カテゴリー: 特別支援教育

  • (講演)9月12日 「発達障がいの当事者からの発言」 兵庫県三木市

    来週土曜日、
    9月12日に、兵庫県三木市でセミナーがあります。

    発達障害当事者の笹森理絵さんのお話が聞けます。

     三木市障害者相談支援センター 市民向けセミナー
     (Wordファイルです。)

    以下、転載。
    ===========================

    三木市障害者相談支援センター 市民向けセミナー 

    演 題

           「発達障がいの当事者からの発言」

                            ~こんなふうに感じているのです~   

    日 時:平成21年9月12日(土)13時00分~(受付12時30分より)

    場 所:三木市立教育センター4F 大研修室(無料駐車場あり)

    定 員:90名

    参加費:無 料

    主 催:三木市障害者相談支援センター

    共 催:三木市
    ===========================

    僕の同僚の先生が、この方の話を聞かれて
    「すごくよかった。」
    と言われていました。

    本も出されています。


    ADHD・アスペ系ママへんちゃんのポジティブライフ 発達障害を個性に変えて』
    (笹森理絵 、明石書店、2009、1500円)

    ブログも書かれています。

    1センチでも前へ!!笹森理絵です♪

    僕自身はお会いしたことがないので
    できれば行きたいのですが、まだ都合がはっきりしません。

    もし行かれる方がありましたら、
    ぜひどんなお話だったか、教えてくださいね♪

     

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  • (新聞記事)デジタル教科書:難読症向け、日本でも供給開始

    少し前にブログに書いたデイジーが、
    新聞でも取り上げられたようです。

    →8月19日の日記
     「DAISY(デイジー)で、「文字を読む」行為を圧倒的に支援する!

    デジタル教科書:難読症向け、日本でも供給開始…市民団体
      (毎日新聞)

    以下、抜粋して引用します。

    ============================
    ・文章を画面で表示しながら音声で読み上げるソフト
    デジタル(マルチメディアデイジー)教科書」の無償ダウンロードが今夏、
    日本で始まった。

    ・全国の市民団体がネットワーク化して提供。

    今後、利用が広がる可能性があり、関係者は国や出版社の支援を求めている。

    ・デイジー教科書はパソコンの専用ソフトを利用し、教科書を朗読して録音し、文章を入力。カラオケ画面の歌詞のように、音声が読み上げた文字の色が変わっていく

    ・8月現在、共有した教科書は要望の高い国語や社会を中心に
     小中学生用55種類に達し、利用者は約200人に上る。
    ============================

    僕も申請中です。

    デイジーの会の方も言われていましたが、利用者数は今の200人から
    また爆発的に増えるかもしれませんね。

    一昨日、校内の研修で「電子黒板」のことをとりあげました。
    「電子黒板」が学校に配置されるようになるなど、
    デジタル関係を学校の授業に利用することが
    当たり前のようになる時代が、すぐそこまで来ています。

    必ず使わなければならない、というものではありませんが、
    使うことによって、子どもたち自身に学習内容が入りやすかったり、
    分かる楽しさや共に学ぶ楽しさがいっそうあじわえるものであれば
    教師としてはそういうものを知って、
    場合によれば使えるようにしたいものだと思います。

     

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  • 「通常学級内での通級担当による支援」

    7月1日にインクルーシブ教育の学習会で話をしてくれ、と頼まれています。
    ここ1か月ぐらいは、その準備をいそいそと進めてきました。
    今回は、そこで配布資料として配ろうとしている、僕の過去の発表原稿の中から、一部を抜粋してお届けします。
    今回のテーマは、「通常学級内での通級担当による支援」です。ウィンク


