投稿者: にかとま

  • [算数]図形を描くことが苦手な子のステップ教材

    算数の勉強にはちょくちょく図形の勉強が出てきます。

    今うちの学校の5年生がやっている「図形の合同」もそのひとつ。

    ところが、中にはモノサシでまっすぐな線を引くことから苦手な子もいます。

    図形を描くことを基礎から楽しく練習するために、
    どんな教材があるのでしょうか。

     

    実は、「使えるか使えないかわからないけど買ってみた」
    という教材があります。

    大阪での特別支援教育士セミナーの研修会場で売られていたもの。

    視覚発達支援ドリルシリーズ 「点つなぎ」

     点つなぎ1  レベル2

      (→詳細は公式サイトを参照のこと。
         画像はリンク先より。)

     

    買った時から「この子に合ってるかな」と思っていた子に、
    試しにさせてみたら・・・

    「もっとする」

    「もっとちょうだい」

    のオンパレード。

    支援学級で一緒に学んでいる他の子にとっても抵抗なく取り組める教材であり、
    買っておいて大正解!の教材でした。

     

    ところがこれ、どこでも買えるような教材ではありません。

    もちろん、ネットで買うことはできますが、
    ネットだと現物の中身を見ながら選べない。
    授業で使うことを考えると、子どもに合っているかどうか、
    お店で実際に見て、確認しながら選びたい。
    (いくつかのレベルに分かれていて、何種類か出ています。)

    そこで、昨日神戸出張の折に、
    「神戸で一番大きな書店なら置いてあるだろう」と思い、
    探しに行きました。

    が、ありませんでした。(>。<)

    「せっかく来たのに・・・」とショックを受けましたが、
    これに代わる市販教材を見つけたので、買ってきました。

    くもんの「図形博士」

      
    あきびんごの 創造性を育てるドリル 図形博士
    (くもん出版、745円)

     くもんの「図形博士」 レベル2

     

    どちらの教材も、見本の図形が横にあり、ドット図にそっくりそのまま描き写す、というもの。

    「図形博士」のほうは、図形が動物の顔などの絵を表しているところが特徴です。

     

    算数の教科書で出てくる作図の問題は、
    方眼紙で「同じ図形になるように描いてみよう」 という課題。

    でも、これが難しい子は、少なからずいます。

    (1)形をとらえるのが苦手な子、
    (2)ナナメ線を引くときに始点がどこで終点がどこか判断しにくい子、
    (3)落ち着いて集中してまっすぐな線を描き続けることが難しい子

    そして、そもそもモノサシをあててまっすぐな線を引かない子(^^;)

    教科書のような作図課題にいきなりチャレンジさせず、
    上のような教材を使って、楽しんでいろいろな図形を描くことが
    最初のステップになりそうです。

    既製の教材に頼らず、子どもに合わせて自作するのもいいですね。

     

    ちなみに僕の場合はステップ2として大きめの3×3マスの方眼を用意。
    その紙に、マジックで描いた見本と同じ図形を描く、という課題を出しました。

    方眼紙になると始点と終点を見つけられなくなる子には、
    赤マジックでポイントとなる点にチョン、チョン、と色をつけて再チャレンジさせました。

     

    計算も、図形を描くのも、回数をこなして習熟することがけっこう大事です。

    もし図形を描く経験が足りないようなら、
    工夫ある教材で楽しみながらどんどん描くことをうながすのも、いいんじゃないでしょうか。

     

     

  • [特別支援教育]全国コーディネーター会議in神戸

    本日、地元神戸で、「全国コーディネーター会議」がありました。

    私はコーディネーターではないですが、参加してきました。

    北海道や沖縄から参加された方もあるという全国規模の会でした。

    それなのにあろうことか自宅から自転車で行って参加してきました。(^^;)

     

    主催は「兵庫教育大学」です。

    兵庫教育大学は、「特別支援教育コーディネーターコース」というのを
    開設しています。

    現職教員がコーディネーターとしての専門性を身につけるためのコースです。

    それだけでなく、「全国の特別支援が今どれくらい進んでいるか」調査したり、
    専門の研究誌を発行したりしています。

    全国の「特別支援」のリーダーシップをとる気まんまんのようです。

    先週行った神戸大学も、今日の主催の兵庫教育大学も、
    「特別支援教育推進」のためにいろいろがんばっているようで、
    地元の私としては「これは利用価値があるかも」とほくそえんでいます。(^^)

     

    会議は、文部科学省の方や地域の支援事業を主導している方、
    通級指導教室の先生など、各立場でご活躍の方のお話を聞くことが主でした。

    そういった先生方のお話を聞くと、体制作りはかなり進んできたようです。
    ただ、「コーディネーターの指名が全部の学校で済んだ。設置率100%」という県でも、
    実際に保護者に質問したら
    「うちの学校にはコーディネーターなんていないよ」
    と回答されることがけっこう多い、という現実にも一方でふれられました。(^^)

    「名前の上では、形の上では、いちおう整ってきた」というのが現状であって、
    それぞれが行動できているか、周囲にも認知されているか、
    具体的に何かをしているのかといったことは、
    まだまだこれからのようです。ふ~む。。。

    午後のシンポジウムでは、
    大阪府全体のコーディネーターとして主体的に動かれた
    伊丹昌一先生という方がお話をされました。

    この方の話は声に力がこもっていてなかなか意気が伝わってきました。

    今はフリーの立場になったので、私立の学校にも巡回相談に行ってるんだそうです。
    年休を取って。(笑) 

