年度末です。
今日は、子どもたちに見せると、びっくりするかもしれない、
とってもお手軽なマジックを紹介します。
誰でも手軽にできるマジックです。
なんと、ペットボトルのフタが勝手に動きます。![]()

これは、手のひらの温度で中の空気が膨張して逃げようとするからですね。
僕は、温泉が好きなのですが、温泉から出た後にペットボトルのジュースを飲んでいて、偶然、この現象が起きました。
おもしろかったので、動画に撮っていました。
空気の傍聴について子どもたちに教えるときに、先生が演示して見せるといいかもしれません。
もしくは、単に子どもたちに見せる余興としてもいいかも?
せっかくなので、さっきYouTube動画にして一般公開しました。
ぜひ、コメントしてやってください~。(;^ω^)
https://youtube.com/shorts/WeHCjB4ZCAo?si=hbyv-M_YgGirtAZ0
![]()
▼<電子レンジと電磁波> (仮説実験授業の授業書)
(2016/10/09の日記)
投稿者: にかとま
-
【お手軽実験】怪奇!?勝手に動くペットボトルのフタ!
-
「兵庫県特別支援教育第四次推進計画」にパブコメが反映された!
2023年12月27日のブログ記事で、「兵庫県特別支援教育第四次推進計画」へのパブコメ募集の案内を記載しました。
▼兵庫県教育委員会が「特別支援教育に関する5か年計画」への意見を募集中!
(2023/12/27の日記)
その結果が、公式に公表されました。
▼兵庫県特別支援教育第四次推進計画(令和6年(2024)年3月)

(「兵庫県特別支援教育第四次推進計画」p2より)
提出された意見等の概要とこれに対する考え方も公表されており、県教育委員会が、パブリックコメントを真摯に受けとめて検討されたことが、伝わってきました。
パブコメされた人や、特別支援教育の今後についてご関心のある方は、ぜひ確認してみてください。
意見の具体的な内容を見てみると、「通常学級の場において、共に生き共に学ぶ、真のインクルーシブ教育」を求める声が多かった気がします。
僕が書いた意見もちゃんと取り上げられていて、感動しました。
ありがたいです。
-
言葉で表現すると、恐怖が減る。 ~アンデシュ・ハンセン『メンタル脳』その1
先月、久しぶりに大阪の梅田に行きました。
そこの巨大な本屋で買った本を、つい先日、読み終えました。
![メンタル脳(新潮新書)[アンデシュ・ハンセン]](https://i0.wp.com/nikatoma.fun/wp-content/uploads/2024/05/9784106110245_1_2.jpg?resize=298%2C477&ssl=1)
『メンタル脳』 (新潮新書)
(アンデシュ・ハンセン、新潮社、2024/1、1100円)
入り口近くに置いてあった、その本屋さんオススメの1冊でした。
新書サイズで、持ち運びもしやすいです。
大人向けの『ストレス脳』を、ティーンエイジャー向けに分かりやすく書き直したものです。
読んでみると、なるほど、いいことが書いてありました。
脳のしくみを、なぜそうなっているのかの背景も含めて、分かりやすく説明してくれています。
たとえば、こんなことです。
・話している相手が怒り出したら扁桃体は警報を鳴らします。
・扁桃体が働き出すと 心配と不安が募りますが、
「おや、この人は怒っているみたいだ。怖いな」と言葉で表現すると、
今度は 前頭葉の外側の部分が活発になり、
扁桃体を落ち着かせることができるのです。
(p70より)
話している相手が怒り出したら、冷静に「怒っているみたいだ」と言葉にする余裕はなくしてしまいそうですが、理屈としてはそうなんだ、ということを知っておくと、感情に流されずに、理性で対処することも、できるようになるかもしれません。
僕は、怒っている人がとても怖いので、大変勉強になりました。
#蛇ににらまれたカエルのようになります。
今度そういう人に会ったら、やってみたいと思います!
こうやって言語化することの効用は、後のページでも、書いてありました。
・安心出来る状況で恐ろしい記憶のことを口に出すと、その時の気分に記憶が色づけされ、少し恐怖が減ります。
何度も話すうちに ゆっくり少しずつ、しかし確実に恐ろしさが薄れていきます。
・つらい記憶にフタをするのはNG
(p89より)
持つべきものは友、そして、安心出来る環境ですね。
#両方ないなら、カウンセリングを受けに行くのも、よいです。
#こちらの話を傾聴してくれる人に対して話をすることが、大切。
僕は、人に話さずに内にためてしまうタイプですが、話すことで恐怖が減るということは、実感としてよく分かります。
こういうことは、知識として勉強しなくても、経験として分かっている人も、多いですね。
ただ、そういうことを知識として体系化して、こういった若者向けの分かりやすい本としてまとめてくださったのは、とても意義深いことだと思います。
ほかにも、役に立つ有意義な内容が満載です。
特に「メンタル」というキーワードに興味を持った方は、一度目を通してみては、いかがでしょうか。

