「子どもたちはそのままでいいんです。」~齋藤一人『人は考え方が9割!』その2
スッキリ眠れないのが続いています。
ま、眠れているから、いっか。
というわけで、頭の中をスッキリさせるべく、一人さんの本を読み返す、第2回です。
↓前回の記事は、こちら。
▼頭の中でのネガティブ・ループをどう脱するか?(齋藤一人『人は考え方が9割!』その1)
齋藤一人『人は考え方が9割!』
その2
(・太字部分は、本の引用。
顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)
・子どもたちはそのままでいいんです。
どんな言葉がけをしたら態度が改まりますかって、そんなの何言っても変わるわけがないよ。
病院で騒がれるのが嫌だったら、すいている時間に連れていくとか、工夫してあげたらいいんだよね。
問題だと感じるのは、子どものせいじゃなく、お母さんの考え方の問題なんです。
この子たちみたいに元気な子って、それだけで最高に幸せなんです。
(p49)
・落ち着きのなさは一代で事業を興す人の特徴だから、いいことだと思っていた方がいいですよ。
(p50)
子育てに関する悩み相談に関する回答です。
非常に、示唆に富んだ回答だと思います。(^^)
「この子はいい子」「この子は悪い子」みたいな価値判断って、危険です。
子どもも、自分も、追い詰めてしまいます。
僕は職業柄、ADHDのお子さん(多動性や衝動性、不注意のあるお子さん)を指導させてもらっていますが、根本には、「おもろいやっちゃなー」みたいに、今の子どもをにこにこ受けとめているみたいなところがあります。
子どもを変える方法っていうのは、もしかしたらあるかもしれませんが、子どもの短所は見方を変えれば長所になるのであって、でこぼこを直して平均的な人間を作ることが子育てや教育ではないと思っています。
僕は、短所を長所として生かす、その子の特性を生かすという考え方をすることが多いです。
「なおす」は、なんだか教育者の視点としては、ちがうような気がしています。
教育を表す英語EducationのEducateは、ラテン語の「引き出す」が語源です。
子どもが持っているものを、ひきだす。
大人の都合で矯正することとは、異質なものだと思っています。
何をするにしても、まずは子どもを受けとめるところからですね!
・だから、心配するのはやめな。
なんとかなるって信じ続けてごらん。
(p54)
心配は、エネルギーを奪いますよね・・・。
ちなみに、心配を表す英語anxietyは、「締めつける」が語源らしいですよ。
心を自分から締め付けずに、一人さん的な考え方で、心を解放したいものです。
一人さんのシンプルな言葉にふれて、安心する自分がいます。
ここまでで、レッスン1の「一生続く『幸せの土台』をつくろう」を読み返し終わりました。
本書のレッスンは全部で5つあります。
あなたも、悩みを解き放って、安心するために、この本を読んでみられると、いいかもしれません。
『人は考え方が9割! 絶対いいことが起こる!!』
(斎藤 一人、PHP研究所、2021、税別1400円)
次回以降も、また続きを書きますね。
それでは、また、次回!