アメリカの支援教育は当事者参画が当たり前! (LD学会広島大会の川合紀宗先生のご講演より)
この3連休はLD学会の広島大会が開催されています。
僕は、現地ではなくオンラインで動画視聴。
仕事がたまっていて広島に行っている状況じゃなかったので、オンライン参加にしておいてよかったです。
#広島は行きたかった。
#広島焼き食べたかった。
講演動画が山ほどあって、びっくりしました。
持ち帰り仕事の目処がついたので昨日から見始めています。
アメリカの支援教育やゲーム障害への対応などについて、詳しい話が聞けました。
#ゲーム障害の子のための体操は自分でやって効果を確かめたよ。
#ゲーム障害の講演を聞いて運動しないとと思って散歩に出かけたよ。
LD学会では国内のことだけでなく、海外の支援教育の実情も、よく報告されています。
特に今回の広島大会では、アメリカのIEP(個別指導計画)に絞って報告された広島大学の川合紀宗(かわいのりむね)先生のご報告が、とりわけ視聴しがいのある内容でした。
「米国のIEPはどのように作成されているのか 経験者は語る」という講演動画です。
インクルーシブ教育に詳しい落合俊郎先生のご紹介を受けて登壇されました。
そういったところからも、インクルーシブ教育につながるお話がきけるかと、期待しながら視聴しました。
「まずは通常級でできることをやってみる」
「勝手に専門家だけで決めてはいけない。IEPミーティングには、保護者・本人も入ることが重要。」
「日本は障害があるかないかの2層で考えがちだが、アメリカは3層で、フォーカスを当てて支援をしている」(RTIの考え方)
「IEPフォームの中にアコモデーションやモディフィケーションの枠は以前はなかったが、追加された」
などのことが、語られました。
日本が参考にすべき点がたくさんあるんじゃないか、と思いました。
お話の中では「アメリカはインクルーシブ教育を重視しているけれど国連の言うとおりにはしたくないので障害者権利条約は批准しない。むしろ国連より先んじたことをやりたい」ということも語られました。
アメリカの人間っぽいところが感じられて、おもしろかったです。
LD学会は会員数が多く、発達障害関係の多岐にわたる最新情報を定期的に入手することができるので、学びたい人にはおすすめです。
今回の大会のオンライン参加のみを今から申し込むこともできます。
気になる方はこのブログ記事の冒頭のリンクから、大会ホームページに行ってみてくださいね。
▼オンラインのLD学会は、参加障壁が低い!(^0^)
(2021/12/08の日記)