▼アンデシュ・ハンセン『運動脳』その1 ~運動で、不安を軽減できる!!
(2023/02/07の日記)
↑1年前は、同じ著者のこの本を読んでいました! -
学級担任がカウンセリングを受けることのススメ
前回紹介した本『メンタル脳』の読書メモをもう少し続けていきたいのですが、その前に。
前回のテーマは、
▼言葉で表現すると、恐怖が減る。 ~アンデシュ・ハンセン『メンタル脳』その1
でした。
その中で、ハッシュタグ(#)を使って、僕は次の1文を書いていました。
#こちらの話を傾聴してくれる人に対して話をすることが、大切。
このことは本当に必要だと思うので、僕が以前にまとめた文章の中から、関連する内容をここに転載したいと思います。
僕が以前にまとめた文章というのは、『特別支援教育連携マニュアル』というものです。
学校における「支援」における「連携」について具体的な情報をまとめたものです。
その中から今回紹介する内容は、「学級担任がカウンセリングを受けることのススメ」です。

c 担任への心理的・精神的なサポート
学校での支援の大部分を担任が受け持っていることを考えれば、担任が元気でなければいくら支援体制を組んだところで機能しないということが考えられる。本稿で提案する児童・保護者を支える連携機関は、基本的に担任の相談やエンパワーメント、メンタルヘルスの面でも力になってくれるが、それに加えて担任のカウンセリングを行う専門機関を紹介しておく。
場合によっては担任が責任感を感じすぎて「頑張ろう」と思いすぎるがためにしんどくなっているケースもあるため、第3者が担任の言い分を聞くことに徹したり、リラックスを試みたりすることは有効であろう。
支援チームを組むうえで、支援者が倒れないことは大前提であり、そのためにチームとして役割分担をし、負担の軽減化を図っている。しかし、支援チームの中でどうしても担任は中心的な存在になってしまうので、その精神的負担が今のチーム体制でも軽減できないとなれば、直接的に担任をケアする機関に頼ることも考えるとよい。教員の精神疾患による休職は年々増加している。早めにケアを受ける必要性は非常に高いにもかかわらず1人でがんばりすぎてしまう傾向が強いので注意が必要である。
具体的なサポート機関として、たとえばT市のK診療所がある。内科と心療内科を併設しているので精神科の単科病院を受診するよりは気軽に受診することができる。診療のほかに、申請すればウォーターベッドによる全身マッサージや、音響効果によるリラックスも受けることができる。利用に際しては保険が適用され、経済的に心や体のリラクゼーションを図れる。
子どもに心の問題があると思った時に医療との連携を考えるのと同じように、支援者自身に心の問題があるという場合は心療内科やカウンセラーへの相談・訪問を臆することなく実行し、より悪くなる状態や、抜け出せなくなる状態に踏み込んでしまうことを防ぐことを考えよう。
人間だれしも良い状態の時と悪い状態の時がある。K診療所の精神科医であるI医師は、2014年1月28日の聞き取りの中で、「状態が悪い時に、状態がいい時と比べない。状態が悪い時は、状態が悪いなりに少しでも良かった時と比べるように」と言われた。「あのときは自分はこんなにできていたのに・・・」と今の自分を卑下するのではなく、同じように危機的状態にあったときに、少しでも気が楽になったり、持ち直せたりしたときのことを思い出すようにしたい。どうしても大変な時には気持ちを楽にする薬を処方してもらうなど、具体的な支援を受けることも必要である。
(僕が2014年にまとめた『特別支援教育連携マニュアル』内の記述による)
校内におられるスクールカウンセラーに話を聞いてもらうのも、いいと思います。
どうしても学校教職員は、子どもへの指導や支援が第一になって、自分のことがおろそかになってしまいます。
自分が安定していないのに、子どもたちが不安定になるのは、ある意味、当たり前です。
特に、経験の少ない担任に対して、周囲の先生方による指導や支援は日常茶飯事かもしれませんが、「話をじっくりおちついて聴いてもらうこと」「気持ちを聴いてもらうこと」は、もしかしたら、全くないかもしれません。
「あれは、どうなったの?」
「なんで、そんなことをしたの?」
「なにやってるの?」
先輩教員からそんなことばかり言われたら、子どもでも大人でも、気持ちがしんどくなって当たり前です。
#もちろん先輩方は親切心でこういった声かけをされています。
経験のない人に対して、そういったことを周囲の人が確認していくことも勿論必要なことであり・・・これは、なかなか難しい問題です。
特に、今の学校現場では、経験のない担任であっても、最初から教室をまるごと任されてしまいます。
ふだんどうやっているのかが先輩教員からは分からないので、どうしてもいろいろなことを実際どうやっているのかを確認されることが多くなっているのではないかと思います。
#職員室の中だけでなく、ありとあらゆる「仕事」のなかで、そういうことは起こっています。
#僕は経験的に、特に最初の頃はまったくうまくやることができなくて、周囲からの指導や支援は日常茶飯事でした。
#今考えるとありがたかったですが、当時はしんどかったりもしました。
こういった状況を考えると、カウンセリング的なことは、すぐ近くの周囲の人たちよりも、まったく無関係の、第三者的な人のほうがいいような気はします。
外国の場合、カウンセリングを受けることへのハードルが日本よりも低くて、気軽に話を聞いてもらいに受診しに行っている、ということを聞いたことがあります。
メンタルヘルスは、本当に大事です。
#たぶん、いちばん、大事です。
#すべてのことより
#最優先です。
思い当たるところがあった方は、ぜひ一度カウンセラーさんのところに行ってみられることを、おすすめします。
「聴いてもらうだけ」という、ただそれだけのことが、けっこうばかにできないのです。

