月: 2024年6月

  • 作文の「書き出し」をプロから学ぶ図書館の活用 ~『学習指導の「足並みバイアス」を乗り越える』その2

    ​昨日​に引き続き、以下の本の読書メモをつづけます。

    『学習指導の「足並みバイアス」を乗り越える』
    (渡辺道治・フォレスタネット、学事出版、2021、1980円)
    本書には、いろいろ気になる記述がめじろ押しなのですが、「ここの部分を取り上げるのは、もうちょっと自分でも調べてから」と思うところもあるので、少し飛ばします。
    今回は、
    作文の「書き出し」をプロから学ぶ図書館の活用
    というテーマで本書の中の記述から、あるアイデアを拾いたいと思います。
    僕が、「なるほど!」と思ったところです。
    作文において、「書き出し」はとても重要です。
    そう認識している僕のこのブログ記事の書き出し、まったく工夫がないですね。
    すみません。しょんぼり
    もし僕が仮にブログ一本でプロとしてやっていこうとするなら、きっと、今回のようないい加減な書き出しではだめなのだろうと思います。
    「書き出し」でひきつけてこそ、その続きも読んでもらえるというものです。大笑い
    実際、有料で配信されているプロの方の記事の書き出しを見ると、毎回すごく工夫されているのが分かります。
    #僕はあるオンラインサロンに入っていて、毎日記事を受け取っていますが、毎回書き出しでまず何らかの仕掛けをされていて、読むのが楽しみになっています。
    さて、そんな「書き出し」でひきつけるワザを、いかにして身につけていけばいいのか?
    本書の中で紹介されていた、作文における「書き出し」の工夫を学ばせる指導が、なかなか素晴らしいと思ったので、以下に、引用します。スマイル


    ​​■作文指導の「足並みバイアス」を断捨離する
     「書き出し」の指導の実際
    ・図書館に、メモ用紙と筆箱を持って集合した後、
     「ここには、プロの書き出しが山のように眠っています。
      ノートにできるだけたくさん写してごらんなさい」
     と言いました。
    ​​
    (p89より)
    ・同様に「書き終わり」「タイトル」など、
    ​ 局面を限定して練習を積むことで、作文力は格段に伸びていきます。​
    (p91より)


    ​「たしかに!」と、僕は思いました。びっくり
    プロの文章がいかに参考になるとはいえ、一冊全部読むのは大変ですし、時間がかかります。
    ところが、書き出しだけに限定することで、いろいろな本を手に取って、それぞれの書き出しの工夫に触れ、自然と、「プロの書き出し」に共通するエッセンスを、感じ取ることができるだろう、と思いました。
    軽井沢風越学園​などの、新しくできた魅力的な学校は、図書館をベースにしたところがたくさんあります。
    図書館の活用をこんなふうにおこなっていくのは、新しい時代の学び方にも合致したものだと感じます。
    「図書館」という言い方で書いていますが、既存の学校の「図書室」も同じです。
    勤務校でも、なかなか図書室の活用が図れていなくて、子どもたちの読書離れがどんどん進んでいるのですが、図書室を積極的に使っていくことは、子どもたちが自分で学んでいく力をつけていくために、大変重要なことであると思います。
    また、これは単に作文のクオリティを上げるためだけの考え方にとどまるものではなく、ほかのいろいろなことの習得にも、応用できる考え方だと思いました。
    自分がプロになりたい分野で、プロの創作物の中から、
    「局面を限定して」
    そこだけを見る。
    それを、いくつものプロの創作物から見つけることを、繰り返す。
    そして、単に見るだけでなく、まねてみる。
    こういう手法を実行することで、子どもたちの自己実現力=夢を叶える力が、飛躍的に伸びる気がします。
    たとえば、教師や芸人の修行でも、同じことが言えて、とにかく「ツカミ」「導入」を勉強しようと思ったら、尊敬する先生の録画の、冒頭だけを、どんどん見る、といったことが考えられます。
    そうすることで、先達が一所懸命に考えて練りに練って創り上げた「ツカミ」「導入」の工夫を、量をこなすことで、自然と吸収していけるのではないでしょうか。
    ほかにも、たとえば作曲の場合でも、イントロを勉強する、と決めたら、とにかくイントロだけを聴きまくる。
    こういったやり方で、「コレ」と決めたところにしぼって情報収集をし、分析をし、まねてみて、気づいたことを自分の実践に生かすことは、自らの学びを自分主導でおこなっていくために、今後ずっと自分を支えてくれる「学び方」のひとつになるのではないかと思います。
    非常に重要なことを教えてもらった気がしています。
    ありがとうございます。ぽっ

