クマガイタツロウ『おまえ誰やねん!からでもモッていけるライブMCの教科書』その1
一昨日のブログ記事の中で
「授業はライブである」
ということを部分的にちょこっと書きました。
そこで、ミュージシャンがライブのときにどんな心がけで臨んでいるか、というのを今回は書きたいと思います。
一昨日のブログで紹介した石川晋さんの本では、学校の先生が異職種の人と交流することの大切さがかなり書かれていて、音楽の話もかなり出てきていました。
教員がミュージシャンから学ぶことは、きっと多いと思います!
#断言!
と言うわけで、僕があるライブの後に購入した、とあるミュージシャンの本から、今回は引用します。
『おまえ誰やねん!からでもモッていけるライブMCの教科書』
(クマガイタツロウ)
著者のクマガイタツロウさんは、ワタナベフラワーというバンドのボーカルです。
このバンドのライブはとにかく楽しいし、工夫があります。
仕掛けだらけです。
『ライブMCの教科書』まで書かれているとは、筋金入りです。
きっと、他職種にとっても、参考になると思いますよ♪
さて、本書第4章の「準備編」では、ライブの要諦が次のように書かれています。
・まずは「そのライブで何がしたいのか。何が言いたいのか。」
を考え、それを最も表している曲を決めます。
それがそのライブでの最後の曲になります。
・最初の曲は特に慎重に。
初見の人へのアプローチ、
そしていつも来てくれてる人への安心感or驚きの
ちょうど良い配合を探すのがポイントです。
・言いたい事・やりたい事を詰め込みすぎない事。
(p48-49より)
これを読んで、僕はやっぱり、授業にも通じる話だと思いました。
もちろん、授業では「曲」を演奏するわけではありませんが、何をやって、次に何をやって、最後に何をするのかの構成は大事です。
ライブというのはみんなでつくるものですから、みんなをひきつける構成にしなくてはなりません。
そのためには、テーマをしっかり決めておき、クライマックスをしっかりと頭の中で思い描いておくことです。
そして、そこへ、みんなで向かっていくのです。
本書で言う「初見の人」や「ファンの人」は、授業で言うと、のってきにくい子どもたちや、のってきやすい子どもたちのことかなあと思います。
まずい授業は、先生についてきてくれる子だけを相手にしてしまう授業です。
ミュージシャンで言うと、ファンだけを相手にしてしまうライブです。
そうならないように、いろんな人がその場にいることを前提に、バランスを探っていかなければなりません。
僕は音楽が好きで、実際にライブめいたことも、ほんのたまに、ちょっとだけしているのですが、「授業はライブだよなあ」というのは、すごくよく感じます。
ライブという英語には、たぶん「イキイキと」といった意味もあると思うのですが、ほんとに、イキイキと、みんなで楽しんでつくっていく時間になるといいですよね!
↓ワタナベフラワーさんの実際のライブ映像が、こちら!
のっけのツカミから、工夫のオンパレードです。
授業でほんま、まんま使えそうやなあ。
本書の読書メモ、次回も書こうと思います。
お楽しみに~。
▼加東市役所にすごいアーティストさんがいることが判明!(^o^)
(2023/10/16の日記)