「ドラゴンクエスト序曲」(ファミコン版タイトル曲より)
新学期が始まって、一気に忙しくなりました。
ただ、「忙しい」という字は、「心を亡くす」と書きます。
心を亡くしてはいけません。
そういうわけで、このあいだ僕がYouTubeに公開した動画でも聴いてください。
言わずと知れた、「ドラゴンクエストのテーマ」です。
僕はドラクエ1からリアルタイムでやっていた世代。
もちろん、この曲は大好きです。
この曲を聴くと、心が躍ります。
というわけで、忙しい時期に、自分をとり戻すには、ぴったりの曲です。
今回の動画は、少し前のブログに書いたオーケストラ音源の試用期間中にその音色を試したかったので作った動画です。
「Musio1」というオーケストラ音源です。
#↓詳しくは過去記事を参照のこと
▼Musio1 リアルなスゴイオーケストラ音源を無料試用してみたよ!
「Musio1」にはいろいろなオーケストラ楽器の音色が入っているのですが、いろいろ試したあげく、今回のこの曲では、結局トランペットの音色を使っています。
高音域になると標準のトランペットの音域よりさらに高い音が楽譜に含まれていたので、そこを含むフレーズはピッコロトランペットにお願いしました。
ピッコロトランペットの音が含まれる音源は、実は少ないかもしれません。
#珍しい!
トランペットのちっちゃい版で、トランペットよりも高い音が出る楽器です。
3本ピストン ピッコロトランペット
↑上のリンク先の商品説明の中に、標準のトランペットとの比較画像があります。
標準のトランペットの約半分の大きさであることが分かります。
僕はMusio1を試す前にもある程度オーケストラの音が出る音源は入手していたので、今までの音源でもわりとフルートとかだと、いい音が出る印象はありました。
Musio1にもフルートの音はたくさん入っていますが、フルートだったらわざわざMusio1を使わなくてもいいかな、という気がしました。
一方で、金管楽器の音は「Musio1」はかなり使える、といった印象です。
迫力ある金管楽器の音がたくさんあります。
欲を言えばサックスの音も欲しかったなあ、というところです。
#Musio1ではサックスの音は見つかりませんでした。
音だけでなく、今回の動画では、見せ方にもこだわってみました。
以前に、「ドラクエ2」のエンディング曲「この道わが旅」の動画を作ったときは、五線譜による「動く楽譜」にしていました。
しかし、今回は趣向を変えて、「ピアノロール画面」にしてみました。
ピアノロール画面というのは、ピアノの鍵盤がタテに並んでいて、その中でカラオケの音程表示のように、音程を上下していく様子を視覚的に把握出来るようにした画面です。
このほうが、上の2つのパートの動きが分かりやすいと思います。
特に、作曲に興味がある方は、対位法の勉強にもなります。
対位法とは、作曲における2つのパートの動きの作り方のことを言います。
今回の「ドラゴンクエスト序曲」の動画では、上のパートと下のパートの音の色を少し変えています。
各パートの動きを見ると、上のパートは動いているのに、下のパートは同じ音を保持し続けているところが見られると思います。
これも、対位法のテクニックのひとつです。
#よく知らないのにえらそうに言ってしまった・・・
対位法についてはあまりに専門的になるので、これ以上書くとボロが出るので、やめます。
詳しく知りたい方は、以下のサイトの解説をお読みください。
↓
▼対位法を知ろう!歴史から実践まで
(オンライン音楽教室「Phonim Music」様のサイト)
#はっきり言って、対位法は難しいです。
対位法の話はここまでにして、話題を戻して・・・
もっと単純なところで言うと、今回はトランペットを吹いている人の画像を重ねるのも、工夫したところです。
画像は加工可能なフリー画像をもとにしています。
人物だけを抜き出して背景を透過処理しました。
Windows標準の「ペイント3D」でやりました。
「マジック選択」というので、どこを抜き出すかを指定できるので、便利でした。
最初は人物の髪の毛が選択状態になっていなかったのですが、髪の毛をクリックするだけで、髪の毛も含んで選択状態にしてくれたので、あとはそれを切り抜いて、透過のPNGファイルにして動画に挿入しました。
動画編集は、これもWindows10標準の「ClipChamp」を使っています。
また、Musio1の中で使用したライブラリの画像と、ベースの音を鳴らしている「MODO BASS」の画像も、その一部が画面録画の中に入るようにして、録画しました。
あっても、あまり意味がないかもしれませんが、「このライブラリのこの音ね」と、分かる人が見たら分かるようにしています。
いろいろ難しいことを書きましたが、ドラクエ好きな方が、少しでも心を躍らせるきっかけになったら、うれしいです。
まだまだ忙しい日々が続きますが、心を亡くさないように、自分で自分にホイミをかけましょう!
#ホイミは、ドラクエに出てくる回復の呪文です。
#ホイミ、ベホイミ、ベホマの順で、効果が強くなります。
#死にかけても、ベホマで一瞬で全快するのが、快感です。
#ベホマ!
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