音楽会ライブ中継(YouTubeライブ配信を使った保護者への限定配信)

昨日は勤務校の​音楽会​でした。
会場に入れない保護者の方に向けてYouTubeライブ配信を行いました。
保護者の入場を各家庭1名に制限し、しかも入れ替え制をとったための措置です。

会場には入れない方にも聴いていただきたい、
会場には入れない時間帯にも聴いていただきたい、という思いからです。
教育委員会の方やICT支援員さんなど、多くの方のご協力をいただき、なんとか無事に終えることができました。
こういうことに機器のトラブルはつきものなので、終わるまでほんとに不安でしょうがなかったです。
ブログ記事としては、卒業式ライブ中継の続き(?)になります。
一度読んだことがある人も、たぶん忘れていると思うので、以下の過去記事をとりあえず先にお読みください。大笑い
Y​ouTubeライブの中継テストをやってみました!
↑これが、第1回ライブ中継関連記事。
 初心者が手探りでやろうとしているところが、よく表れています。(笑)
 上の記事に書いてある以下のメリットは、今回の中継でもかなり大きかったです。


・視聴者側は巻き戻して再生することができるので、遅れて見始めた人も最初から再生できて便利ですし、事後の再生なら間を飛ばして再生することもできるのです。めっちゃ便利です。


↓そして、第2回の記事が、こちら。
▼​卒業式のためのYouTubeライブ中継実験について、分かったことの追記
 上の記事に書いてある以下の内容を、今回は実際にやってみたかたちになります。


この論理で行くと、音楽会についても、JASRACに委託されている曲ばかりなら遠隔中継できる、ということになりますね。



 上の記事で出てくる「OBS」、今回も使いました。
分かってくると、とても便利な配信ソフトです。

さて、上の過去記事をふまえたうえでの、今回の配信です。ウィンク
実はこの直前の運動会のライブ配信では失敗していましたので、不安しかありませんでした。
運動会の中継は保護者には案内せずに校内の教室にだけ届ける配信でしたが、有線ではなく無線を使ったために通信が不安定になり、失敗しました。
配信ソフトの画面上で円がくるくる回っているだけの「くるくる問題」が発生しました。
結局運動会のときはYouTubeライブ配信を途中で諦めました。
校内への中継だけだったので、Teamsビデオ会議を直接使う方式に切り替えました。
そして僕の頭の中に「失敗」の2文字が常に残り続けることになったのです・・・。しょんぼり
冒頭にも書きましたがそんななか、今回の音楽会の中継が成功できたのは、ひとえに教育委員会の方やICT支援員さんのご協力によるものです。
心より感謝申し上げます!
今夏に体育館へのWi-Fi設置工事が公式におこなわれましたので、そのアクセスポイントにLANケーブルを新たに刺して延伸し、コネクタにつなげてさらに延伸し、なが~いLANケーブルを体育館の客席中央までひっぱって、ビデオカメラで中継しました。
配信ソフトOBSは、以前に市教委にインストールの申請をしていました。
ただ、教育用ネットワークにつながるOBSインストール済みのタブレットにはUSBの差し口が2つしかなく、「ホントはあれもこれもUSBでつなぎたい」のに2つしかつなげないというジレンマはありました。
OBSを使うと大容量の映像を送ることが可能ですが、児童鑑賞日に試してみたところ、Wi-Fiが不安定な場所や端末で「映像がときどき途切れる」ということを聞いていましたので、映像の質を少し落としました。何も設定しないと2200bpsになっていたところを、「この環境で最適な数値を探る」みたいなチェックを入れて出てきた1500bpsにまで落としました。
YouTube側の配信設定は、コメントを不許可にしましたが、「いいね」は押すことができました。
最終的に21個の「いいね」が押されたようです。
Googleアカウントでログイン済みの端末からでないと押せないので、短時間に「いいね」がこんなに集まったのは、実は結構すごいことです。
身近に聞いている声からも、おおむね好評だったことが分かり、ほっとしています。

ちなみに今回の配信タイムラグは、10秒程度ありました。
有線による大容量のデータを使った配信なので、その分処理の時間がかかったようです。
僕は何もしていませんが、たぶんYouTubeさんがせっせとがんばって処理してくださったものと思います。
YouTubeさん、無料でこんなに働いてくれて、ありがとう。
配信タイムラグは、10秒程度あると、ビデオ撮影係の児童が、自分がとった映像をYouTube画面で確認できていて、なにげにそれは便利でした。
遅れて再生する「たいむしふとかめら」と似たような現象が起こっていました。
(タイムシフトカメラについては、以下の過去記事で少しふれています。
 ▼ICTの学習会で話をしてきました。(^^)
ちなみに中継席にはPCを2台おき、配信用PCはなるべく配信に専念させるようにして、受像確認は別PCでおこなっていました。
なにはともあれ、無事に終わって、ほっとしています。
今回の記事が、他校で中継しようとしている方にもお役に立つものであれば幸いです。ぽっ
​​

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です