「シンガポールや上海では、総合学習のような探究的学習を日本以上に優先してやっている。
    ​ その結果、生徒が主体性や独創性を発揮し、失敗から学ぶ時間的な余裕もできた」​
    といった、2012年のPISA調査の報告書からの内容が紹介されたりしています。(p90)
    興味を持たれた方は、ぜひご一読いただければと思います。大笑い
    なお、本書には、学校以外の場での「探究」の場も紹介されています。
    どちらも東京にあるので行けそうにありませんが、興味深い施設です。
    ▼​パナソニック クリエイティブミュージアム「アケルエ」
    ▼​TNM & TOPPAN ミュージアムシアター
    最後に、子どもがもつ疑問の例として、本書の最後のほうに、こんな疑問が載っていました。
    それを紹介して、終わります。
    「ピカチュウの10万ボルトって、どのくらいの強さなんだろう?」
    (p193より)
    アニメやゲームがきっかけになって、「探究」の旅が始まることもありますね。
    「学ぶ」とは、本来、そういうものではないか、と思えます。ぽっ
    ちなみに、上の太字の疑問を検索にかけると、なかなか興味深いことが次々と分かってきました。
    探究の過程において、学びが学びを生み、次々と気になってくることが増えてくることが、体験できます。(笑)大笑い
    #暇な人は、検索してみてください。

    「自立」とは? そして、なぜ、学ぶのか? ~孫泰蔵『冒険の書 AI時代のアンラーニング』その7
     (2023/08/23の日記)

  • 学校現場への「人材募集」について

    夏休みが終わり、多忙な日々がまた始まりました。
    新学期初日、僕は全クラスの様子を見に、各クラスを巡回させてもらいました。スマイル
    自分の担当としては通級指導担当ですが、
    「通級の部屋にこもらずに、子どもたちのところへ行くようにする」
    「通級対象のお子さんだけでなく、すべての子にかかわる」
    というポリシーでやっております。大笑い
    通級対象のお子さんだけだと、新学期初日は、顔を見て挨拶して夏休みの話題を少し聞いて終わるのですが、すべてのお子さんにかかわるとなると、これが一気に、いろいろとあります。
    新学期初日は実質3時間しかなかったのですが、嘔吐する子、鼻血を出す子などの対応をしました。
    #周りの子がすぐに気付いて教えてくれました。
    #僕1人では何もできないので、他の方と協力しました。

    夏休みの過ごし方を聞いても「家にいた」という子が多かったので、学校がいきなり始まって、体調面でもギャップを感じやすかったようです。しょんぼり
    こんなふうに、学習指導だけでなく、生活面での対応・フォローが必要ということもあり、学校現場はやはり忙しい、という印象です。
    子どもたちと一緒に過ごせるのはとても元気をもらえるので、やりがいもすごくある仕事なのですが。
    学校でも家庭でも、大人に余裕がないと、子どもたちの安心・安全につながりません。
    余裕を生むためにも、人手不足と言われている教育現場に、人材を募集するというのは、必要なことかと思っています。
    実は、忙しかった初日が終わった翌日、
    新聞の折り込みチラシを見ていたら、近所のスーパーのチラシに、大きく「人材募集」が載っていました。

    それを見て、僕は、
    「学校もこれだけ人手不足なんだったら、
     こんなふうに大々的に地域に人材募集を呼び掛けてもいいのかも」
    と思いました。
    学校で働きたいという人は、潜在的にはかなりたくさんいると思います。
    今はどうやら職安での募集もしていないようですし。。。しょんぼり
    #職安のサイトで勤務市で絞り込んで調べてみました。
    #こども園や学童の補助員・支援員は募集していました。
    ▼ハローワークインターネットサービス求人情報検索・一覧

