通級担当による「支援体制」に関する発表「つながる つうきゅう」

昨日は「高校通級」の研究会で実践発表をしてきました。
高校で通級指導が開始されて、5年になるそうです。
少しずつ広がってきた感があります。
僕は、「通級」は、少なくとも現状の日本では必要だと思っています。
それは、困っている子どもたちを助けるものになると同時に、通常学級の教師のあり方や授業のあり方に影響を与えるものだと思っているからです。
僕の発表は、
「少なくとも兵庫県のLD通級担当者は、『学校生活支援教員』という名前であるのだから、当初より児童生徒の学校生活全体を支援する立場にある。
 学級担任への助言や提案も、積極的に行う。
 その教室に入っていき、ティームティーチングを行うこともある」

というものでした。
通級指導は児童生徒一人あたり週1時間だけのことが多く、その時間に該当の子どもに個別で指導するだけで状態が改善するといったことはなかなか難しいのが実情です。
だからこそ、その子どもが普段学び生活している通常学級の教室のことを常に念頭に置き、その教室にかかわっていき、担任とともに普段の授業・普段の学校生活の改善を図っていかなければなりません。
そのことは以前雑誌に寄稿した際にも書かせていただきました。
昨日の発表のスライドのうち何枚かは表に出してもいいと思えるので、ここに掲載します。
多様な子どもたちが安心して学び生活できる教室になるよう、通級担当者がどれだけのことができるのか。
通級担当者がどんどん増えていっている現在だからこそ、大事にしていってほしい視点です。









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