カテゴリー: 心理・カウンセリング・セラピー

  • 「大きなヴィジョンを描く」 ~『その他大勢から抜け出す成功法則』

    今日は、会議の中で自分の意見が即座に却下されたので、嫌な気持ちがしました。
    却下された理由は明確で、納得できるものだったのに、器が小さいです。
    気持ちの切り替えができません。
    「それは、ちがう」と言われたことを、引きずっています。
    とにかく自分が否定されたことがカナシイのです。
    こういう状態を、「大局が見えていない」と言います。
    自分のことしか、見えていないのです。しょんぼり
    斎藤孝さんが訳した本で、『その他大勢から抜け出す成功法則』という本があります。
    この本は、大局を見て行動することを説いています。
    大局を見ている人は、ちょっとのことでイライラしないし、大きなことを成そうとしているので、エネルギーがわいてくるのだそうです。

    『その他大勢から抜け出す成功法則—「何か必ずやる人」11の考える習慣術 」

    (ジョン・C. マクスウェル、斎藤
    僕は自分のことと目の前のことしか見えていません。
    だから、ちょっとのことでイライラするし、すぐにエネルギーが切れて、疲れています。
    この本に書いてあることは、ほんとうだなと、つくづく思います。
    本の後書きで斎藤孝さんがそのあたりのことをまとめて書いてくださっているので、引用します。


    ・「大きな視点」でものを見るから、エネルギー値が高くなっていく
    ・遠くまで届かせようとするから、自然に声が大きくなるのと同じ
    ・大局的なヴィジョンを習慣にした人のエネルギーは、ヴィジョンに比例して自然と大きくなる。
    (p244より)


    坂本龍馬は大きなものを見ていたので、大きな行動がとれたのです。
    「何を見ているか」って、大事ですね。大笑い
    ちなみに、本文の中では次のような記述があり、僕は線を引いています。
    僕に、まんま、当てはまるなあ、と思ったところです。


    ・子供のトイレのしつけだの、成績が悪いだの、車をぶつけただのとうんざりしている親が、今の状態は一時的なものだと夫婦で慰め合うとき、大きなヴィジョンを描くことで救われることになる。
    (p74)


    結局、僕は、救われたいのです。
    でも、そのためには、大きなヴィジョンを描かねばなりません。
    自分のことより大切なものを、描かねばなりません。
    そのために、とりあえず、目線を高く上げて、広く、大きく物事を見ようと思います。

  • 頭の中でのネガティブ・ループをどう脱するか?(齋藤一人『人は考え方が9割!』その1)

    大人になると悪夢というものはそんなに見なくなるものですが、このところ、よく見ます。号泣
    2日前には、4人くらいの人に、よってたかって責められました。
    今日の夢は、覚えていませんが、なんだか悪い夢を見ていたような気がして早くに目が覚めました。
    「夢は現実ではない」と分かってはいますが、へこみます。
    忘れようと思えば思うほど、忘れられなかったりします。
    精神的なストレスがたまっているのかもしれません。
    また、睡眠が浅いのが、原因かもしれません。
    ​頭の中でのネガティブ・ループをどう脱するか。​
    これは、非常に重要です。
    おそらく、学校の勉強よりも、重要です。
    生きるということに直結する、死活問題です。
    僕はたまに、ネガティブ・ループにはまります。
    そのたびに、「どうしたらいいか」を真剣に考えます。
    ネットで検索したり、いい本がないか、探したりします。
    今回は、「ブログで紹介したい」と思って本棚に並べていたお気に入りの本の中から、1冊を取りだして、読み直してみることにしました。
    齋藤一人さんの『人は考え方が9割!』です。

    『人は考え方が9割! 絶対いいことが起こる!!』
    (斎藤 一人
    、PHP研究所、2021、税別1400円)
    人によっては、僕と同じように、「そんな考え方をすればいいのか」と思って、希望が持てるかもしれません。ぽっ
    一人さんの本は、ちょっと独特なところがあって、不思議なことが書いてあることが多いです。
    そういった、不思議な話が楽しんで読める人には、おすすめです。


