タブレット機器でできることを知り、悪事に「気づける」大人になろう!

​​​​昨日の続きです。昨日の日記を未読の方は、まず先にそちらをご覧ください。
タブレットがいじめに使われていたという報道記事について
 (2021/09/14の日記)
いじめ報道の元記事を細かく見ると、子どもたちは「Alt」+「Tab」で誰かが来たらさっと画面を切り替えてしまうというようなことも書いてあり、大人がこういうことを知っているか知っていないかで大違いだと思いました。
子どもたちはいろいろな使い方をするものです。
大人がそれを想定できているかが、非常に重要だと思います。
もちろん、すべてを想定することは無理だと思います。
でも、たとえば保護者が小学生にスマホを渡すとしたら、「長時間使いつづけるかもしれない」「隠れて知らない人とやりとりをするかもしれない」「ネットいじめに巻き込まれるかもしれない」など、いろいろ想像して、リスクを想定したうえでの事前の話し合いや約束決めを経て、ようやく使わせると思うのです。
だから、「スマホでできる、悪いこと」についても、大人は知っておかないといけないのです。
タブレット機器についても同じです。
家庭で使わせる場合でも、学校で使わせる場合でも、「使いようによっては、こんな悪いことができる」という情報は、大人が事前に知っておくべきだと思います。
子どもたちは、いいことも、悪いこともします。
それは、当たり前です。
でも、子どもたちはいいことも悪いことも繰り返しながら、学んでいくんです。
大事なのは、大人が気づいて、悪いことをしたときに子どもと向き合い、正していくことです。
子どもが悪いことをし続けるのは、もしかしたら、気づける大人が周りにいないからかもしれません。
この件に限らず、特にネットにつながる機器に関しては、大人よりも子どもたちのほうが詳しい、ということが往々にしてあります。
子どもたちは、ウラ技を見つける天才ですし・・・。
ただ、だからこそ大人たちもせめて「こんなことができるらしい」と学ばないといけないと思うのです。
そうでないと、ネットにつながる機器で何か悪いことをしていたり、トラブルに巻き込まれたりしていても、大人がまったく気づかないということが起こってしまいます。
「Alt」+「Tab」というのを、手元のパソコンのキーボードで、ぜひ押してみてください。
キーボードのはしっこの方にあると思います。
「Alt」を先に押しながら、「Tab」もポン!と押し、両方一度に、指を離します。

すると、瞬時に、今さっき見ていた画面が、違う画面に切り替わったと思います。
(設定によっては、ならないときもあります。)
これを知った時、皆さんはどう思いましたか?
「職場で、仕事に関係ないホームページを見ていても、これを使えば、さっと切り替えられて、上司にバレずに済むぞ」と思いませんでした?
そんなのは、僕だけでしょうか・・・ぽっ
技術を知った時、悪用することも思い浮かんでしまうのが、人間です。
そして、大人も子どもも、そういう点は、変わりません。
「ズルや悪さをするやり方」を知っても、ズルや悪さをせずにいられる心の強さを子どもたちに求めるのは、現実的ではありません。(それについて考えさせるのは、必要です。)
大人も、「ズルや悪さをするやり方」を知ったら、ズルや悪さをしてしまう人が、けっこういるのです。
特に、「バレそうにない」と思ってしまったら、心の誘惑に勝つのは至難の業です。
こんなときに道をただせるのは、「気づいてあげられる人」です。
「気づいてあげられる人」になりましょう。​​

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