「果糖」のとりすぎに注意!「肝臓」の話 ~尾形哲『肝臓こそすべて』
一昨日は、「小腸」の本をとりあげました。
▼江田証『小腸を強くすれば病気にならない』
実は僕は、小腸が気になる前は、肝臓が気になっていました。
というわけで、今日は「肝臓」の本の読書メモです。
『ダイエットも健康も 肝臓こそすべて』
(尾形 哲、新星出版社、2022、税別1500円)
肝臓は、右の横隔膜の下にあるらしいです。
人体最大の臓器です。
それなのに、悪くなっても痛みも何も訴えない。
沈黙の臓器です。
それだけに、日頃から、気にしてあげる必要があります。
肝臓は代謝をつかさどっています。
疲れやだるさがとれないのは、もしかしたら、肝臓が弱っているからかもしれません。
僕がこの本を読んで、びっくりしたことがあります。
「果糖」は肝臓に悪影響を及ぼす恐れがある、ということです。
本書には、こう書いてありました。
・果糖は、肝臓だけでしかエネルギーとして使われないため、容量オーバーとなったとき、肝細胞を傷害します。
(p143)
ジュースの成分表示に書いてある「果糖ブドウ糖液糖」というのは、怪しい名前なので、昔から警戒はしていました。
ただ、この本によると、「果糖」そのもののとりすぎにも注意しなければならないとのこと。
「果糖」は「果物の糖」なので、砂糖とちがって、身体にいいと思っていました。
なかなか、油断がなりません。
本書には、「砂糖水のリスト:清涼飲料水に含まれる砂糖の量(g)」という表とグラフがついています。(p153)
それによると、「トロピカーナ100%オレンジ」には、1本あたり39gが含まれています。
100%オレンジジュースだと思って、油断していました。
ちなみに「野菜生活100オリジナル」だと、いちおう、15gまで下がります。
まあ、内容量がちがうので、下がるのは当たり前なんですけどね。
ちなみに、後のページでは、がぶ飲み、一気飲みが余計にいけない、といったことも書いてあります。
「果糖は、急速に摂取すると直接肝臓を傷つけ、ゆっくり接種すると小腸細胞の作用によりブドウ糖に変換される」とのことです。(p161)
今度から、ジュースを飲む時は、ゆっくり飲もうと思います。