昨日の日記に、「予定通りにいかないことこそが面白い」と書きました。
それに関連して、自分の体験の中で、思い出したことがあるので、書きます。![]()
小学校2年生を担任したときのこと。
国語の単元で、音読劇をしました。
その年は2回目の2年生担任でした。
各教科の内容があらかじめ分かっていたので、最初から「国語」の物語単元は音読劇で通そう、と思っていました。
その一発目が、くどうなおこ作「ふきのとう」でした。

当時はインクルーシブ教育に先進的に取り組むA市にいました。
支援学級在籍のAさんも、クラスの中にいて、いっしょに国語の学習を進めていました。
Aさんには、音読劇の役割分担の中では、最後の方に出てくる、「こんにちは」だけを担当してもらいました。
日常的に使う挨拶の言葉ですし、5文字だけの、短い言葉です。
「これだったらAさんも言えるかな」と思っていました。
これは、タイトルにもなっている、ふきのとうのセリフです。
最後の場面では、たくさんのふきのとうが顔を出します。
他の子が次々と「こんにちは」を言った後、他の子たちをまねて、同じように言えばいいようにしていました。
発表会の本番当日。
Aさんも、ちゃんとはっきりとセリフを言えたのですが・・・
なんと、Aさんは、「こんにちは」を、「わ」ではなく「は」と言っていまいました。
思わず、みんながどっと笑いました。![]()
でも、それが、全然失敗を笑うような笑い方ではなく、心から楽しそうな、明るい笑いだったのです。
明るい笑い声が巻き起こったすぐ後、Aさんはもう一度、今度は「こんにちわ」と、言い直しました。
そして最後のナレーション。
別の子が、「もう、すっかり、春です」
で、幕。
期せずして起こったハプニングと笑いにより、フィナーレはより一層感動的なものになりました。
このことは、たぶん、一生忘れません。
クラスメイトたちのあの笑い声は、昨日のブログ記事の中で引用した
「あなたのありのままが面白いよね!」というメッセージ
そのものだったなあ、と思います。
子どもたちの世界は、ほんとうに、すてきです。![]()
投稿者: にかとま
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小2音読劇「ふきのとう」で起こった大感動の思い出
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GIGA時代の学びと、GIGA時代の職員研修 ~『GIGA完全対応 学校アップデート+』
次の本を読みました。

『GIGA完全対応 学校アップデート+』
(堀田 龍也ほか、さくら社、2022/6、税別1700円)
この本に出てくる「職員研修」の例は、新時代の職員研修のやり方だなあ、と思いました。
・校内研修では、読んでおくべき資料や、見ておくべき研修映像等をクラウドで共有しておき、各教師のタイミングで見て感想等をクラウド上に残すようにしておけば、集合して行う教員研修では話し合いから始めることができ、時間効率が良くなります。
(本書p15より)
これって、授業における「反転学習」と全く同じですよね。
(「反転学習」とか「反転授業」と呼ばれるものです。
僕がさっき文字入力して漢字変換したら「飯店授業」と出てきましたが、
それは、ちがいます。
いや、むしろそれはそれで、とても魅力的だけど。
)
以下は、僕が少し前にICTの学習会の講師で呼ばれたときに作ったスライドです。
↓

