「つまずいたときこそ、外の世界に目を向けてほしい」 ~♪「広い世界が待っている」
学校の子どもたちに向けて作られた歌の中には、一般には知られていない隠れた名曲がいっぱいあります。
その中でも、特に最近、思い出しては歌っている曲がこちら。
♪「広い世界が待っている」
作詞・作曲は栂野(つがの)知子(ともこ)さん。
この方は、本当に、いい曲を作られます!
YouTubeだと、投稿者が学生時代に歌ったときの音源なら、聴くことができます。
市販音源はネットでは聴けず、ネット購入もできないかな。
歌いだしの歌詞は、
♪「たとえば すりきず気にせず たからさがししていたように」。
小さいころ、夢中になっていた頃を思い出して、あの頃のようにもう一度熱中できる何かを見つけて動き出したいと思わずにはいられなくなる曲です。
僕がこの曲を知ったのは、2015年の「教育音楽」4月号。
その付属CDで聴いたのが最初です。
その後は特に個人的に学校で歌ったり教えたりすることはなく、個人的な思い出は一切ありません。
それにも関わらず、ときおり頭の中で思い出しては、8年経っても頭の中に鳴り響く歌。
曲の持つ軽快さとパワーが歌詞と非常にうまくマッチして強烈な印象を残しているからだと思います。
たぶん僕は、自分の中の勇気を奮い起こすために、歌っているのだと思います。
子どもたちのために作られた曲は、元気や勇気を奮い起こさせる曲が、多くありますね。
久しぶりに「教育音楽」の付録の楽譜と曲目解説を読んでみました。
やっぱり、とってもいいことが書いてありました。
・自分にとっての大きな問題も、この広い世界の中ではほんの小さな出来事に過ぎない
・だから、つまずいたときこそ、外の世界に目を向けてほしいのです。
(「教育音楽」中学・高校版2015年4月号別冊楽譜資料 p39 栂野知子さん)
中学校だと、2学期は合唱コンクールがあるんじゃないか、と思います。
この曲は、超おすすめですよ。
小学生向けの栂野知子さんの曲も、もちろん、おススメ!
♪「小さな勇気」を学芸会で聴いたとき、「なんだこの曲は!」と感動しました。
『小学生のためのソングブック 明日へつなぐもの 範唱+カラピアノCD付き』
[ 栂野 知子 ]