県内日帰り旅行 宝塚歌劇! 最高でした♪

この夏休みは、コロナ感染のため、予定していた旅行はとりやめました。
「あと1日キャンセルが早ければ、キャンセル料かからなかった」というタイミングでのキャンセル。
なんでも、決断が早いに越したことはありませんね・・・。
宿泊旅行をとりやめたのですが、夏休みらしいことをしていないので、日帰りで子どもたちを連れて、県内旅行はしてきました。
宝塚歌劇の観劇です。
兵庫県民の一人として、ずっと気になっていた宝塚歌劇を、人生初観劇してきました!
チケットは一般の人がとれる最初の日の販売開始時刻直後に、Webでとっていました。
▼​宝塚歌劇Webチケットサービス
楽しみにしていたのですが、妻がその日行けなくなって・・・
どうしようかと思いましたが、チケットがもったいないので、子ども2人を連れて、行ってきました。
兵庫県の北部からクルマで行きました。
「新しい道を通ってみよう」と思って、新名神高速道路の宝塚北SAの場所からETC専用出口を抜けて、北からズドンと南下して行きました。
「宝塚にもこんな山の中があるんだ」とびっくりしました。
今ニュースで話題の旧統一教会の建物(研修センター)もありました。
新しい道を通るだけで、いろいろ発見があるものです。
ずっと山道だったので「ほんとに宝塚市内?」と思っていましたが、
宝塚駅の近くになると、一気に街中に出ました。
街中になると、道が複雑になるので、ちょっとだけ、道に迷いました。しょんぼり
宿泊旅行の代わりなので、ちょっとでも非日常気分が味わえるよう、いいとこでランチをいただきました。
​がんこ 宝塚苑​」です。
こちらも、初訪問!

▼​がんこ 宝塚苑
 (ホットペッパーグルメ)
直前に電話したところ、「個室でなければ、予約なしで、ご案内できます」と言われました。
個室の予約はすでに埋まっていたようです。
予約すると追加料金が発生するようなので、言われた通り予約なしの扱いで訪問しました。
庭園を見ながら、すてきな広いお部屋でランチをいただけました!
子どもたちも、大満足♪
宿泊旅行だと、中1の子が大人扱いのご飯になってしまいますが、実質はまだ「お子様ランチ」程度で満足しているので、こういったお店で子ども向けの豪華メニューから選べたのは、小6・中1のうちの子たちにとって、とてもよかったようです。

個室でなくても、他の席とは十分距離が離れているので、僕らのような一般庶民にはこれで十分だと思いました。
観劇を控えているので、11時半に訪問して、食後はすぐに出ました。
いいところだけあって、大人のお料理の提供にはかなり時間がかかり、時間が心配になりましたが、結果オーライで、十分間に合いました。



「がんこ 宝塚苑」の近くは、24時間最大料金600円台の駐車場がいくつかあり、僕らのように田舎から出てきて歩くのが苦にならない人にとっては、このへんでクルマをとめて歩いて宝塚観光をするのも、全然アリだなあ、と思いました。
(ちなみに、「がんこ」はJR宝塚駅から徒歩7分の距離らしいです。)

今回は時間が心配だったので、がんこの駐車場から、少し離れたソリオ第1駐車場までクルマを動かしました。
​ソリオ第1駐車場​は、宝塚歌劇の専用駐車場ではありませんが、提携していて、なんとチケットを見せると最大料金800円なのです。

▼​​ソリオ公式サイト​​
宝塚歌劇専用駐車場は最大料金1000円なのですが、僕は貧乏性で少しでも安いところを常に探しているので、ソリオ第1駐車場を前日にネットで見つけたときには、歓喜しました。
観劇直後は専用駐車場からの出口が混みあい、帰る歩行者の人波と相まって、出るのにかなり待ち時間が発生するようなので、ソリオにとめて、正解でした。
ソリオ第1駐車場はすいていて、クルマがとめやすく、宝塚大劇場まで普通に歩いていける距離なので、おススメです!
さて、チケットはネットで事前に購入していたのですが、
前日までに来ていたのはメールだけ。
現物のチケットは当日発券。
初めてだったので、不安で、かなり調べました。
しかも今回は、「行けない」人が出て、いっそ家族4人分誰かにチケットを譲ろうかとも思っていて、「チケットを発券していないのに、チケットを譲れるのか」も、だいぶ調べました。
下の記事が、参考になりました。
▼​宝塚のチケットはキャンセル可能?行けなくなったときに友達に譲るなど3つの解決策
 (たからっこ.com様)
▼​チケットの発券方法について
 (公式サイト内)

宝塚のチケットを他人に譲るのは、公式なリセールサイトを使えばできるのですが、「チケットを譲りたい」と思ったときには、申し込み締め切りを過ぎていました・・・。
やはりこれも、決断が遅いことで、機会をのがしていました。
う~ん、今回の夏休みの反省は「決めるのが遅い」ことにあるなあ。
結局、チケットはQRコードによる当日発券なので、当日に宝塚大劇場内にて初めてチケットが出てくるので、事前に誰かにチケット現物を渡す、というのはできないしくみでした。
当日に劇場内にいてくれたら、一緒に入場はできるんですけどね。
ところで今回の演目は、その前日まで「公演関係者にコロナ陽性が出たために、休演」となっていました。
休演期間が大変長く、楽しみにしていたのに観られなかった方が大変多いと思います。
そんな貴重な公演の名前は、
グレート・ギャツビー」。
有名なアメリカ文学の、舞台版です。
僕は中学・高校の英語の教員免許を大学の時に取得していたので、大学時代にこのアメリカ文学の名前は知っていました。アメリカ文学史上に残る名作らしいです。
というわけで、宝塚で観るならどんな演目がいいかなあと虎視眈々と狙っていた中で、ようやく僕が「これだ!」と思えたのが、「グレート・ギャツビー」なのでした。
↓ネット上でも、5分程度の映像なら、観ることができます。