    「インクルーシブ教育」(多様な子が同じ場で共に学ぶ教育)を今の日本の学校でやろうと思ったら、「35~40人の子どもを、担任1人でみる」という制度をなんとかしないといけません。
    サポーターとして働いていただける地域の方をもっと学校の中に入れていってもいいのではないかなあと思うのですが、どうなのでしょうか。
    「学校の先生以外の大人」にたくさん出会うのも、子どもたちにとって、いい刺激になると思います。ぽっ
    ネットで調べたら、京都市は、そういうことを、やっているようでした。
    ↓京都市の募集案内チラシ
    ▼​校務支援員の募集案内(チラシ)
    「きょうと教組」によると、「まなび支援員」というのもあるようです。
    会計年度任用職員一覧表
    理想的には、すべての教室を担任任せにせずに、他の教員が副担任としてかかわるか、教員不足で叶わないならば、せめて支援員をつけて、多様な子の対応ができるようにすべきかと思っています。
    #夏休みにこども園見学に4園行きましたが、子ども園はどこもそうなっていました。
    #今も、すべての教室ではないですが「通常学級付きの特別支援教育支援員」さんがおられる教室はあって、そういう教室ではとても助かっています。

    ただ、その際には、たとえその教室に手のかかるAさんがいたとしても、「Aさんだけに関わる」というのは、Aさんと周りの子との関係性を切ってしまいます。
    子ども同士のつながりを切らないように、「教室全体につく支援者」というのが理想です。
    #そのほうが、たぶん、担任も助かります。
    #いろんなことを頼めるので。

    あなたは、どう思われますか?
    また、あなたの地域で、もしこういった取組をされているようでしたら、ぜひ、教えてください!大笑い

  • 「宿題のあり方」について


    Quoraに寄せられた「子どもに宿題をやらせる効果的な方法教えてくださいませんか?」という質問に対する回答が興味深いです。
    「宿題のあり方」について、考えさせられました。
    ▼​https://jp.quora.com/%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E3%81%AB%E5%AE%BF%E9%A1%8C%E3%82%92%E3%82%84%E3%82%89%E3%81%9B%E3%82%8B%E5%8A%B9%E6%9E%9C%E7%9A%84%E3%81%AA%E6%96%B9%E6%B3%95%E6%95%99%E3%81%88%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%81%A0%E3%81%95
    上のリンクをクリックすると、教員として34年間勤められた方の回答が、先頭に出るはずです。
    「続きを読む」を教えて、ぜひ、続きを見てみてください。ウィンク
    ほかの方の回答も、興味深いです。ぽっ

    「Google」アプリの「宿題の解き方」機能
     (2023/02/25の日記)
    夏休みの宿題 多過ぎ問題 ~宿題改革の先進的実践に学ぼう!~
     (2023/08/25の日記)

  • 「いつも何度でも」四部合唱編曲版を公開しました!

    今日は音楽の授業の事前研があったのでご機嫌でした。
    音楽ができればご機嫌の、にかとまです。
    #音楽の先生ではありません。ただの趣味です。
    実は、このあいだからひそかにやっていた試みがあります。
    約20年前に僕が編曲した「いつも何度でも」四部合唱編曲版を復活させるという試みです。スマイル
    何度かの中断を乗り越え、このたび、ようやく完成しました!大笑い
    聴いていただければ、幸いです。