実際は完全にこういったかたちで実施されている授業や研修はまだ少なくて、「片足をつっこみかけている」というのが実情でしょうか。
たとえば、事前に動画などを視聴してから参加者が集まる、というのは、わりとされるようになったと思います。
GIGAスクールの1人1台端末が普及して、子どもたちに「家でこの動画をみておいてね」とリンクを共有しておくのも、手軽にできるようになりましたしね。
(まだまだ授業中に大型テレビで見せているケースの方が多いですが・・・。)
僕の勤務市の特別支援教育の研究授業は、昨年も今年も、授業のビデオを事前に見ておいてから、参加者が集まる形式でした。
時間効率以外にも、より多くの参加者に対応できるというメリットがありそうです。
子どもたちが数人しかいない教室を大人数の大人が取り囲んで授業を見学するとかはしにくいですからね。
ただ、その感想の集約までを事前にするところまでは、なかなかいっていないかな。
本当は、そこまでできるんですよね。
それだったら、誰がまだ見てないかとかもわかるし。
(もしかしたら、それが分かるのが、参加者には嫌がられるのかもしれないけど)
「事前に感想の集約」というのは、すごくいいのでは、と思う反面、文字入力したものを先に出してもらうというのが、なかなか進みにくいというのも、感じています。
対面で集まって、「この付箋に書いてくださ~い」と言うと、皆さんさっと書いて出してくれるのですが、Teamsとかで「コメント書いてくださ~い」と投げかけても、ほとんどコメントが返ってこないというのが、実感として、まだまだ多くあります。
新時代の研修や授業、なかなか一足飛びにはいきませんね。
いずれにしろ、大切な授業や研修の時間は、「対話」に使いたい、というのが一番の改革の要諦です。
せっかく集まっているんだから、対面で集まっていないとできないことに、時間を使いたい。
動画を見るのは、一人でもできるわけだし、教科書を読んでおくのも、家でもできることです。
リアルな対面授業の値打ちがほんとうに感じられる、その場で生み出される予想していなかった対話の重なりと、そこから深い学びに向かっていく高揚感。
これをぜひ重視したいですね。
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4年生に通潤橋のすごさを語ってきました!(^^;)
今日は4年生の教室に入って、黙ってようと思ったけど我慢できなくて、通潤橋のすごさを語ってしまいました。
「君たちの机が台地なんだ!
その上に田んぼがあるんだ!
水は床を流れているんだ!
低いところの水を、どうやって上の田んぼにあげるのか?
そんなこと、できるわけないんだ。
でも、それをやったんだ。
それが通潤橋だ!」
と熱く語りました。(^^;)

社会科に感動を❗️😄
ちなみに僕には、低いところの水が上に行くサイフォンの原理は、いくら勉強しても、なぜそんなことが可能なのかよく分かりません。。。
分からないから、よけいに「すごい」と思うのかな・・・。
(関連する過去記事)
▼「今朝の三枚おろし」で、感動的に語られた「通潤橋」
(2022/09/28の日記)
↑上で紹介している武田鉄矢さんのラジオ番組の開始から28分後に、「通潤橋」が出てきます! -
エデアル(個別課題用に作られたアプリだけど、集団利用もできそう!)
「エデアル」というWebアプリを教えてもらいました。
▼エデアル | 無料の知育ゲーム&アプリ (edeal-soft.com)https://edeal-soft.com/
多種多様なトレーニングが選べます。
まあ、言ってみれば、ゲームですけど。
「脳を鍛える大人の○○」をご存じの方は、それに近いのが無料でできる、と思っていただくと、イメージしやすいかもしれません。
すごくたくさんのメニューがあるので、ぜひチェックしてみてください。
特別支援教育で、かなり使えるWebアプリです。
もちろん、通常学級でも!
というか、このブログ記事を書いてみて初めて発見しましたが、通常学級の大きな集団の中でワイワイ言いながらやるほうが、ひょっとするともっと楽しいかも、という気がしてきました。
今まで、「これは個に合った個別課題をやるものだ」という認識でいたのですが、なんでも「みんなでやるのは、どうかな」という認識を持ってみたほうがいいですね。
新しい発見があるものです。
たとえば、「聞き取りクイズ」。

(画像は、公式サイトより)
集団の場で個別課題としてするなら、イヤホンがない場合は使いにくいですが、「注意深く聴く」というトレーニングができるのは、けっこう希少です。
いっそ、聞き取りテストのときみたいに、みんなで問題を聞いて、みんなで答えを言うのも、おもしろいかもしれません。
この「聞き取りクイズ」は、最初の方はかんたんですが、最後の方は、かなり難しくて、メモを取らないと絶対に答えられなさそうなハイレベルなものになっています。
僕は、覚えるのが苦手なので、絶対答えられません。
覚えるのが得意なあなたは、ぜひ挑戦してみてください。
実は、学期末ですが、小3のクラスで、「タブレットを使った授業をなんかやって」と頼まれています。
今度は、この「エデアル」を使ってみようかな、と思っています。
(通級では、わりと何度も使ってきました。
)
通常学級の教室でみんなで一斉に取り組むなら、「まねっこたいそう」は、かなり楽しそうだと思っています。