▼[心理・カウンセリング・セラピー] カテゴリの記事 -
もっとも大事な2つは、「運動」と、「仲間との連帯」 ~アンデシュ・ハンセン『メンタル脳』その2
一昨日の『メンタル脳』読書メモは、「その1」とタイトルコールしていました。
今日が、「その2」です。(最終回です。
)
![メンタル脳(新潮新書)[アンデシュ・ハンセン]](https://i0.wp.com/nikatoma.fun/wp-content/uploads/2024/05/9784106110245_1_2.jpg?resize=298%2C477&ssl=1)
『メンタル脳』 (新潮新書)
(アンデシュ・ハンセン、新潮社、2024/1、1100円)
若者向けの本書ですが、以前僕が読んで感動した『運動脳』と同じように、運動の効用も分かりやすく紹介されていました。
「成績を上げた実験」という項目を引用します。
・週2回の体育の授業以外にも、生徒が毎日身体を動かせるように計画されました。体育の授業のない日には30分の運動の時間が組み込まれたのです。
・校長はこの「パルス(心拍数)・トレーニング」が生徒を最も強化したと感じたそうです。
・前ほどストレスや不安を感じなくなり、自信もついたのです。
(p130~131より)
『運動脳』でも、メンタル面における運動の効果が科学的に書いてありましたが、ここでもアンデシュ・ハンセンさん、やはり運動を推しておられます。
経験的に、僕も、大変うなずける話だと思いました。
一時期「朝の読書」というのがはやりましたが、「朝の運動」というのも、毎日の習慣として取り入れてみると、よさそうです。
「運動」のほかにも、『メンタル脳』が推しているものがあります。
本書の後半には、「笑うこと」について、特に、「みんなで笑うこと」について書いてありました。
「みんなで笑うことの意味」というところです。(p143~)
お互いに知り合いでない人たちであっても、みんなで笑うことによって、脳内に多くのエンドルフィンが放出され、痛みを我慢できる時間が増えたそうです。
「幸福」を感じている、ある部族について書かれているところも参照しておきます。
本書のまとめとしても使えそうな記述でした。
・(幸福度に)特に強く影響していること
「よく身体を動かしていること」
「仲間と連帯していること」
(p183)
一般には「運動」「質の良い睡眠」「友人」の3つがメンタルの不調から僕たちを守ってくれると言われているようですが、本書では、上の2つさえ満たされていれば不眠も非常に少ないということが書かれていました。
そうすると、もっとも大事な2つは、「運動」と、「仲間との連帯」ということになります。
今、学校教育の中でも、「1人で学ぶ」というスタイルから、「仲間と学ぶ」というスタイルへの転換がなされてきています。
僕も、そのスタイルを推奨しているひとりです。
子どもたちが幸せに学校生活を送るために、「運動」と、「仲間との連帯」は、意識して重視していった方がいいかもしれませんね。

▼アンデシュ・ハンセン『運動脳』その4 ~「運動以上に記憶力を高められるものはない」
(2023/02/10の日記)
▼アンデシュ・ハンセン『運動脳』その6 ~「体育の授業を毎日実施したら、●●でもよい成績を取った」
(2023/02/12の日記)