    そういった枠を越えた連携・協働のために「公務」の範囲を超えて活動されている先生は素直に尊敬します。

    その一方で、結局「枠」にしばられた活動しかできないという
    「体制」には非常に疑問を持ちます。

    子どものことを考えたら「移行支援」は大切だし、
    「私学」との連携も大切でしょう。
    (「移行支援」は姫路の地域の支援事業のリーダーシップをとっておられる宮田広善さんが言っておられました。国の方針か何かに「移行支援」のことを入れようとかなり強く働きかけたそうですが、除かれたそうです。・・・。)

    いろんなしがらみがあって、「公立幼・小・中・高」以外とは
    なかなかつながりにくいのが現状です。
    まあ、まずは「公立幼・小・中・高」の中での体制作りが先だとは思いますが。

    こんなふうに、会議自体には、
    いろんな立場のいろんな意見が出されたので大変参考になりました。

    ただ、会場の方からの意見は最後にちょっとだけ聞かれるにとどまり、
    それは残念だったかな、と思います。

    会場からの意見は、さすが現場で実際に悩まれている方だけに、
    さらに「地に足がついた」意見だったように思います。

    大阪の養護学級の先生が
    通常学級でのさりげないサポートにどんなものがあるか
    について質問されたのに、その回答が全然答えになってなかったのには
    がっかりしました。

    幸運なことに、尊敬する岡山の青山先生に会場でお会いし、
    会議が終わった後もお話をすることができたのですが、
    青山先生も「今いる学級の中でまわりとどうつなぐか」の重要性を指摘され、
    今回の会議にそういった議論がぬけていたのを残念に思われていました。

    「特別に障害のある子にどうするのか」といった論調のみで
    「特別支援教育」をすすめてほしくないな、と思っています。

    青山先生のほかにも、北海道や名古屋・東京・香川など、
    多方面で実際に教育現場でご活躍の先生方、
    また地元神戸の保護者の方と、いっしょにお食事をすることができました。
    この会のほうが、ナマの情報がいろいろと聞けておもしろかったです。(^^;)

    ※青山先生の著書、超おすすめですので前にも紹介しましたが
     またまた紹介します。 
     今まで気づかなかった新しい切り口で子どもの行動を見てみるということを、
    具体的にわかりやすく、事例を通して書かれています。

    特別支援教育を創る!
    ~子どもを見つめる確かなまなざしと暮らし支援~
     

     4月にも、先生のコーディネートで、新刊が出るそうです。
     その内容は、たぶん今もっとも必要とされている内容ではないかと思います。
     通常学級の先生方が「さりげないサポート」でアスペルガー等の発達障害のある子を含めて学級経営をとてもうまくなさっているケースについて、実際の学級担任が書かれた本だそうです。

  • [本日]障がい者という言葉のない社会をつくる講演

    昨日、兵庫県福祉センターに行き、そこでのチラシで知りました。

    本日10/26(土)午後13時から、尼崎で講演があります。

    今からならまだ間に合う?

    事前申し込みが推奨されていますが、当日いきなり行っても入れてくれるかもしれません。

    貴重な講演だと思います。

    興味のある方は、どうぞ。

     ▼公式詳細

    ==========================

    「障がい者という言葉のない社会をつくる」

    株式会社ウイングル 代表 長谷川 敦弥 講演

    13:00~14:30

    関西国際大学 尼崎キャンパスにて

    参加無料

    ==========================

    障がい者の就労を考えるうえで、
    株式会社ウイングルの取組は非常に興味深いです。

    参考リンクとして、ウイングルの求人情報にリンクを貼っておきます。
    http://employment.en-japan.com/desc_492250/

    僕は聞きにいけませんが、行かれた方がいらしたら、
    内容をお知らせしてもらいたいです。(^^)

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  • [教材・教具] カテゴリの記事一覧

    こんな表示ができるなんて、知らなかった!

     教材教具カテゴリ記事一覧
    http://plaza.rakuten.co.jp/kyouikuuseful/diary/ctgylist/?ctgy=16
    過去記事から読みたい記事を探すときに、とっても便利!
    他のカテゴリにも飛べます。(^^)

  • [iPad]分数を直感的に理解する! 楽しいアプリ「Motion Math 」

    この時期、5年生が分数の問題と格闘しています。

    分数はイメージができていないと
    文章問題で、てんでありえない答えを出してしまったりします。

    「分数嫌い」が見られるお子さんがいる場合、
    以下のようなiPad用アプリを試してみてはいかがでしょうか?

    僕も偶然見つけたのですが、
    やってみると、驚くほど、すごくよくできています!

    iPad本体を傾けながら、はねるボールをあっちやこっちに動かしていきます。

    そうやって、「2分の1」などの分数表示にちょうどいいポイントに
    ボールを当てるのです。

     iPad スクリーンショット 1
     (アプリ販売公式サイトの写真より転載)

    文章だけでは伝わりにくいので、
    詳細は動画付きで紹介してある以下のサイトを見てみてください。

    [iPad] 動く算数 – Motion Math HD: 教育理論に基づき制作。
          子どもが楽しく算数を学べます!
      (AppBank記事)
     

    開発したのはスタンフォード大学だそうです。
    大学で開発した教育アプリが、まるでゲーム制作会社が制作したような
    楽しい仕掛けに富んだものなのに驚きました。

    やっぱりこれからは楽しくお勉強をする時代ですね!(^^)

     

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