    読まずに書ける読書感想文!?~『女王さまがおまちかね』より
    (2012/08/13の日記)

  • 算数テストでの九九表の使用 ~『学習指導の「足並みバイアス」を乗り越える』その3

    ​​​ 以下の本の読書メモを、かなり部分的な記述を拾いながら、何回かに分けて書いてマス。
    今回が、第3回。

    『学習指導の「足並みバイアス」を乗り越える』
    (渡辺道治・フォレスタネット、学事出版、2021、1980円)
    第1回→ADHDの子どもにとって動くことは必要!
    第2回→作文の「書き出し」をプロから学ぶ図書館の活用
    僕のブログ記事では「足並みバイアス」に関わる中心的な論をあえて避けて周縁部にあたるところだけを紹介している気がしますが、そういった細かなことの積み重ねが、「足並みバイアス」を乗り越えることになるのだと思っています。
    とにかく良書であることは間違いないので、ぜひ買って読んでください。大笑い
    今回は、九九を覚えていない子に、九九表を見ながらわり算の学習をさせてもいいじゃない、といったお話。
    これ、実は「テストの時にも使わせていいのか」という議論が、よく起こります。
    「評価」は公平でなければならないという、呪縛です。
    通常学級の学習をインクルーシブなものにしていくには、この議論は、避けては通れません。
    みんな同じテストを、誰も頼らず、何も使わず、自力でやらないといけないという「思い込み」や「足並みバイアス」が、特に知的障害や学習障害のお子さんが通常学級で共にテストを受けることを妨げています。
    大事なことは何なのか、考えたいです。

    本書では以下のように書かれています。


    ​​■算数の学習を変える
     「算数の授業改善」ステップ3 お助け教材はどんどん使わせよう
    ・私は、4年生以上であれば、以下の​九九カード​と​割り算表​を表裏印刷にしてラミネート加工し、全員に配布します
    。そして、いつでも使ってよいこととします。テストの最中もです。なぜなら、小数の割り算のテストは、かけ算九九の習得状況を図るものではないからです。

    (p96より)
    ※同ページには九九表と割り算表の画像が紹介されていますが、著作権の関係でここには載せていません。


    ​僕は長年通級担当をしていますので、かけ算九九が覚えられなくて困っているお子さんは、とてもたくさん担当してきました。
    そういうお子さんには九九表を渡して、学級担任の先生にも「普段の学習から使わせてあげて」とお話をしています。
    そうすると、「〇〇さん以外にも、これが必要な子がほかにもいます」と言われることも多いです。
    なので、多めに作って、「いる子には、使わせてあげて」と、複数枚を担任に預けることも多いです。
    そんなときの僕は、九九表製造工場になって、せっせと九九表をつくっては担任に配ってまわるのです。
    ただ、普段の学習で使う分には、担任も快く了承していただけるのですが、テストでは使わせてあげられない、と言われることも、けっこうあります。
    #テストで普通に使わせてあげる担任も、います。
    #同じことが、電卓の使用についても、言えます。
    本書の実践ではテストでも使ってよいことにしていることが明確に書いてあるので、「テストでは使っちゃダメでしょ!」と言われる担任と話をする際に、この本の記述をちょっと読んでもらって、「こういう例もあるようですよ」とお話してみるのも、いいかもしれません。
    #あくまでも、例です。
    #これはいわゆる「合理的配慮」にあたるもので、合意形成のうえでおこなわれるべきものだと思っています。

    #「あなたは間違っている」と糾弾するものではありません。
    ちなみに僕が作る九九表は、上のリンク先のようなものではなく、イラストなしで数字が色分けされているシンプルなものと、段ごとに別々のカードになっているものをよく作ります。
    子どもによっては、マス計算のかたちで答えが並んでいるものが一番よかったりもします。

