[特別支援教育]全国コーディネーター会議in神戸

本日、地元神戸で、「全国コーディネーター会議」がありました。

私はコーディネーターではないですが、参加してきました。

北海道や沖縄から参加された方もあるという全国規模の会でした。

それなのにあろうことか自宅から自転車で行って参加してきました。(^^;)

 

主催は「兵庫教育大学」です。

兵庫教育大学は、「特別支援教育コーディネーターコース」というのを
開設しています。

現職教員がコーディネーターとしての専門性を身につけるためのコースです。

それだけでなく、「全国の特別支援が今どれくらい進んでいるか」調査したり、
専門の研究誌を発行したりしています。

全国の「特別支援」のリーダーシップをとる気まんまんのようです。

先週行った神戸大学も、今日の主催の兵庫教育大学も、
「特別支援教育推進」のためにいろいろがんばっているようで、
地元の私としては「これは利用価値があるかも」とほくそえんでいます。(^^)

 

会議は、文部科学省の方や地域の支援事業を主導している方、
通級指導教室の先生など、各立場でご活躍の方のお話を聞くことが主でした。

そういった先生方のお話を聞くと、体制作りはかなり進んできたようです。
ただ、「コーディネーターの指名が全部の学校で済んだ。設置率100%」という県でも、
実際に保護者に質問したら
「うちの学校にはコーディネーターなんていないよ」
と回答されることがけっこう多い、という現実にも一方でふれられました。(^^)

「名前の上では、形の上では、いちおう整ってきた」というのが現状であって、
それぞれが行動できているか、周囲にも認知されているか、
具体的に何かをしているのかといったことは、
まだまだこれからのようです。ふ~む。。。

午後のシンポジウムでは、
大阪府全体のコーディネーターとして主体的に動かれた
伊丹昌一先生という方がお話をされました。

この方の話は声に力がこもっていてなかなか意気が伝わってきました。

今はフリーの立場になったので、私立の学校にも巡回相談に行ってるんだそうです。
年休を取って。(笑) 

そういった枠を越えた連携・協働のために「公務」の範囲を超えて活動されている先生は素直に尊敬します。

その一方で、結局「枠」にしばられた活動しかできないという
「体制」には非常に疑問を持ちます。

子どものことを考えたら「移行支援」は大切だし、
「私学」との連携も大切でしょう。
(「移行支援」は姫路の地域の支援事業のリーダーシップをとっておられる宮田広善さんが言っておられました。国の方針か何かに「移行支援」のことを入れようとかなり強く働きかけたそうですが、除かれたそうです。・・・。)

いろんなしがらみがあって、「公立幼・小・中・高」以外とは
なかなかつながりにくいのが現状です。
まあ、まずは「公立幼・小・中・高」の中での体制作りが先だとは思いますが。

こんなふうに、会議自体には、
いろんな立場のいろんな意見が出されたので大変参考になりました。

ただ、会場の方からの意見は最後にちょっとだけ聞かれるにとどまり、
それは残念だったかな、と思います。

会場からの意見は、さすが現場で実際に悩まれている方だけに、
さらに「地に足がついた」意見だったように思います。

大阪の養護学級の先生が
通常学級でのさりげないサポートにどんなものがあるか
について質問されたのに、その回答が全然答えになってなかったのには
がっかりしました。

幸運なことに、尊敬する岡山の青山先生に会場でお会いし、
会議が終わった後もお話をすることができたのですが、
青山先生も「今いる学級の中でまわりとどうつなぐか」の重要性を指摘され、
今回の会議にそういった議論がぬけていたのを残念に思われていました。

「特別に障害のある子にどうするのか」といった論調のみで
「特別支援教育」をすすめてほしくないな、と思っています。

青山先生のほかにも、北海道や名古屋・東京・香川など、
多方面で実際に教育現場でご活躍の先生方、
また地元神戸の保護者の方と、いっしょにお食事をすることができました。
この会のほうが、ナマの情報がいろいろと聞けておもしろかったです。(^^;)

※青山先生の著書、超おすすめですので前にも紹介しましたが
 またまた紹介します。 
 今まで気づかなかった新しい切り口で子どもの行動を見てみるということを、
具体的にわかりやすく、事例を通して書かれています。

特別支援教育を創る!
~子どもを見つめる確かなまなざしと暮らし支援~
 

 4月にも、先生のコーディネートで、新刊が出るそうです。
 その内容は、たぶん今もっとも必要とされている内容ではないかと思います。
 通常学級の先生方が「さりげないサポート」でアスペルガー等の発達障害のある子を含めて学級経営をとてもうまくなさっているケースについて、実際の学級担任が書かれた本だそうです。

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