    通常学級内での通級担当による支援
     通級担当は必要に応じて通常学級の授業に入り,対象児童だけでなくクラス全体の指導に関わることもある。通級対象児童が普段の授業でも安心して過ごせるように,通常学級の授業に通級担当等が支援に入ることは重要である。
     私は通級担当として,常に「通常学級の中で対象児童が安心して過ごせること」を念頭に置き,それをめざしてきた。別室指導ありきではなく,現在学習中の単元内容や当日の授業の予定内容を担任から聞き,「クラスでみんなとやるか,別室でやるか」を決めていた。本人の意見を聞いて決めることも多かった。子ども自身がどこで学ぶかを決める権利をもっていると考え,それを尊重することは,子どもの権利条約や障害者の権利条約を踏まえれば,非常に重要であると考えている。
     クラスの中で授業を受ける場合は通級担当がクラスでの授業を観察したり,授業中の支援をおこなったりすることで,普段の対象児のクラスでの学びを支えることにつながった。それは,たとえばクラスの中でどういうことで困っているかを見取って,「こうしてみれば」と適宜提案したり,クラスメイトとの関係の仲立ちをしてペア学習やグループ学習がどうすればスムーズに進むかの支援をおこなったりすることによってである。
     具体的にクラスへの入り込み支援で使用していた支援ツールとして,「​携帯用筆談ボード​」があった。これは本来聴覚障害のある者のコミュニケーションのためのものであるが,書いたり消したりが瞬時にでき,視覚支援をするうえで大変使い勝手が良かった。支援者がヒントを書いて見せるといった使い方のほか,児童本人にこのボードに書かせることもあった。ノートに書くよりも大きな字で,その文字だけを目立たせて書くことになるので,漢字の確認や筆算の手順の確認などに有効であった。
    (2018 N市人権教育大会レポート「読み書きに困難のある子の学習保障」より抜粋)


    「通級担当」が日本全国で増えています。
    僕は、「通級担当」は、通級の部屋で待っているだけでは、あかんと思っています。
    子どもたちはふだん、どこで過ごしているのでしょう?
    子どもたちがふだん過ごしている教室に入ることなしに、ずっと別室で待機していては、子どもたちの普段の学校生活の改善に、結びつきにくいのではないでしょうか。
    子どもたちのふだんいる教室に入ることは、とっても重要なことです。
    僕は今日も通級対象のお子さんがいる教室に、入ってきました。
    その子だけを見るのではなく、教室内を影武者のように動き、いろんな子の観察記録を書きながら、一時的に声掛けをしたり、支援をしたり、して回りました。
    同じように「支援」を仕事にしている方々に、もしも参考になるところがあれば、幸いです。ぽっ
    2023.6.29追記↓
    在籍学級内で学びが保障されることが、「インクルーシブ教育」の観点から言っても、必要なことであり、大切なことであると思っています。
    「通級は別室でその子に合った自立活動の授業をするもの」という捉え方が一般的だと思います。
    それを全面的に否定するわけではないものの、それだけになってしまうとクラスでの子どもたち同士での学びにつながっていきません。
    特に、近年は学級担任が不足しており、担任経験が浅い方が担任をされていて、いろんな子どもたちに対応した臨機応変な授業の工夫がされにくい実態があり、通級担当者がクラスに入っていって担任や子どもたちの実際の学びを「学びにくいAさんも一緒にできるようにしていく」ことが、よりいっそう求められているように思います。

  • 「個別の指導計画」はどうあるべきか?~イタリアやカナダのインクルーシブ教育をふまえて~

    昨日は、かなり「たいせつなこと」を書いた気がしています。ぽっ

    「大切なことは、なにか」 ~『イタリアのフルインクルーシブ教育』などから 
    今日も、昨日の話題の続きです。大笑い
    8/11のカナダのインクルーシブ教育学習会で、「個別の指導計画」の話題も、ちらっとだけ出ていました。
    #「個別指導の計画」ではありません
    「個別の指導計画」は、子どもひとりひとりについて書かれた、個別の目標や手立てを具体化していくもので、日本でも、チームとして「特別支援教育」に取り組んでいくにあたり、大変重要なツールであるとされています。
    以下は、文科省が示している様式例の1つです。
    (​文部科学省「個別の指導計画の様式例」​より例6のものを転載。)
    書類の様式<例6>
    外国の場合は、「個別の指導計画」の元になった英語である「IEP」という呼称が使われることが多いようです。
    「IEP」というのはけっこう便利な言葉で、僕は自分用のメモの時にはわりとこの言葉を使っています。
    手書きにメモを書くときには格段に速く書けるので、研修の時のメモ書きの時には「個別の指導計画」と書かずに「IEP」と書くことが多いです。ぽっ
    #厳密には、日本の「個別の指導計画」と外国の「IEP」は、ちょっと違う

