日本と外国の学校の勉強の違い! ~キリーロバ・ナージャ『6カ国転校生 ナージャの発見』その2

昨日​の続きです。
6カ国転校生』という本に書かれた、諸外国の学校での様子を参照していきます。

『6カ国転校生 ナージャの発見』
(キリーロバ・ナージャ、集英社インターナショナル、2022、税別2200円)
今回は、さらに思いっきり、学習面の評価に関するところに、切り込んでいきます。スマイル
まず、p58に、いろいろな国での​数字の書き方​が書かれています。
同じように見えても、微妙に、数字の書き方が違います。
日本では、他国の数字の書き方が認められず、バツになったそうです。
このあたりにも、日本の「みんなと同じでないと、ダメ!」という画一主義的・形式主義的なところがうかがえます。しょんぼり
ブログだと数字の書き方の違いを説明しづらいので、ここについては、ぜひ本書を読んで確認してもらえればと思います。
この第1章の「数字」の項は、読み物としても大変おもしろく、また、考えさせられるものです。
ここのところだけを教材として使って、子どもたちと一緒にこれをテキストに「数字の書き方」について考えてみるのも、おもしろいかもしれません。
おっと、なんと検索していたら本書の元になったと思われるWeb上の記事が見つかりました。
せっかくなので、リンクをはっておきます。
「数字」に関するエピソードはぜひ読んでほしかったので、ちょうどよかったです。
▼​日本の学校では、数字の書き方も個性より形だった。
 (キリーロバ・ナージャ、「電通報」2016/5/19記事)
本書では「数字」に続いて、「​テスト​」についての各国の違いも、詳細にリポートされています。
「テストはこうでないといけない」という思い込みも、いろいろな国のテストのやり方を知ることで、解消されていくかもしれません。
1つだけ、アメリカのテストの例だけ、すごく印象に残って「いいな」と思えたので、引用させていただきます。


・出し方もさりげないし、用紙も構えた感じではなくテスト感をあまり感じない。

 何度もやり直せたし、「できない」「わからない」という感覚もあまりなかった。
 みんな最後はできる、正解にたどり着ける。
 なんだかとても不思議だった。
 「これはテストだよね?」と毎回疑ってしまうほどだ。
(p68より)


具体的にどんなテストなのか、ぜひ見てみたいと思いました。
日本のテストの問題点として僕がなんとかしたいとおもっているのは、「できない」「わからない」と感じさせてしまう点です。
それをどうやって解消しているのか?
好奇心はつきません。ぽっ
ちなみに、「テスト」の次には「​満点​」に関して書かれています。
満点も、日本では「百点満点」をめざしてテストを受けるけれど、これも、国によってちがうんですねー。
ほんとに、日本だけしか知らないなんて、井の中の蛙もいいとこだ~。大笑い
「満点」の項の最後に著者は「採点システムを柔軟に変えていくことで、どんどん子どもたちのやる気を引き出していけるかもしれない。」(p73)と書かれています。
本当に重要なヒントをいただいた気分です。
世界各国のいろいろなエッセンスを取り入れて、子どもたちの自信ややる気につなげていけるといいですね。ウィンク
本書の内容は大きく2つの章に分かれています。
ここまで見てきたところは、すべて第1章「ナージャの6カ国転校ツアー」の内容。
次回は、第1章の最後のほうで出てくる「夏休みは?」というテーマについて、参照したいと思います。
(P99以降)
これもまた、「休み」について、非常に考えさせられる内容でした。
興味がある方は、また次回も、見に来てくださいね。ウィンク
第3回につづく!

工藤勇一『学校の「当たり前」をやめた。』
 (2021/07/06の日記)
わり算の筆算で手書き数字が雑で読み違えてしまう子のためのエクセル筆算シート
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