全学年でオーケストラの授業をしている小学校♪ ~「ナニコレ珍百景」2/11

土曜日なので、朝食を食べながら、録りためていた録画を見ました。
​「ナニコレ珍百景」
​​

この番組では、ときおり珍しい学校の紹介がされています。大笑い
前回の2024年2月11日(日)放送回に出てきた、とある小学校。
なんと、小1から小6まで、全学年で、週2でオーケストラの授業があるそうです。
コメントされていたプロヴァイオリニストの高嶋ちさ子さんは、こうおっしゃっていました。
「普通は個人レッスンで楽器を習う。
 オーケストラで合奏するのはもっと大きくなってから。
 この子たちはいきなりみんなで演奏する喜びを感じられているのが、すばらしい。
 私は小さい頃からヴァイオリンをやっていたが、オケで合わせたのは高校生時代からだった。
 小学生の頃から合奏の喜びを知っていたら、もっと楽器が好きになっていたと思う。」
(正確な聞き取りではなく、僕の記憶による表現になっています。ご了承ください)
ひるがえって学校教育全体について考えてみても、
「学校」というところの本質は、みんなで学ぶことにあります。
みんなで学ぶから、楽しい。
いろんな子がいて、いろんなことがある。
それが、学校の本来の姿であり、学校の授業の持つ特質であり、すばらしさです。
「一人学び」ではなく、みんなで学ぶことのすばらしさが、国語や算数といった教科のみならず、「オーケストラ」という文脈で語られたのが、教師として、非常におもしろいなと思って観ていました。ウィンク
ここで紹介されたのは静岡県の私立の小学校ですが、公立でも似たようなことをしているところはあります。
僕の勤務市内でも、4年生以上の希望者で「オーケストラ」を編成している小学校があります。
「鼓笛隊」であれば、授業時間を使って練習している小学校もあります。
#小学校の鼓笛隊はオケに比べると数が多いですが、鼓笛隊には弦楽器はありません。
学校での勉強は、国語や算数に限りません。
オーケストラという、それこそ「みんなちがってみんないい」を象徴するような活動を通して、個々の違いがきらめいて反応し合う、子どもたちみんなで作りあげる学びができるのは、とてもすばらしいことだと思っています。
僕自身は、過去にこのブログでも、「音楽のような授業をめざしている」と書きました。
子どもたち一人ひとりが、オーケストラの楽器のように、かけがえのない個性を持った音を響かせて、いろんな音色がとけあい、重なり合い、響き合う、そんな授業をすべての授業でつくりたいものだ、と思っています。ウィンク
「ナニコレ珍百景」2024年2月11日(日)放送回は、18日(日)19:00まで、TVerで無料で観られます。
ナニコレ珍百景 高嶋ちさ子ビックリ!チェロ演奏…オーケストラの授業がある小学校
高嶋ちさ子ビックリ!チェロ演奏…オーケストラの授業がある小学校

(TVer、テレビ朝日)
#「オーケストラの授業がある小学校」の内容は開始後25分45秒から
ネット上では、とある「バイオリンの先生」も絶賛されていました。
久々にテレビを観たら珍百景に小学生オケ!
 (バイオリンの先生の日記帳 様、2024年02月11日)
ちなみに今回の放送回には、ほかにも「スルメをつりさげて登校する小学校」も登場していました。
そちらも興味深く観させてもらいました。大笑い
いろんな学校があって、いいですね♪

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