    ↑これは、今さっきエクセルで作ってみたものです。
    子どもによってどんな形式の九九表がその子に合っているのかというのは違いますので、そのへんも含めて、子どもに合ったものを使わせてあげればいいんじゃないかと思います。スマイル
    ↓世の中には、20までの九九表もあります。大笑い
    #もはや九九表ではない

    かけ算表【1-10のだん】【B3+A4 2枚セット】

    『算数の授業で教えてはいけないこと,教えなくてはいけないこと』5~算数のやり方は一つじゃない!
    (2010/04/30の日記)

  • 「オモロー授業発表会」!

    ​​昨日​まで3回にわたって読書メモを書いてきた『学習指導の「足並みバイアス」を乗り越える』
    ほかにも非常に興味深い、重要なことがたくさん書かれていました。
    「テスト」以外にも「通知表」のことなどにもふれられていました。
    今の教育をもう一度再点検したい方は、ぜひ読んでほしいと思います。

    『学習指導の「足並みバイアス」を乗り越える』
    (渡辺道治・フォレスタネット、学事出版、2021、1980円)
    書きたいことがほかにもあるので、とりあえずこの本の読書メモはいったん一区切り。
    今回は少し視点を変えて、「おもしろい授業にしよう!」というテーマで書きます。
    最近いろんなところで「​​オモロー授業発表会​​」というのをやっています。
    オモロー授業発表会
    ▼公式サイト​​

    僕は、これ、かなり興味があったので、4月6日(土)に神戸で開催されたものに行ってきました。
    「教育」のあり方を真剣に考えておられる方々が、それぞれ20分くらい、話をされました。
    元教員で今は違う仕事をしておられる方々もいっぱいで、異業種交流会っぽい雰囲気もありました。
    既存の枠に当てはまらないお話が相次ぎ、とてもおもしろかったです。
    一例を挙げると、元教員の料治洋之さんは、
    「各単元の見開きページを子どもたちがショートドラマにして発表する」
    という取組をされていたそうです。
    #社会の授業だったかな。
    僕自身も以前演劇やミュージカルをやっていて、授業を面白くするために演劇的要素を取り入れたり、ドラマ化していくことが大事だと思っているので、とても共感しながら聞いていました。
    工夫次第で、いろんなことができる!ということに改めて気づかされた「オモロー授業発表会」でした。
    神戸では夏休みの7月28日(日)と8月23日(金)にまた開催されるそうです。
    神戸だと遠方の方も行きやすいと思いますので、興味がある方は、ぜひ行ってみてくださいね。大笑い
    そして、なんと今日も、同じ兵庫県内の三田市で開催されるようです。
    今知って、今から行ける方は、ぜひ、行ってみてください。大笑い
    ▼​オモロー授業発表会 兵庫県三田市 案内(公式サイト内)
    ​​
        日時:2024年5月19日(日) 13:30 ~ 17:30 
        場所:三田市総合福祉保健センター 1F 多目的ホール
        定員:150名
        参加費:1,000円 ※高校生以下参加無料
        タイムスケジュール:
          13:00 ~     開場
          13:30 ~ 15:00 第1部
          15:15 ~ 16:45 第2部
          16:45 ~ 17:30 茶話会

    神戸の会に参加した感じだと、すごくゆるい雰囲気だったので、多分、今から申し込んでも、行けると思います。
    教員だけでなく、子どもや、保護者、会社勤めの方も参加されていて、ほんとに異業種交流会って感じでした。
    こういう会、大事だと思います♪大笑い


    安住紳一郎さんの授業が「超」面白い
    (2022/03/28の日記)
    「かまぼこ先生」になるな! 黒板を子どもたちに開放せよ!
     (2023/08/06の日記)
    『たのしい授業』2021/1月号
     (2021/02/06の日記)
    「ミュージカルのような授業」 ~マンガ家矢口高雄さんの体験より
     (2014/03/29の日記)

