児童文学おすすめ本:上條さなえ『わたしとママのチョコレート物語』

実家の母のおすすめ本、孫たち向けなのだけれど、まずは僕が読み終えました。
とってもよかったので、共有します。ウィンク


『わたしとママのチョコレート物語』
(上條さなえ、文溪堂、2005)


内容紹介(「BOOK」データベースより)

「ぼく」のママは、金髪のもとヤンキー。ママが家出してから、音信不通になっていたおばあちゃんが、北海道で入院したって聞いたからはるばるでかけてきたんだ。だけど…。
著者情報(「BOOK」データベースより)

上條さなえ(カミジョウサナエ)
1950年生まれ。児童文学作家。執筆や講演を通して自己の体験をもとに家族のふれあいの大切さを訴えつづけている
(リンク先商品サイトより、引用)


しっかりした子どもと、だらしないママ。
この2人の関係性が、小気味よいです。
意外な設定のうまさもあり、グイグイ読めます。
児童文学の魅力を十分に感じることのできる一冊。
挿絵の雰囲気も、本作に合っています。
久しぶりに児童文学の魅力を堪能しました。
僕は「家族」を描いた物語が大好きで、じんときました。
元ヤンキーのだらしないママを支える子ども。
いろいろあるけどがんばって生きていく、暮らしていく。
子どもじゃなくても、大人が読んでも、生きる力が湧いてくる。
この著者の本は、実家の母が孫たちに読ませるべく、全部で4冊用意されています。
僕自身は、とても面白く読みました。
さてさて、肝心の孫たちは、いかに?😅
うちの子は「読むけど、読むのがめんどくさいので、読み聞かせして」と言ってきます。
僕は、何歳になっても、リクエストがあれば、どんな本でも読み聞かせしますよー。
著者の上條さなえさんは、現在沖縄在住。
沖縄を舞台に書かれた『月と珊瑚』は、2020年の課題図書に選ばれています。
次はこの本を読むぞー。ウィンク

月と珊瑚』 (文学の扉) [ 上條 さなえ ]

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