「赤ちゃんを抱っこするように物を扱う」 ~『今日、誰のために生きる?』その4
昨日のブログ記事のタイトルは、「日常を丁寧に過ごす」でした。
今日も、それに関連する内容を、以下の本の中から、拾っていきたいと思います。
『今日、誰のために生きる? 』
(ひすいこたろう・SHOGEN、廣済堂出版、2023/10、税別1600円)
↓過去記事はコチラ。
▼第1回:「いかに無駄な時間を楽しむのか」
▼第2回:「抱きしめるようにして話すんだよ」
▼第3回:「日常を丁寧に過ごす」
昨日のブログ記事で参照したページに至る前に、「丁寧に過ごす」ということを、とても腑に落ちやすいたとえで表現されているところがありました。
今日は、そこを紹介します。
以下のところです。
・目の前の物に対しては”赤ちゃんを抱っこするように”扱いますし、
目の前にいる人に対しては”抱きしめるように”話します。
(p106より)
「抱きしめるように話す」については、本書の第2回の読書メモで取り上げました。
「赤ちゃんを抱っこするように物を扱う」というのは、今回初めて紹介する内容です。
僕は、これまで、物をかなりぞんざいに扱ってきました。
特に、仕事で疲れていると、家に帰ると、物を放るように扱うことも、あります。
布団の上にケイタイを放るのは、日常茶飯事です。
でも、この本を読んでから、少しは、物の扱い方を気をつけようと思うようになりました。
仕事帰りはともかく、朝ならまだ疲れていないので、朝ご飯のパンにぬったジャムやスプレッタブルを冷蔵庫に片づける時には、ゆっくりと大切に冷蔵庫まで運び、愛おしむように冷蔵庫の中にしまうようになりました。
すると、ほんのそれだけのことなのですが、自分も大切に扱われているような、しあわせな気持ちになるのです。
自分が物を扱う、その扱い方が、そのまま自分に返ってくるのを、実感しました。
皆さんも、騙されたと思って、やってみてください。
愛を持って物を扱うことで、愛されている感覚に陥りやすくなりますよ。
ぜひ、試してみてくださいね。
それでは、また!
▼鳥山敏子『賢治の学校』その2 ~「いっさいのものと比べない」
(2021/12/03の日記)