インクルーシブ教育関係の雑誌記事「国連からの勧告どうするの」
昨日は、インクルーシブ教育関係の動画の紹介をさせていただきました。
そのつながりで、最近読んだ特別支援教育関係の雑誌の中の、「インクルーシブ教育」に関する印象的な記事を、追加でご紹介します。
11月2日のブログ記事で紹介した、次の雑誌に載っていたものです。
『LD ADHD&ASD』2023年10月号
(明治図書出版、990円)
この雑誌にはいろいろな著名な先生がたが寄稿されているのですが、今回特に取り上げたいのは、坂井聡先生の記事です。
「ほっこり日記」というコーナーの、くだけた感じでラクに読めるように書かれた記事なのですが、それだけに、僕はすごく身近に感じられた内容でした。
タイトルは、「国連からの勧告どうするの」。
勧告については、研究者の方々による考察など、いろいろな記事や主張がすでにありますが、坂井聡先生の記事は、「ちょっとちょっと、サトシさん、知っていましたか?」で始まる、なんともユーモラスな、雑談的な話し言葉での記事でした。
その中の、特に印象的だった一節が、こちらです。
「サトシさんのいる学校は、主流と言われている人たちだけを対象とした学校になっていないか」と問うこと
(同誌p60より)
インクルーシブ教育を考えるうえで、とてもとっかかりになる、シンプルな問いかけだと思いました。
こちらの記事を読んで、自分の学校はどうかな?と考えてみるのは、いかがでしょう?
▼7/22の豊中のフルインクルーシブ教育に関する学習会を視聴して
(2023/07/25の日記)
▼「インクルーシブ教育」がなぜ必要なのか~『「共に生きる教育」宣言』などから考えるその2
(2023/07/08の日記)
▼「教室で学ぶことの本質」とは~『教師をどう生きるか堀裕嗣×石川晋』その1
(2023/05/18の日記)