精神病院をなくした町 イタリアのトリエステ
昨日のこのブログのアクセス数が、「1234」でした。
縁起がいい並び数字だったので、うれしくなりました。
8月上旬にコロナにかかって全く更新できずにいたので、アクセス数が一気に落ちていました。
しかし、その後また記事を書き始めましたら、少しずつ上向きになってまいりました。
見に来て下さった方々、ありがとうございます。
さて、昨日はイタリアのフルインクルーシブ教育について、オンラインでお話を聞いたという話を書きました。
▼イタリアのフルインクルーシブ教育について、お話を聞きました!
(2022/8/23のブログ記事)
そのときのお話の中に、イタリアのトリエステという町が、「精神病院をなくした町として知られている」という話が、ちらっと含まれていました。
僕は、このことにも、非常に興味を持ちました。
昨日の会は教育の話がテーマだったので、精神病院のことは詳しくは語られませんでした。
そこで、詳しいことは後になって自分で調べてみました。
次のサイト様の情報が、分かりやすかったです。
▼精神病院をなくした町【イタリア】
(ミズトレイ様のnote記事)
「自由こそ医療」「患者を人間として扱うことこそ治療に繋がる」などの、印象的な言葉が心に残りました。
イタリアは、教育だけではなく、社会全体がインクルーシブであるということを強く感じました。
僕はずっと前に北海道の「べてる」の取組を知って衝撃を受け、現地まで見学に行ったことがあります。
▼「精神障害」についてどれくらい知っていますか?
(2006/7/30のブログ記事)
日本の中でも「べてる」のように精神障害当事者が生き生きと生活しているところはありますが、日本全体で見るとまだまだ少数派のような気がします。
昨日の国連の日本政府への勧告でも、日本ではまだ精神科への強制入院が行われているとして、批判があったようです。
インクルーシブとは、教育だけの問題ではなく、広く社会全体の問題であります。
日本の社会全体が、いろんな人が一緒に生きていく社会、生きていける社会になっているのか。
外国のことについて知ることは、日本をもう一度新たな視点で見つめなおすことにつながります。
自分たちの社会のことだからこそ、「自分には関係ない」ではなく、当事者意識をもって、考えたいですね。