    ​​​齋藤一人『人は考え方が9割!』
    読書メモ ロゴその1
    (・太字部分は、本の引用。
      顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)
    ​​・​波動の法則で言えば、幸せな波動は周りの人に幸せを呼び寄せるし、不幸な波動は周りにも不幸を呼び寄せるからね。
     だからあなたは、いまの環境をありがたいと思って楽しみな。
     それで万事、うまくいくんです。
    (p32)
    びっくり卵が先か、ニワトリが先か、という議論に似ています。
     幸せと思うから幸せなのか、
     幸せだから、幸せと思うのか。
     考え方として、「幸せだ」と先に感じること。
     先にそう考えてしまうことで、幸せになれるのなら、そういうものだと受け入れて、幸せになってしまう。
     難しく考えていたことが、実はカンタンなことだったというのは、よくあることです。
     発想の転換です。
     まさに、コロンブスの卵です。

     具体的には、次のような例がありました。
     読んでいると、おもしろいです。
    ​・機嫌の悪い娘を静観していますって言うんだけど、機嫌が悪い人の様子を見ていても、相手の機嫌がよくなるわけがないんです(笑)
     娘の様子を見るのではなく、お母さんがもっと遊んでください
     お母さんの遊びが足りないから、いつまでたってもお母さんの機嫌がよくならなんだよね。
     ​
    (p34)
    大笑い遊んでて、いいんだ!(笑)
     あんまりこういうアドバイスをする人って、いないと思うんですけど。
     なんてカンタンで、「ぜひやろう」と思えるアドバイスなんだろうと、僕は思います。
     僕も、ネガティブ・ループのときは、難しく考えすぎて、遊びや笑いが足りなくなっていると思いました。
     日頃から遊んでいるつもりですが、もっと遊びます。(^0^)
     具体例をさらに続けます。

    周りの人が明るい波動を出してあげることが一番なんです
     大切な家族が病気で苦しんでいれば、心配するのは当たり前だし、不安な気持ちもよくわかります。
     でもね、みんな心配しすぎなの。
     心配は、治療してくれているお医者さんや看護師さんがするもので、周りにいる家族がいくら心配したって病気は治らないよね?
     それどころか、家族が心配すればするほど心配の波動が出るから、そのせいでお父さんの病気が悪化するかもしれないよ。
    ・明るい波動は、間違いなくお父さんにいい影響があるからね。
    (p40)
    ぽっ「明るさ」って、大事ですよね。
     たしか、仏教でも、「灯明」という言葉があったと思います。
     明るさをともすのは、人間にしかできない。
     自分か、周りにいる人間にしか、できないのです。
     僕みたいにネガティブ・ループにはまる人は、「心配しすぎ」と言われると、「たしかに、自分でもそう思っているんです・・・」と、納得します。
     むしろ、そうやってはっきり言ってもらえた方が、スッキリします。
     そうやって初めて、心配しすぎな自分に気づけるのです。
     心配しすぎを、やめようと思います。
    ​​


    ここまでの引用部分でも分かるように、実はこの本は、悩み相談のQ&Aになっています。
    だからこそ、具体的で、悩んでいる人にぴったりの言葉かけが、あふれていると思います。
    今の自分にはこういう本が必要だと思うので、次回以降ももう少しこの本の読書メモを続けます。
    みなさんのご参考にもなれば、幸いです。ウィンク
    それでは、また、次回!

  • アンデシュ・ハンセン『運動脳』その3 ~うつや不機嫌を吹き飛ばす!

    『運動脳』の読書メモ、第3回です。
    ▼これまでの記事▼
     第1回:アンデシュ・ハンセン『運動脳』その1 ~運動で、不安を軽減できる!!
     第2回:アンデシュ・ハンセン『運動脳』その2 ~ADHDの投薬への警告

    運動脳
    (アンデシュ・ハンセン、サンマーク出版、2022、税別1500円)
    今回は、第4章
    うつ・モチベーションの科学
    の章からです。


    ​アンデシュ・ハンセン『運動脳』
    読書メモ ロゴ(今回の範囲は、第4章:p163からp207まで)
    (・太字部分は、本の引用。
      顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)
    ​​​・「あなたが不機嫌なら散歩に出かけなさい。
     それでもまだ不機嫌なら、もう一度散歩に出かけなさい」​​​