    ※クリックで再生されない場合、YouTubeの文字を押して、再生してください。
    今年知った音楽ソフト、カワイの「スコアメーカー」で作成しています。
    このソフト、歌詞を入れると「歌う」のが、ほんとに、すごいです。
    女声はわりといいんですが、男声がちょっと気に入らないので、いっそ僕が歌おうかと思いましたが、とりあえずスコアメーカーが歌ったバージョンで、公開します。
    「かがやくものは」を「かがやくものわ」と歌うように設定しなおすなどの、
    歌詞の発語修正は、それなりにおこなっています。ウィンク
    #タイムラインで歌詞表示をして点検すると、便利でした。
    動画の概要欄にも書いたのですが、この曲の合唱編曲は、かなり苦労した覚えがあります。
    それだけに、大変思い入れの深い編曲です。
    プロの目から見たらヘンなところがいっぱいあると思いますが、「アマチュアのわりにはそれなりにやるんじゃないか」とほめていただければうれしいです。
    児童合唱団の先生に「なかなかいい編曲」と言われたのがうれしくて、ずっと記憶に残っています。大笑い
    #ほめられて伸びるタイプです。
    動画編集は、いつもの通りWindows標準ソフトの「Clipchamp」を使っています。
    映画「君たちはどう生きるか」を観たときに、最後に「Fin」と出てきたのが記憶に残っているので、ジブリ映画っぽい字体で、最後に「Fin」と入れました。
    ぜひ、最後まで見ていただければ幸いです。ぽっ
    ​​​

    【音とり用】合唱「心の中にきらめいて」低音(男性パート)強調版
     (2023/08/26の日記)
    1人1台タブレットで音楽会の曲の予習をしよう!※2023/5/7追記
     (2021/08/23の日記)
    練習用に音源スローバージョンを一括作成!
     (2022/09/06の日記)
    【合唱音取り用動画公開】「大切なもの」2部合唱アルト(下のパート)強調版
     (2023/07/26の日記)​
    【合唱音取り用動画公開】「地球星歌」2部合唱アルト(下のパート)強調版
     (2023/08/08の日記)
    【動く楽譜】「明日の空へ」ミマス(歌付き) 公開!
     (2023/08/09の日記)

  • 「いつも何度でも」を編曲した時のアイデアノートが出てきたよ!

    昨日公開した「いつも何度でも」四部合唱編曲版について、もう少し書かせて下さい。
    手元に、この曲を編曲した時のノートが残っています。
    自分なりに、いろいろ考えていたことがうかがえるので、曲のついでに、こちらも公開します。
    まず、ノートの左上に書かれていたのが、こちら。


    ☆印が入っているので、当時の僕は、これをよっぽど重要視していたようです。
    このノートとは別の、歌ってもらう人たちに渡した自作の歌詞カードにも、
    心の中でダンスを踊るように歌います。
    と書いてあります。
    よっぽど大事なことのようです。大笑い
    そして、その後は、こういうのが、続きます。


    この曲は、ご存じのように、4番まであります。スマイル
    なので、素直な僕は、
    1番:ソプラノ
    2番:アルト
    3番:テノール
    4番:バス
    と、メインメロディを歌うパートを、それぞれに順番に割り振っています。
    さらに、それぞれを「起」「承」「転」「結」と位置づけ、空間的な変化をイメージしています。
    最後の最後に、「goal = start(スタート地点)」と書いてあるのが、興味深いです。
    このノートは、実は公式の歌詞カードのコピーに書かれているのですが、
    (スタート地点)という言葉には「わたしのなかに 見つけられたから」という歌詞がつながっています。
    どうやら歌詞のこの終わり方は、僕の大のお気に入りだったようです。ぽっ
    ソプラノ(S)、アルト(A)、テノール(T)、バス(B)の役割は、
    さらに歌詞の右側に、以下のように書かれていました。


    今見ても、なんだかよく分かりませんが・・・。
    もしかすると、聴きながら見てみると、分かってくるかもしれませんので、いちおう、動画へのリンクを再掲しておきます。ぽっ

    とりあえず、当時の僕がかなり考えて編曲していたんだろうということは、なんとなくうかがえます。
    本当に、こんなチャレンジをさせていただけた、合唱団の方に、深く感謝です。
    その一方で、こういうチャレンジをさせてあげられる社会や学校が、やっぱりいいな、と思います。
    僕は、大学時代の演劇サークルでも、自作曲を歌ってもらったりしていて、たくさん、やりがいのある機会を、もらってきました。
    そういう場を保障するということを、自分がしてもらっていたように、自分も、していきたいと思っています。ぽっ

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