    ​8/11のカナダのインクルーシブ教育学習会では、チャットで、教師による「指導」の計画ではなく、子ども主体の「学習計画」になるといい、という意見がありました。
    鋭い指摘だと思いました!びっくり
    それを受けて、外国では「個別の指導計画」が2段構えのものであることが、チャット上で別の方から、説明されていました。
    海外のIEPは、指導側と学習側の2段構造になる。」とのことでした。
    そうなんだ!
    「個別の指導計画」については、僕自身も、かなりこだわって取り組んでいるところがあります。
    僕は通級指導を担当していますが、子どもの記録を挟み込んでいく記録ファイルの裏表紙には「個別の指導計画」を添付しており、いつでも参照できるようにしています。
    指導の場においていつでも確認できるようにしているというのは、けっこう重要なことかと思っています。スマイル
    カナダでは「IEP」は、「リソースティーチャー(支援担任のような存在)が、担任と協力して作成する」と説明されていました。(8/11の池野さんの話による)
    子ども本人が、自分の字で書いていることもあるそうです。
    イタリアでは「個別の指導計画」は、「PEI」と言うそうです。
    昨日ブログに書いた『イタリアのフルインクルーシブ教育』には、次のような記述が見られました。


    ・教育実践の場においては、「特別な教育的ニーズ」を要する生徒への教育は、「個別教育計画」(PEI)に基づいて実施されるが、2020年に公表された省令では、「個別教育計画」の作成にあたっては、ICFの概念モデルを活用することが義務づけられている。
    (p299より)




    『イタリアのフルインクルーシブ教育 障害児の学校を無くした教育の歴史・課題・理念』
    (アントネッロ・ムーラ
    、大内紀彦 訳、大内進 監修、明石書店、2022、2700円)
    (参考リンク)
    ▼​ICF(国際生活機能分類)-「生きることの全体像」についての「共通言語」-
     (国立長寿医療センター 研究所 大川弥生、PDF資料)
    「個別の指導計画」を意味のあるものにして、活用をほんとうに進めていくためには、「ICFの概念モデルを活用する」とか「学習者視点のものにする」「本人が参画するものにする」といったことが、必要になってくると思いました。スマイル
    「障害」を「医学モデル」ではなく「社会モデル」として捉え、インクルーシブな環境下で本人の思いや願いをどう実現していくか、そういった方向性に「個別の指導計画」を役立てていけるといいですね。ウィンク

    具体的な評価や記録を(通知表と個別指導計画)
     (2006/12/17の日記)

  • アメリカの支援教育は当事者参画が当たり前! (​LD学会広島大会の川合紀宗先生のご講演より)

    この3連休は​LD学会の広島大会​が開催されています。

    僕は、現地ではなくオンラインで動画視聴。
    仕事がたまっていて広島に行っている状況じゃなかったので、オンライン参加にしておいてよかったです。
    #広島は行きたかった。
    #広島焼き食べたかった。

    講演動画が山ほどあって、びっくりしました。
    持ち帰り仕事の目処がついたので昨日から見始めています。
    アメリカの支援教育やゲーム障害への対応などについて、詳しい話が聞けました。ウィンク
    #ゲーム障害の子のための体操は自分でやって効果を確かめたよ。
    #ゲーム障害の講演を聞いて運動しないとと思って散歩に出かけたよ。
    LD学会では国内のことだけでなく、海外の支援教育の実情も、よく報告されています。
    特に今回の広島大会では、アメリカのIEP(個別指導計画)に絞って報告された広島大学の川合紀宗(かわいのりむね)先生のご報告が、とりわけ視聴しがいのある内容でした。
    米国のIEPはどのように作成されているのか 経験者は語る」という講演動画です。
    インクルーシブ教育に詳しい落合俊郎先生のご紹介を受けて登壇されました。
    そういったところからも、インクルーシブ教育につながるお話がきけるかと、期待しながら視聴しました。
    「まずは通常級でできることをやってみる」
    「勝手に専門家だけで決めてはいけない。IEPミーティングには、保護者・本人も入ることが重要。」
    「日本は障害があるかないかの2層で考えがちだが、アメリカは3層で、フォーカスを当てて支援をしている」​RTI​の考え方)
    「IEPフォームの中にアコモデーションやモディフィケーションの枠は以前はなかったが、追加された」
    などのことが、語られました。
    日本が参考にすべき点がたくさんあるんじゃないか、と思いました。
    お話の中では「アメリカはインクルーシブ教育を重視しているけれど国連の言うとおりにはしたくないので障害者権利条約は批准しない。むしろ国連より先んじたことをやりたい」ということも語られました。
    アメリカの人間っぽいところが感じられて、おもしろかったです。大笑い
    LD学会は会員数が多く、発達障害関係の多岐にわたる最新情報を定期的に入手することができるので、学びたい人にはおすすめです。
    今回の大会のオンライン参加のみを今から申し込むこともできます。
    気になる方はこのブログ記事の冒頭のリンクから、大会ホームページに行ってみてくださいね。ぽっ

    オンラインのLD学会は、参加障壁が低い!(^0^)
     (2021/12/08の日記)

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