ちなみに僕は、10年以上前、​DVD​で宝塚歌劇自体は、通しで鑑賞した経験があります。
そのとき思ったのは、とにかく「音楽がいい!」。
僕は自分で作曲をするなど、とにかく音楽が大好き。
なので、「音楽がいい」と思えた宝塚歌劇の舞台は、ぜひとも一度生で観たいと、ずっと思っていたのでした。
そして、実際に観てみて思ったことは・・・
想像していた通り、音楽が最高!
そして、歌も踊りも、舞台装置も、タカラジェンヌのセリフや演技も、すべてが素晴らしかった!
舞台装置は、DVDを観たときよりも、格段に進化していて、上がったり下がったり、あっちに出たり、こっちに出たり。(笑)
「ああ、これは、宝塚歌劇は、専用劇場で観るのが、一番いいな」
と思いました。
立体的な空間の中での演出効果がすごいので、平面的な画面越しに観るよりも、実際の3D空間で観た方が、絶対にいいです。
そんな感じで、後日職場に出勤した際には
宝塚歌劇は、国内最高峰の舞台だと思う」と触れ回っていたのですが、
そうすると、ある人から「劇団四季とどっちが上ですか?」
と訊かれました。
これはなかなか鋭い質問です。
僕の場合、やはり音楽を重視しているので、宝塚歌劇の伴奏音楽が生のオーケストラによる、生演奏であるというのに、とにかくしびれました。
ソロで聴こえてくることも多かったのですが、ひとつの音のもっている迫力に、非常に圧倒されました。
劇団四季はクオリティ高いですが、音楽は生演奏ではなかったと思います。
(調べてみると、財政上の理由からオーケストラの生演奏を廃止したのだとか。)
やはり、そこが大きな違いでしょうか。
演技と歌のほうは、もしかしたら劇団四季のほうが上なのかもしれません。
トップスターの方の演技と歌はさすがの一言ですが、トップスターの実力とその他の人で差があるようには感じました。
ただ、宝塚歌劇はすべて女性が演じられるというのが特徴なので、それが制約でもあり、魅力でもあります。「どちらが上」というより、全く違った演劇の表現手段、のような気がします。
演劇のリアルさだけを追い求めるなら、男役は男性がやったほうがいい気がしますが、女性が演じるからこその虚構のファンタジーが宝塚歌劇にはあり、非日常性が強調されていて、それはそれでいいのではないか、と思います。
(ただ、ミュージカルファンとしては、歌の中で、男の人の声も入るといいな、とは思いました。)
さてさて、オーケストラの生演奏について、もう少し語りたいと思います。
オケピ(オーケストラピット:オケの人が演奏している場所)は、客席からは見えないのですが、僕の座った劇場の高い高いところ(値段ではなく)からは、指揮者の方の指揮は見えました。
僕はオーケストラの演奏会に行くのも趣味なので、指揮が見られるのはとてもよかったです。
お芝居と一緒に、ちらちら指揮も見ていました。大笑い
演奏者は見えないのですが、生で演奏していることがはっきり分かる、見事な音が、空気を伝わってきました。
宝塚歌劇の専用オーケストラは、非常にレベルが高く、このオーケストラの演奏だけでも聴きに行きたいと思えるレベルです。
それをBGMにお芝居を楽しめるなんて、この上ない贅沢だと思いました。
フルオーケストラに比べると人数は少ないですが、それを感じさせない、演奏の深さ!
「この演奏者たちはすごい。プロ中のプロに違いない」と思いました。


そういうわけで宝塚歌劇、音楽にこだわる人に、大変おススメです!
帰りは、新規移築した宝塚ホテルの中にも入ってみました。
前の場所にあったときは何度か訪れていましたが、こちらもリニューアルしてからは初訪問。
トイレがきれいすぎて、もはやトイレに住めるレベルでした。
今まで観たトイレの中で、一番きれいでした。大笑い
最後は、​ソリオの本屋さん​へ。
宝塚関連の本が充実しているので、宝塚に来た際は必ず寄っています。
「男版宝塚」なる貴重な本を見つけて、買いました。
宝塚ならぬ「カヅラカタ歌劇団」というそうです。
こういうチャレンジ、好きだなあ。

『東海高校・中学校 カヅラカタ歌劇団の奇跡』 [ 鈴木 隆祐 ]
(↑リンク先で試し読み可)
宝塚に越してこられたマンガ家の細川貂々さんの宝塚歌劇解説マンガもありました。
それも買いました。ウィンク

『タカラヅカ 夢の時間紀行』 [ 細川貂々 ]
宝塚にいた時間帯は11:00~17:00くらいでした。
晩御飯は、帰ってから食べました。
宿泊旅行に比べると時間はずっと短いですが、大満足の宝塚日帰りツアーとなりました。
宝塚歌劇は、ぜひまた観に行きたいです。
芝居好きとしては演目が重要なので、観たい演目が予定されていないか、これからも虎視眈々とチェックし続けます。
今回は、一人3500円のB席でした。
この価格は、劇のクオリティを考えると、非常に安いと思います!
宝塚歌劇初体験なら、B席でも十分だと思いますよ。
でも、舞台からかなり距離があって、顔が分からないので(笑)
次回は1階のS席でも観てみたい、と思いました。大笑い
(オペラグラスの貸し出しはあるみたいですけどね。)
宝塚大劇場は、かなり大きな劇場で、座席の標高の高さも、僕が経験した中で過去最高でした。
いろんな意味で、最高の宝塚歌劇でした!

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