    (p163 ヒポクラテスの言葉より)
    ぽっ​​​第4章冒頭からの引用です。
      この章では、運動に「抗うつ剤」としての効果があることが語られます。
      それも、抗うつ剤よりも、強力なんだそうです。
      薬に頼らずにうつを吹き飛ばす!
      考えてみれば、運動で気分がスッキリすることなんて、分かっていたはずなのに、いつのまにか僕たちはなんでもクスリで治そうとするようになってしまったのかもしれません。
      なお、本書の説明は大変科学的。
      章の中では、最強の脳内物質「BDNF(脳由来神経栄養因子)」​のことにもふれられています。
      このBDNFは、有酸素運動で増えるらしいです。
      「有酸素運動」ってよく聞くけど、なんのことだかよく分からなかったので、
      調べました。
      「長時間継続して行う運動」のことなんですね。
    (↓調べた先
    大笑い
    ​​
    トレーニング:有酸素運動とは
     (健康長寿ネット、公益財団法人長寿科学振興財団)  
      ちなみに、p189には
      「性格も変わる
      と書かれていました。
      有酸素運動、強力すぎ。
    ​うつ病とまではいえなくても疲労感が抜けない、あるいは気がふさいで仕方がないといったことはないだろうか。
     それなら​外に出て走ろう​。​

    (p203より)
    大笑いはい。走ってきます!
      思い当たること、ありすぎです。


    本書を読んで、歩くよりも走る方が、気分をスッキリさせる効果が高いことが分かりました。
    僕は今までウォーキングはなるべくするようにしていたのですが、疲れるのが嫌なので走ることはしていなかったです。
    これを読んでからは、少しずつ、走るようになりました。
    ほんのちょっと走ったら疲れていますが、少しずつ体を慣らして、時間を増やしていきたいと思っています。
    次回、第5章は
    「記憶力」を極限まで高める
    の章です。
    運動にはこれだけイイコトがあるのに、さらに記憶力まで高まっちまうとは、びっくりです。
    これまた、興味深い内容です。
    では、また、次回!
    (つづく)

    ポストマップで近くのポストを見つけて、そこまで走ろう!
     (2023/01/04の日記)​※本書を知ってすぐに走り始めたときの日記です。大笑い

  • 「だからええねん。ありのままで」 ~尾崎里美『ちっちゃいおっちゃん』

    『ちっちゃいおっちゃん』は、とてもおもしろい本です。
    ジャンルとしては、自己啓発小説になると思いますが、とにかくオモロイ。大笑い

    『ちっちゃいおっちゃん 笑って学べる心のおべんきょう』
    (尾崎里美
    、カナリア書房、2010、税別1500円)
    「ちっちゃいおっちゃん」は、著者が神戸でおこなっているイメージトレーニングの登場人物らしいのですが、とにかく大人気だそうで、本書のような小説の形で読んでも、すごくおもしろいのです。
    本書については、​過去のブログ記事​で一度「感動した」と書いて以来、その詳細にはふれていませんでした。
    今回はひとつ、この本の内容に切り込んでみたいと思います。
    本書は、一言で言うと、「さえないオッサンが、関西弁の女の子に出会って、人生で大切なことについて教えてもらう話」。
    さえないオッサンの自分としては、主人公が自分とオーバーラップして、しかたありませんでした。(笑)
    女の子の名前は、のぞみちゃん。
    関西弁でツッコミが激しいですが、大切なことを教えてくれます。
    そのアドバイスの究極のところを、最終章第4章から、少しだけご紹介します。


    ​・「やる気なんかいらんねん。
      自分でどんどん”その気”になるんや。
      ”やる気”より”その気”やで​」

    (p138より)


    前回・前々回と、「やる気」の出ない子どもにどうやる気を起こさせるか、という話題を書いていましたが、改めて読み返すと、「やる気」を出させるというより、「その気にさせる」というものでした。
    「やる気より、その気」
    似ているようで、違います。
    「やる気なんかいらんねん」とキッパリと言い放たれると、なんだか、その気になってしまいます。大笑い


    ​・「正しい生き方なんてないんや。
      がんばらんでもええねん」
    ・「なにをしてもええねん」

    (p148より)


