1人1台タブレットでできる「わりざんの筆算」の基礎トレーニング

小4算数界で一番難しいのは、「わりざんの筆算」だと思います。
#かなりの強敵です。
勤務校の4年生は、今、かなり難しい「わりざんの筆算」に挑戦しています。
1785÷121 とかです。しょんぼり
はっきり言って、そのずっと手前でつまずいている子どもが、何人も、います。
そういう子たちのためにも、「基本をじっくりやりたい子には、それを選ぶことも保障してあげたら?」ということを、さしでがましいですが4年生のある担任の先生にご提案しました。
具体的には、今なら、タブレットを使って基本の習熟をするのが、いいのではないかと思っています。
1人1台端末で使えるWebアプリ形式の「わりざんの筆算」のトレーニングを探していたら、いいのを見つけました。大笑い
▼わりざん2けた÷1けた 練習アプリ on Scratch (mit.edu)
https://scratch.mit.edu/projects/409482160/
THR-Naniwaさんが作成されたものです。
 この方の他のアプリも、よさそうな教材がいっぱいです!)
「わりざんの筆算」が苦手な人は、上のリンクをおして、緑のハタをおすと、トレーニングができます。
Scratch上で動くプログラムです。

(リンク先プログラムで「ヒント」を押した場面です。)
これは、僕がかなり前に見つけてダウンロードしていた「わりざんの筆算」のソフトに、かなり似ています。
そのソフトでとても気に入っていたところは、エラーレスラーニングができることでした。
エラーレスというのは、間違いのときに「ぶー!」っていやな音が鳴ったり、間違えたことを明示したりしないで、間違えても何も起きない、無反応でスルーされるということです。
(ちょっと僕の意訳が入っています。)
僕が気に入っていたかなり昔のソフトも、そうでしたし、
今回見つけたスクラッチのプログラムも、そうなっています。
間違いの数字を選んでも、何も起きない。
正解の数字を選んだ時だけ、先に進める。
そして、ヒント機能も、かなり充実しています。
これを作られた方は学校の先生をされている方のようですので、さすが、子どもたちに必要なものをよく分かってつくられているな、と思いました。
基本の型の「わりざんの筆算」の習熟に使えると思います。ウィンク
1人1台端末での使用に関しては、チームズやGoogleクラスルームなどにリンクを貼るだけ。
お手軽に共有できます。
「わりざんの筆算」の基本がまだおぼつかない子などは、難しいものに他の子と同じようにどんどん挑戦させるのではなく、こういったものを使わせて「じっくり学ぶ」ことを保障するのも、いかがかと思います。
日本の授業は一斉授業がスタンダードですが、習熟用の問題を自分に合ったものを選ぶ権利ぐらいは、あってもいいのではないか、と思っています。

3けた÷2けたのわり算の筆算
 (2020/11/15の日記)
わり算の筆算で手書き数字が雑で読み違えてしまう子のためのエクセル筆算シート
 (2021/12/22の日記)

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