  • Amazonコイン残高の確認方法

    Amazonから、メールが来ました。
    #詐欺ではなく、ホンモノっぽかった。


    この度、Amazonコインをご利用いただいているお客様に、大切なお知らせがございます。
    2024年5月27日以降、Amazonコインは日本のAmazonアプリストアでご使用いただけなくなります。お客様のアカウントに未使用のAmazonコインがある場合、2024年5月26日の23:59までにご使用いただきますようお願いいたします。この期限を過ぎますと、日本におけるAmazonコインの使用は完全に終了し、Amazonコインをお得にご使用いただけなくなります。


    Amazonコインを利用した覚えは特にないのですが、物忘れが激しいので、もしかしたら利用したのかもしれません。
    というか、このメールが来ているということは、利用したんだろうな。
    よく分からないけど、そのAmazonコインが5月27日以降、使えなくなるんだって!びっくり
    使えるお金が消滅してしまうとは、もったいない!
    というわけで、自分が今どれくらいAmazonコインを持っているか、調べることに。
    ところが!
    自分のAmazonコイン残高が、Amazonのサイトに行っても、確認出来ない!号泣
    いろいろ調べて、残高表示サイトへの直リンクを見つけて・・・
    ようやく確認出来ました。スマイル

    645コインもあった!
    なんだか、へそくりを見つけた気分です。
    消滅しちまう前に、使っちまおうと、思います。大笑い
    Amazonコインの残高確認リンクは、こちらです。​
    https://www.amazon.co.jp/gp/coins/account/

    同じようにメールが来た人は、ぜひ、確認してみてください。
    そして、もったいないので、残高は使っちゃいましょう!大笑い
    (参考リンク)
    ▼​Amazonコインの使い方から購入方法までスクショ付きで解説!Amazonギフト券との違いとは?
    (Picky’s、2024/05/14更新)

    Kindleの電子書籍読み上げのクオリティをアップ↑
    (2021/01/28の日記)

  • 外国などの遠いところの散歩やドライブの疑似体験映像を見よう!

    今回は、外国などの遠いところの散歩やドライブの疑似体験映像が見られるサイトのご紹介です。
    情報ネタは、次の動画です。

    最高にマニアックな暇つぶしサイト50選!タイパ時代こそ遠回り!ヒラメキはここに!煮詰まった貴方にオススメ!
    (365日の学び ~たいぞうのITカフェ~、2023/10/28)
    上の動画内では、50個の「最高にマニアックな暇つぶしサイト」が紹介されています。
    その中には、ちょっとこちらでは紹介がはばかられるものもありますが、
    丸亀市役所の方が作った「まるがめクエスト」など、興味深いものもたくさん!
    実はけっこう勉強にもなるサイトもかなり混ざっています。
    今回の「散歩やドライブの疑似体験サイト」も、そのうちの1つです。
    上の動画では39番目に紹介されています。
    その名も、「​CityHop​」。
    ▼CityHop | Aesthetic walks and drives from around the world
     ​https://www.cityhop.cafe/
    リンク先でクリックをすると、知らない街に飛ばされます。(笑)
    CHANGE SCENE」を押すと、違う場所に移動出来ます。
    #今度は自分で選べます
    #英語で、まず、大まかな地域を選んでください(Asia等)
    #その後、その地域の中の国を指定出来ます
    #たいていの場合、その国の中の都市名も、指定出来ます

    外国から来た転入生がいる場合に、その子の国の映像にアクセスしたり、
    地理の勉強の時に、その場所に実際に行く代わりに使ったりと、
    ぜひ、有意義な使い方をしてみてください。大笑い
    ちなみに、「大阪」のドライブ映像も再生出来ますが、僕が少し前に大阪で実際に運転したルートが出てきて、びっくりしました。
    「おお!この景色は、実際に見たぞ!」
    と思って、テンションが上がりました。大笑い
    なお、映像の再生時は、キーボードの「F11」キーを押すと全画面表示になりますので、臨場感がぐっと上がりますよ。ウィンク
    (参考リンク)
    YouTubeの散歩&ドライブ映像にラジオや音楽を重ねてひたすら作業用映像として垂れ流しにできる「CityHop」 – GIGAZINE

    近兼拓史『80時間世界一周』
     (2024/02/22の日記)​
    ネットショッピングの疑似体験ができるサイトなど
     (2023/05/23の日記)

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