    究極の、承認。
    こんなことを言ってもらったら、そりゃあ、生き方、変わります!ぽっ


    ・「長所と短所は表裏一体。
      短所を裏返すと長所やねん。
      だから、短所を消したら長所も消えてしまう」
    ​・「だからええねん。ありのままで」​
    (p131より)


    この本を読んでから、僕の中で、次の歌がずっとこだまするようになりました。

    この歌、好きなんですよね。
    ​「ええねん。」​
    トータス松本さんは、僕が非常にご縁のある、兵庫県西脇市のご出身。
    ちょうどこのあいだ、彼の自伝を古本屋で見つけて、購入しました。
    よく知っている地名が出てきます。
    楽しんで読めそうです。

    『部屋の隅っこには恋のかけら​』
    (トータス松本、ぴあ、2011、絶版)
    オビより:「トータス松本の44年すべてを語り下ろした決定版」
    「なにしてもええねん」って言われたら、いっぱい行動できそうです。
    あっ。もう、その気になってるわ!大笑い

    尾崎里美さんの教え~『夢を叶える 0.1秒で人は変われる!​』
    (2021/03/27の日記)
    尾崎里美『幸せの真実 本当の自分に還る』 人間関係と心の問題を考える寓話
     (2021/03/01の日記)

  • 「いろいろな未来のオプションを考えること自体に治療的意味がある」~『心理療法の本質を語る』1

    ​​いよいよ、この本を紹介するときがきました。

    ​『心理療法の本質を語る ミルトン・エリクソンにはなれないけれど』​
    (森俊夫ブリーフセラピー文庫1)
    (森俊夫・黒沢幸子、遠見書房、
    ​2015,2200円)
    僕は森俊夫先生の弟子でも何でもありませんが、著書によって大きく影響を受けた一人です。
    本書を読んだときは、第1章がまるごと、僕の好きな演劇の話だったので、これまた感激しました。
    かなり詳しく演劇のことが書いてあって、これを機会に寺山修司の芝居DVDをネットで取り寄せて観た、というぐらい、またまた影響を受けました。
    僕という人間は森俊夫先生に操られているのかもしれません。
    実際にお会いしたことはないのですけど。
    今日は、森俊夫先生の遺された「心理療法の本質」から、「これぞ」という1点を紹介したいと思います。
    それは、「未来」に焦点を当てる、ということです。
    =============================
    『心理療法の本質を語る』
    読書メモ ロゴ​1​​

    ​​​(一応、p134(第4章の終わりまで)より。)​​
    ・未来って思ったようになる(p122)
    ​・とりあえず、いろいろな未来のオプションを考えること自体に治療的意味があるかもしれない。​
    ・最初はなんで予想課題で患者さんがよくなるのか、よくわからなかった。
    ​ でも、予想をすることで未来のオプションをつくっていたのよ。​
     (p123)
    ​​​​・​一直線でもないし、一方向性でもない。全部逆転できるんだよね​。​​​​(p125)
    ​​・何ならできるんですか?
     未来は思った通りになりますからね。
     思わない未来はできませんからね。
     今晩、どんな未来を思うんですか?
     これが心理療法なんですよ​​
    (p128)
    =============================
    過去のことで、思い煩っていませんか?
    未来は、あなたとイコールです。
    思わない未来は、こない。
    思えば、未来は、来るんです。
    僕の教育実践の中で、「よそうをしよう」というのがあります。
    予想を考えさせるから、結果がどうなったか、ワクワクしながら学習に参加するようになります。
    ひとごとでは、ありません。
    自分事として、自分の未来を、思いましょう。
    そして、未来の自分にとりもちをつけ、ひっぱられるようにして、未来へ飛んでいってください。
    ほら、意識を、未来へ!大笑い
    森俊夫先生のことを全くご存じない、という方は、安くて薄いブックレットでめちゃくちゃ面白く読める本がございますので、そちらをまずお読みください。(^^)
    その紹介は、僕のこのブログの最初期の頃にしています。
    ​▼​ブリーフ・セラピー(短期療法)は知る価値アリ!!(2006/6の日記)
    「なんだ、こんなカンタンなことだったんだ!」と笑っている自分、思い浮かびましたか?(^0^)

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