クマガイタツロウ『おまえ誰やねん!からでもモッていけるライブMCの教科書』その2
ミュージシャンの『ライブMCの教科書』に学ぶ、第2回です。
(第1回は、こちら→▼2024年05月13日の日記 )
『おまえ誰やねん!からでもモッていけるライブMCの教科書』
(クマガイタツロウ)
上の画像だと、オビに何が書いてあるかよく分かりませんが、拡大すると、こんなことが書いてあります。
↓
(リンク先販売サイトより)
田村裕さん、森脇健児さん、井上あずみさん、とそうそうたる顔ぶれからの推薦文が!
井上あずみさんは、「となりのトトロ」などのジブリの歌でおなじみの方ですね。
芸人さんや歌手からの信頼も厚いことがうかがえます。
さて、今日は、本書の後半部分からです。
本書の後半には、ケースバイケースの対処法が載っています。
たとえば、「お客さんにまつわるシチュエーション」として、次のようなものが載っていました。
・「お客さんが子供ばかり」
↓
・あえて小さな声で話しはじめて注目を集める「絵本読み聞かせ戦法」
・前のほうにいる子供たちの目をみてコソコソ話し始める事で
「よく聞こえないけど何かが始まったぞ。なになに?」
と 後ろのほうの騒いでいる子供たちの注意をひく戦法です。
(p124-125より)
これまた、やっぱり授業で使えるやり方だな、と思ったところです。
#上に引用したところはあくまでも例のひとつです。
#ほかにもいろいろ書いてあります。
実際、1年生のクラスに入った時に、僕はこのワザを使ってみました
これをやったからといって、そんなにすぐに静かになるわけではないのですが、「目の合った子にだけ聞こえるような小さな声で、その子の目を見て話しかける」のは、対話の基本を僕に思い出させてくれて、僕の精神衛生上、なかなかよかったです。
そしてもちろん、後ろのほうのザワザワが、
「よく聞こえないけど何かが始まったぞ。なになに?」
に変わっていったのは、すごく感じられました!
本書には、ほかにも、いろんなシチュエーションが書いてあります。
たとえばビアガーデンでライブをするときには、自分もジョッキを持って、カンパイの音頭をとるといい、といったことが書いてありました。(p128)
その状況に合ったことを、自分から率先してする。
大事ですね
状況にも相手にも合っていないことを、自分の都合でおしつけても、たぶん、聞いてもらえない。
すごく簡単で、誰にでもできそうなのだけど、ともすれば、自分に余裕がなかったりして忘れがちなことが、さらりと書いてあると思いました。
「小さな子供に絵本を読み聞かせする時や、耳の遠いおばあちゃんとお話をする時、いつも以上にゆっくり、ハッキリ、声を出しますよね?」(p136)といった、ほんとに基本のことなのですが、その基本を改めて思い出させてくれた本でした。
ここからは、おまけ!
最後に、ワタナベフラワーさんの曲で、僕が一番好きな曲のことを書いておきます。
それが、「銀幕の詩(うた)」という曲。
兵庫県丹波市に映画館ができた実話を元にした映画「銀幕の詩」のテーマソングです!
なつかしの映画の実名が出てきたり、昭和世代の思い出心をくすぐる歌詞と、元気のかたまりのような歌い方にしびれました!
以下のリンク先のCDに収録されています。
ぜひ、聴いてみてください。
▼映画「下町の詩」シリーズ主題歌集CD
▼丹波市唯一の映画館「エビスシネマ」の音響は日本一!?
(2021/10/11の日記)