無料で誰でもできるプログラミングドリル「アルゴロジック」
昨日は通級している児童のクラスに入って、「プログラミング」の授業をしました。
前から担任不在の時間の授業を頼まれていて、「タブレットを使った授業」というご指名でした。
準備をする時間が全くとれなかったので、準備なしでできる授業。
「プログラムって知ってる?」という導入の後、1人1台タブレットを使ってそれぞれの児童に「アルゴロジック」に挑戦させました。
▼無料でできるプログラミングドリル
「アルゴロジック」
https://algo.jeita.or.jp/
「アルゴロジック」は、ゲーム感覚でプログラミング的思考を身に付けることのできるWebアプリ。
基本的な使い方は、以下の通りです。
- 「A.ブロック」を「B.配置エリア」にドラッグして移動。
- 「A.ブロック」を押して数字や向きを変更。
- 「C.スタートボタン」を押して実行。
※公式サイト内「使い方」より抜粋したものです。
詳細は以下のページを参照ください。
https://algo.jeita.or.jp/prm/1/manual/index.html
命令ブロックの横に数字が入っていますが、タップするたびに数字が増えます。
○の中に▲が入っているブロックは、タップするたびに、▲の向きが変わります。
こういったブロックを組み合わせてゴールを目指すという、シンプルですが頭を使うゲームです。
いろいろなステージがあるので、できる子はどんどん先に進んでいってもいいし、基礎的なところを友達と相談しながら、じっくり進めてもいいのです。
まさに、1人1台タブレットを使った「個別最適化の授業」をするのにぴったりのサイトです。
無事にゴールにたどり着けると、ステージ一覧の名称のところに「○」がつきます。
僕が最初にやって見せた時は、わざと無駄な動きをさせてからゴールし、○をつけました。
子どもたちがやり始めると、中には「◎」が表示される子が出てきます。
そこで初めて、「一番短くてすっきりした命令のときだけ、◎がつくみたいですよ」と教えました。
すると、○がつくだけでは飽き足らず、どうにかして◎の解法を見つけようとする子が出てきます。
もちろん、◎や○にこだわらず、とにかくクリアできればいいんだと考えて、どんどん先に進む子もいて、それはそれでいっこうに構わないのです。
子どもたちが考えればいいのです。
実はこのサイト、勤務市では当初「ゲーム」を扱ったサイトとしてフィルタリングの対象になっており、1人1台端末でアクセスしようとしてもできなかったのですが、今はすでにフィルタリング対象から外してもらっているので、子どもたちに自由にさせることができます。
よかった、よかった。
さて、実際の授業ですが・・・。
通級で見ている児童も、支援学級籍の児童も、みんなそれぞれが同じ教室の中で、集中して取り組む授業になりました!
支援学級籍の児童が意外にも(?)プログラミングのセンスがあり、まわりの児童に「こうやるんやで~」と教えてあげているのが、印象的でした。
僕は「先生に聞かずに友達に聞きなさい」と言っておいたので、特にやることもなく、子どもたちの様子を見て回っていました。(^0^)
「先生が教えない授業」を目指している人にも、オススメのサイトです。
先生が教えるから、子どもは頭を使わなくなるのです。
思いっきり困らせて、「どうするの~」と悩ませて、子どもたちの頭を活性化させ、子どもたちどうしの教え合いを活性化させましょう。
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