電子黒板に投影して、教室中のみんながそのポーズができるか挑戦するなんて、想像しただけで、楽しすぎます。
ちなみに、体操のポーズは、タップしなくても自動で切り替わります。
年齢層によっては、切り替わるテンポについていけないかもしれません。
僕は、自信ありません・・・。
まあ、でも、完璧にできなくてもいいわけだし、楽しんでやれたらOKですよね!?
ほかにも、でっかい画面に投影して、みんなでワイワイできそうなのが、あります。
「おぼえてタッチ」です。
ただし、このトレーニングは、代表児童1人に、前に出てきてもらいます。
でも、その子が分からなくなったら、「次はあそこだよ!」とか、見ている周りの子が、教えてくれそうな気がします。
1人ではできなくても、みんなの力を合わせると、めっちゃ先に進める、なんていう体験ができると、ステキですね。

ここで紹介した以外にも、ほんとうにたくさんのトレーニング(ゲーム)があります。
もちろん、個別課題として1人1台タブレットで思い思いのものに挑戦するのも、いいと思います。
それにしても、なんで、「エデアル」っていうのかな?
(関連する過去記事)
タブレットを使った出張授業の前回は、みんなで「アルゴロジック」をしました。
めっちゃ、楽しかった!
▼無料で誰でもできるプログラミングドリル「アルゴロジック」
(2022/10/06の日記) -
ルミナリエの代替行事で子どもたちの合唱を聴いてきました!
今日は神戸出張でした。
せっかく神戸に行ったので、ルミナリエの代替行事に行ってから帰りました。

ルミナリエは、阪神淡路大震災後の鎮魂の意味があります。
僕は最初それを知らなくて、ただのイルミネーションイベントだと思っていたのですが、震災の被災校に勤めたとき、ルミナリエと震災の関係を知りました。
今からもう18年くらい前のことです。
それ以来、ルミナリエには特別な思いを寄せるようになりました。
コロナ禍のため、ルミナリエ自体は今年も中止となりました。
でも、代替行事として音楽ステージが開催されるというのが、先週の神戸新聞に出ていました。
代替行事の名前は、「カッサアルモニカ/音楽の宝箱」↑「神戸ルミナリエ」中止で代替行事(神戸経済ニュース)
どこでやっているのか探すのに少し時間がかかりました。
市役所南の東遊園地の中の、一番南側で、やっていました。
「しあわせ運べるように」が、まるで僕を呼んでいるかのように響いてきました。
それはまさに、天使の歌声でした。
この音楽イベントは、いろんな団体やアーティストが交代で出演されているのですが、今日の夜7時からの時間に歌っておられたのは、神戸リーヴァ・ナ・ルーチェ。
神戸市立なぎさ小学校OB・OGによる合唱団だそうです。
この合唱団の声は、以前「しあわせ運べるように」の本が出たときに
CDに収録されていたとてもきれいな合唱の声そのものを思い起こさせました。
もちろん、同じ合唱団ではないのですが、その精神が脈々と受け継がれていると感じました。
失礼ながら神戸リーヴァ・ナ・ルーチェという合唱団のことは全く知らなかったのですが、とても高度な歌唱技術と、歌を楽しむ心と、歌を届ける気持ちの、すべてを兼ね備えた素晴らしい名演でした。

『しあわせ運べるように CDブック』 [ 臼井真 ]
僕は今までに著名なアーティストのコンサートも行ったことがありますし、
有名な合唱団のコンサートにも行ったことがありますが、
子どもたちの歌声が一番感動します。
それを、今日の合唱の声を聴いて、再認識しました。
最後の曲「群青」は、「東日本大震災の被災地の南相馬の子どもたちが作った」と紹介されていました。
東日本後に届けとばかりに気持ちの入った歌声が響きました。
子どもたちの表情から、声から、全身から、メッセージを感じました。
指揮者の先生の指揮にも、感動しました。
マスクは外して、思い切りよく口を開けたり、とても気持ちよく歌うお手本のような表情をされたりして、子どもたちに、強烈なメッセージを送られていました。
自分は、これだけのエネルギーをかけているものがあるだろうか、と反省させられました。
すばらしい歌声、すばらしい演奏でした。
行ってよかったです。
やっぱり僕は子どもたちの合唱を聴くのが、どんな歌声よりも、一番好きだな。
あまりにも感動したので、いつもはこんな遅い時間にブログを更新したりしないのですが、「これはぜひ書き残しておきたい」という思いに駆られました。
僕も、がんばらなくちゃね。
(関連する動画)(↑こちらは、神戸市立住吉小学校合唱部さんによる演奏です。
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