「これさえできればいい」 ~陰山英男『だから、子ども時代に一番学習しなければいけないのは、幸福です』
今日は初心に返って、思いっきり教育系の本をご紹介。
学ぶという活動の中で、一番大事なことはなんでしょうか。
陰山英男先生の以下の本は、長くて意味深なタイトルが、とても印象的です。
『だから、子ども時代に一番学習しなければいけないのは、幸福です
ママたちとの対話から生まれた子育ての知恵ツイート41』
(陰山英男、小学館、2016、1200円)
以下は、上のリンク先商品情報からの抜粋です。
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【内容情報】(出版社より ※抜粋)
本書では、子どもたちが家庭で幸せを学習するために、ママたちにしてほしい41の子育ての知恵を掲載。たとえば陰山先生のこんな言葉にドキッとしたあなた、今すぐ本書をお読みください!
「とにかく一番まずいのは、お母さんから笑顔が消えること」
「心配してやればやるほど自信のない人間に育つ」
「お金がないことを子どもに謝らない。子どもが卑下するようになるから」
「長時間学習はダラダラすることを覚えるだけ」
「未来に子どもに幸せになってほしいなら、親子で今を幸せに生きることだ」
【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 幸福は、学ぶもの
/第2章 笑うママには福来る
/第3章 お金をかけずとも子は育つ
/第4章 間違った努力は、つまずきのもと
/第5章 親のちょっとしたサポートで学力は伸びる
/第6章 うまくいかないときの子育ての知恵
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出版社の商品情報、書き方が、うまいですね。
これは、読みたくなってきますね。(笑)
元になっているのは陰山先生のツイッターです。
この記事の最後に、リンクを貼りますね。
タイトルになった陰山先生のツイートが一番気になりますが、
それは、置いといて!(笑)
あえて、別のテーマでひとつ。
「集中」ということに限定して、引用します。
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『だから、子ども時代に一番学習しなければいけないのは、幸福です』
・子どもには「これさえできればいい」と言う。
この「さえ」が効く。
(p132)
・短時間で課題がこなせたというのは集中できたということ。
それ以上、何かをやらせるというのは集中力を奪うこと
(p116)
・覚えるべきことを絞って集中して学習するほうが効率がいい
(p158)
「集中力」というのは、学習の全てに影響します。
もうひとつ、「意欲」も全てに影響しますが・・・。
子どもたちに学習を促す上で、
「集中させる」「やる気にさせる」は2大テーマです。
で、この「集中」を作る際、一番大事なのは、
欲張らないこと。
10分かかると思っていたことを、5分で終えられたら・・・
「じゃあ、もう1枚プリントやっとこうか」
なあんて言ってはいけません。
自戒の意味を込めて・・・。
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さあ、ここでタイトル名と、集中に関するツイートを、つなげてみましょう。
「幸福です。
それさえできればいい」
いやあ、至高の名言ができあがりました。
子どもと向き合う際に、ぜひ、心にとめておきたい、と思いました。
ちなみに、陰山英男先生のツイッターは、こちら。
最近は、働き方改革に関するツイートが多いかな?
▼https://twitter.com/Kageyama_hideo