「ボディパーカッション」 + 「特別支援教育」の可能性

僕は大学のときに吹奏楽をやっていました。
大学から初心者で始める、というのは
少々めずらしいケースです。
楽器は、音楽の授業でリコーダーが苦手だったので
吹く方はダメだ、と思い、
迷わず「打楽器」を選びました。
それ以来、打楽器が大好きです。
打楽器パートは少人数でわきあいあいとした雰囲気。
先輩方にとても親身に教えてもらえたので
とてもありがたかったです。
そうやって基礎練習から繰り返し
リズムというものを追求してきたことが、
音楽以外のものごとにもリズムがあることに、
気づかせてくれることになります。
これは一生の財産になりました。
音楽はそこらじゅうに流れていて、
リズムはそこらじゅうにあるのです。
人との会話にも、
会議の流れにも、
大人数が集まって がやがやとした体育館にも、
しんとしずまった組体操の笛と笛のあいだにも、
今日の僕の体調にも、
毎日の授業、
子どもたちの様子にも。
リズムに乗ることで、
学習や生活に乗りにくい子どもが、
ぐっとよくなります。
リズムに乗るために、どうするか。
そのひとつとして、
「ボディパーカッション」に、
すごい可能性を感じています。
ある日の読売新聞の記事の中に、
「第60回読売教育賞」が表彰されていました。
■特別支援教育 で表彰されていたのが、
国内ボディパーカッション教育の第一人者、
山田俊之先生でした。
表題は、
「リズム身体活動(ボディパーカッション教育)を取り入れた特別支援教育
 (発達障害、聴覚障害)の実践を通して」 
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 手拍子や足踏み、体をたたくなどして音を出す表現活動を、
25年間実践している。
聴覚障害者も体の振動で他者とつながり、健常者も一緒に楽しめる教材で、
NHK交響楽団との共演も実現した。
 様々な支援を要する子どもが同じ教室で学ぶ機会が増えた今日、
次世代の指導者を通して教育法を広めようと、
教則DVDの無償配布も行っている。
(引用は読売新聞のサイト内「第60回読売教育賞の最優秀賞受賞者・団体」よりです)
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この記事を読んで、いてもたってもいられなくなりました。
何としても、この「先行実践」を、具体的に知りたくなりました。
個人的に山田先生にメールを差し上げ、依頼したところ、
こころよくDVDを送っていただきました。
また、山田先生の著書
『ボディパーカッション入門』もネット注文。
 
ポイント10倍〔9/15(木)9:59〕10P12Sep11【送料無料】
〔音楽指導ハンドブック〕ボディパーカッション入門 体を使った新しいリズム表現
DVDと入門書、その両方にふれることでより分かってくることがあり、
「これは楽しい!」という思いを改めて持ちました。
さっそくボディパーカッションの初歩の楽譜を
勤務校のオーケストラ部の打楽器パートの子に配布。
リズム練習のためにやってみよう、と紹介しました。
授業では、今度の金曜日に、音楽授業の前半だけ任せてもらえることになったので
そのときの導入でちょっとやってみようと思っています。
(この授業は、通級に通っている子がリコーダーを吹かないので
 その対策を音楽の先生と一緒に考えるために
 試しに私が主になってクラス全体の授業を半分おこなってみる、というもの。
 これ自体がかなりの実験で、楽しみな反面、こわい面も。(^^))
ボディパーカッションについては、学び始めたばかりです。
身体さえあれば、いつでもどこでもできる、最も手軽な音楽表現。
その教育的利用、特に「特別支援教育」の分野での利用について
もっと真剣に考えていきたいと思っています。
もうすでに実践されている方のエピソード、
僕へのアドバイスをよければお寄せください。
さあ、金曜日に向けて、計画を練ろうっと。(^0^)
 

ありがとうのおじぎ男の子ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。

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