「結果」よりも「プロセス」

夢で見たことを書きます。ぽっ
あくまでも、夢の話ですよー。大笑い
ある学校の研究発表会に行っていました。
司会の先生はその学校の研究を主導されていた先生です。
ただ、今年は大学院だか研究機関だかに出向していて、研究のリーダーは後任に引き継がれていたようです。
その先生が、「自分がずっと研究で大事にしてきた言葉が、今年は研究内容から消えている。残念だ」
と言われました。
そして、会場に向けて、「どう思われますか?」ときかれました。
隣の先生は、当てられても、答えられませんでした。
僕が当てられたので、こう答えました。
「今までずっとされていたことが、今年は変わっている。
 僕は、それで、いいと思います。
 後任の先生が、いろんな方に相談しながら、考えられたというプロセスが大事だと思います。
 
 今までの先生のものを踏襲した方が、見た目もよく、いいものに思えたかもしれません。
 でも、今のメンバーで考えるというプロセスこそが大事なのではないでしょうか。
 結果よりも、プロセスです」
こう言うと、なぜか会場全体から拍手が沸き起こりました。
(あくまでも、夢の話です。)
実は、「学校は、結果よりも、プロセスを大事にしないといけない」ということを最近強く思っています。
たとえば「テストの点数」というのは結果です。
テストの点数がとれないからと、何度も同じテストの再テストを受けさせられている子どもたちがいます。
そういう点数が大事ではないとは言いませんが、それにこだわりすぎているのではないでしょうか。
プロセスが充実していることが、大事です。
そのうえで、自然と結果も出ている、という流れが理想なのではないでしょうか。
結果を最初から追い求める風潮は、能力主義的価値観の中で、能力が低いとみなされた人を排除する教育につながっていきます。
インクルーシブ教育とは、誰も排除しない教育のことです。
それは、結果よりもプロセスを重視するという価値観のもとでしか、なしえないのではないでしょうか。

(「結果」よりも「プロセス」というテーマでAIが描いた画像です。ぽっ

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