国土地理院の地図サイトで、学校で使う地図を作成しよう

勤務校では現在、通学区の再編を進めています。
そのため、保護者に対して新しい通学区の区割りを示すことになっています。
通学区の区割りというのは、どこを境界線として、どこに登校班の集合場所を置くかを示したものです。
手書き地図を印刷してもいいのですが、地図を手書きするのが面倒だったので、著作権をクリアする形でネット上の地図データを利用させてもらうことにしました。
検討の結果、デジタルで作るなら国土地理院の地図がよさそうでした。
国土交通省の国土地理院ですから、国公立の学校で使うには、一番いいと思います。
▼国土地理院の地図
 ​https://maps.gsi.go.jp/
 ※ホイール付きのマウスなら、ホイールを回すことで縮尺を変更できます。
  地図帳で見慣れた日本地図が表示されると思いますが、
  自分の住んでいる地域に思いっきりズームインしてみましょう!大笑い
  ちなみに、一度表示させた場所は記憶されます。
地図と言えばGoogle Mapsが有名ですが、道路を示す線が薄かったり、お店などのいろいろな情報が表示されたりすることから、学校で使う「地図帳」の元になっている国土地理院のものが、学校使いには合っていそうです。
Googleに比べると国土地理院の方が余計な情報が少ないので、印刷物に挿入して利用するのにも、合っています。
デジタル上で加工しなくても、手書きで区割り線などを描き加えてもいいのですが、国土地理院の地図サイトには、なんと「ツール」機能がついています。
これを使えば、○印や線などを書き込んで、書き込んだ情報をファイルに保存することができます。
線は実線にしたり破線にしたりできて、かなり使い勝手がいいです。

国土地理院の地図データは、出典を明示することで、著作権上の使用が許可されています。
僕は、以下のような文言を添えることを考えています。

(引用例)
説明用の地図は、著作権上使用を許可されている国土地理院のものを加工して使用。
出典:国土地理院ウェブサイト
<URL>

URLは、アドレスバー全体のコピーを貼ると長いので、もし途中で「&」の文字が含まれていたら、その直前までを印刷物に載せれば大丈夫です。
作成した地図は、ワードのスクリーンショット機能で挿入すると、早いです。

ワードのメニューバーにある「挿入」から、「スクリーンショット」→「画面の領域」、直前に表示させていたWebサイトなどの領域を切り取って貼り付けることができます。
ネット上の地図と言えばGoogleの地図を普段はかなりよく使っていますが、国土地理院の地図サイトが意外にもハイクオリティでいろいろなことができたので、びっくりしました。
なんでも調べてみるものですね。
ただ、国土地理院の地図は情報が古くて、新しい住宅や新しい道路は載っていません。
そのあたりはGoogleの地図の方が地図情報の更新が頻繁なので、そちらに軍配が上がりますね。(^^;)

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