「ここは友だちせいさくじょ」ピアノ伴奏YouTube動画を公開♪

勤務校の1年生が音楽会で歌う「ここは友だちせいさくじょ」。
これまでに、原曲のまま「スコアメーカー」に打ち込んだものと、
ハ長調に移調してハモリをなくしたバージョンをYouTube動画で公開していました。
  ▼​原曲版YouTube​  ▼​ハ長調版YouTube
そのどちらも、「スコアメーカー」の「歌う」機能で歌わせていたのですが、
ピアノ伴奏のみのバージョンも、今回、動画にして公開しました!

移調はせず、原曲キーのままの、ピアノ伴奏です。
なので、ハ長調版に比べると、ピアノ伴奏をする人にとっては、弾くのが難しいかもしれません。
#ハ長調のほうは、まだ、自力でなんとかなるかな?
#曲として聴き比べると、原曲キーのほうが、たしかに、いい感じです。
#歯切れのいいリズムで、ピアノだけ聴いても、気持ちいい♪

前回、ハ長調にして歌いやすくしたはずなのに、なぜ、原曲キーのままの伴奏を今回用意したのか?
ハ長調で子どもたちに歌わせる予定だったのでは?と思われる方も、いるかもしれません。
それには、ちょっとした理由があるのです。
実は、​以前のブログ記事​で書いた「小1の子に高いミの音は出しにくい」という仮説について、全く逆の説を発見したのです!びっくり
#先に上のリンク先の記事を読んでおくと話がスムーズです。
#7月23日のブログには、音を下げた方がいい理由を書きました。

なんと、今読んでいる、ある小学校の先生の本に、こんなことが書いてありました!


​・教科書のキーは子どもには低すぎる​
(自分の授業では)子どもが歌いやすいよう、わざとキーを高くしている
(『スクール・アーティスト』p67)


井出良一先生の教育実践をレポートした本です。

『スクール・アーティスト 井出良一先生 たったひとりの教育改革』
(梶山寿子、文藝春秋、2008、発売時定価1600円)
※絶版につき、古本にリンクしています。
この本自体、とても興味深い内容なので、また改めて紹介したいと思います。
#というか、まだ読み終わっていません。
音楽の実践はその実践のごく一部で、トータルでとてもユニークな教育を展開されている先生です。
今回は、音楽の話題なので、「歌のキー」のところだけを、引用しました。
引用したところは、小学1年生を井出先生が担任されているところの教育実践レポートなので、小1についての言及だと思われます。
ちなみに、引用した次のページには、井出先生の言葉として、次のようなことが書かれています。


​・「本来、小さい子どもの声はとても高いんです。
  歌が大好きになると、ソからレくらいでちょうどいい声が出る。
  でも、学習指導要領によって、教科書ではドからソの音が中心になっている」​

(『スクール・アーティスト』p69、井出良一先生の言葉より)


あくまでも経験則に基づいたものだと思いますが、実は僕も、これは、一面の真実かな、と思うふしがあります。ぽっ
実際、この歌を作られた貫輪久美子先生からも、前回の記事に対して「一応小学生は大雑把に言うと上はミもしくはファまで可能という感じが多い」というコメントをお寄せいただいていましたし・・・。
#貫輪久美子先生、ブログ読んでくださって、ありがとうございます!
勤務校では、結局、原曲キーと、ハ長調に音を下げたキーの両方で歌って、実際に聴き比べてみることになりました。
たしかに「実際に聴き比べてみる」といいですね!
大事なことは、やっぱり、実際に目の前の子どもたちの声で判断することだと思います。ウィンク
ピアノ伴奏がそのキーで弾けるかどうかは、大人の事情ですしね・・・。
大人が先回りして、「子どもにとって、このほうがいいんじゃないか」と思っていたことが、実は、違うことがあります。
大事なことは、ちゃんと子どもに確認することだと思います。
僕は、自分が思いついたことがあたかも唯一の正解かのように思い込んでしまうことがよくあるので、重々気をつけたいです・・・。

▼​「スコアメーカー」で合唱譜に初挑戦!驚愕のクオリティ!(合唱「ここは友だちせいさくじょ」)
 (2023/07/20の日記)
【合唱】【動く楽譜】「ここは友だちせいさくじょ」※ハ長調ハモリなし版
​ (2023/07/23の日記)

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です