「どうなるのか、を心配するより・・・」 ~福島正伸『心に灯をともす』
このところ、このブログではAIの驚異的な進化について書いていました。
紹介した具体例からは、「AIが人間の代わりをするようになった」というのを、まざまざと感じていただけたのではないかと思います。
2つ前のブログでは「これでは人間はいらないんじゃないか・・・」ということも書いています。
僕の、正直な感想です。
今後のことって、悪いほうに心配しだすと、けっこう心配の種が見つかって、不安に拍車がかかってしまい、抜けられなくなるんですよね。
AI社会のことだけではないですが、「不安」に感じてしまうとき、自分の脇に置いておきたい本を、今日は紹介します。
『心に灯をともす』
(福島正伸、イースト・プレス、2012、絶版)
本書において、福島正伸さんは、こう書かれています。
・これから世の中がどうなっていくのだろう、と心配になるのは、
「世の中は自分の力ではどうにもならないものだ」
と考えていることが、前提にあるということです。
そうではなく、
「どのような世の中であろうとも、その中で何をしようとするのか、どう生きるのかは私たちの自由であり、自分の努力次第で、自分の人生やこれからの社会を素晴らしいものにすることができる」
と、考えたらどうでしょう?
(p84より)
まさに、そうです!
社会は、人がつくっていくものなのです。
AIが登場しようが、何が登場しようが、それは、変わりません。
自分が自分の社会に主体的にかかわって、社会を作っていけるのだという認識を、忘れないでおきたいものです。
自分次第で、変えていけるものが、きっとあるはずです。
福島正伸さんは、
「これから世の中をどうしていきたいのかを考えるのです。」
と言われています。
(同書p84)
「どうなるのか、を心配するより
どうしたいか、でワクワクする」
(同書p85)
年度末でそろそろ来年度のことが心配になってきた時期でもあります。
どうせなら、自分たちでしっかりと準備して、ワクワクするようにしたいものです。
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