スーホは女の子?(小2国語「スーホの白い馬」:「スーホってどんな人?」)
光村図書の国語教科書2年生教材は、指折りの名作ぞろいです。
勤務校では、そろそろ「スーホの白い馬」に入ったところです。
今日、子どもに「スーホってどんな人?」というのを聞いていたら、今までは思いもしなかったことを子どもが言い出しました。
本文に「少年」と書いてあるのですが、その意味を「女の子」だと思っていたのです。
なぜ、「女の子」だと思ったのか?
それは、挿絵に引きずられていたからです。
たしかに、スーホの顔がアップで映っているときの絵は、女の子に見えなくもありません。
そして、後で出てくる絵では、スカートのようなものをはいています。
これは、モンゴルの民族衣装なのですが、そのイメージから、「女の子」だと判断していたようです。
(参考画像:シルエットACより)
子どもは、大人には思いもつかないような「思い違い」をしていることがあります。
子どもと対話して、子どもがどんなふうに言葉の意味をとらえ、作品をとらえているか、ちゃんと確かめないといけないな、と思ったのでした。
『スーホの白い馬 モンゴル民話』 (日本傑作絵本シリーズ)
[ 大塚勇三 ]
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