「しなくちゃいけないこと」は、「したいこと」なんだ。
「しなくちゃいけないことが、あるんだ」
僕がだいぶ前に、家で口癖のように言っていた言葉です。
アーノルド・ローベルの「お手紙」に出てくるセリフ。
光村図書の2年生の国語教科書に載っています。
絵本では「ふたりはともだち」という本に所収されています。
【絵本&絵本雑貨】がまくんとかえるくん:ふたりはともだち これだけは揃えたい絵本厳選50冊。
お話の中での「しなくちゃいけないこと」は、
ともだちのがまくんに、お手紙を書くことでした。
僕は、この話を思い出すと、いつも、
「しなくちゃいけないこと」は、「したいこと」なんだ。
と思います。
「しなくちゃいけないこと」を、いやなことと捉えてしまうのではなく、
積極的にやりたいことと、イコールの言葉として捉える。
そういう考え方をすることで、
「しなくちゃいけないこと」に対する取り組みが、前向きの、プラスのものになると思います。
実は、僕が以前そう思っていたことを、このところ、ずいぶん長い間、忘れていました。
「しなくちゃいけないこと」が多すぎて、ノルマの渦に巻き込まれてしまっていました。
それを楽しむことができずにいました。
「しなくちゃいけないこと」を楽しむ余裕がなかったな、
「しなくちゃいけないこと」を「したいこと」と捉えて自分から実践していく気持ちがなかったな、
と、あらためて、反省しました。
実は今週、職場で新年度業務てんこもりの一週間を過ごしました。
他の人が自分よりももっと決められた仕事を進んでやっておられるのを見て、
こういったことを、久しぶりに思い出しました。
「しなくちゃいけないこと」は、「したいこと」なんだ。
決められているからしかたなくやるのではない。
自分しかやる人がいない。
だから、自分が進んでやるんだ。