中谷彰宏『あなたが「あなた」を超えるとき』~「なにテンション低いこと言っているの?」
土日の勉強会を受けて、「自分もがんばろう」と思えたので、
自分を鼓舞する本を読み直しました。
↓読み直したのは、コレ!
『 あなたが「あなた」を超えるとき 煮つまりから抜けだす55の方法』
(中谷 彰宏、ダイヤモンド社)
『あなたが「あなた」を超えるとき』というタイトルが、まず秀逸です。
著者の中谷彰宏さんは博報堂におられたことがあるそうです。
博報堂と言えば泣く子も黙る大手広告代理店です。
キャッチコピーを何千何万と考えられてこられたんでしょうね。
印象的なフレーズがとても魅力的です。
中谷彰宏『あなたが「あなた」を超えるとき』
(・太字部分は、本の引用。
顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)
・もっと上で本当の壁に当たっている人から見ると、
「なにテンション低いこと言っているの?」
という感じがします。
(p36より)
怒られました!
これは、ガツンときます。
40を超えると、なかなか怒ってくれる人もいないので、本で怒られる体験ができるのは貴重です。
(怒ってくれるのはヨメサンくらいです。)
ここで言われていることは、本当にそうだと思います。
こういうことを言われると、「ああ、たしかに」と思います。
本当に厳しい修羅場で戦っている人たちも、一方では、いるわけです。
僕は、まだまだ本気を出していないのに、甘えたことを言っていたなあ、と反省します。
「本気を出さなくちゃ」「精一杯やらなくちゃ」という気になります。
・実は、笑える言い訳は本当の言いわけではなく、ネタです。
失敗をネタにできる余裕があるかどうかです。
・失敗をネタにしよう。
(p155より)
若い頃の僕は、よく怒られていました。
本質は変わっていないので、たぶん、転職したら、また怒られる日々がやってきます。
一応、同じ職業を20年続けてきたので、経験値で怒られなくなっただけです。
怒られ方にも、上手な怒られ方と、へたな怒られ方があるようです。
僕は、怒られ方も、下手でした。
言い訳が、多かったです。
父には、よく、「理屈を言うな」と言われていました。
理屈をこねまわすタイプでした。
中谷さんによると、言い訳は、
「いやあ、またこんな失敗しちゃったよ」(笑)と言って
笑いをとるためのネタだそうです。
これが、なかなか、まねできません。
ただ、笑える失敗は、毎日やっています。
ついさっき、帰宅するときにもありました。
雪が降る中クルマで帰宅したので、翌朝バンパーが凍らないないように、バンパーを立てていたら・・・
なんと、後ろのバンパーが、とれちゃったんです!
一所懸命つけようとしたのですが、いくら思いっきり押し込んでも、くっつかないんです。
しかたがないので、明日車屋さんに行ってつけてもらおうと思います。
めっちゃ時間が経ってから、気づきました。
バンパーやなくて、これって、ワイパーやった
・・・ネタになってたでしょうか?
ちょっとツッコミどころがありすぎて・・・
みなさん、ついてこれてませんね。
すみません。
・やることは、
1 速くやる
2 量をこなす
の2つです。
決してクォリティーではありません。
(p160より)
これもまた、僕に響いたところです。
僕は基本的に、しっかり準備をしてとりかかるタイプです。
だから、遅いです。
大学時代にゆめタウンでバイトしていましたが、
「おそい」とよく怒られていました。
「牛乳は、両手で持って出すんだ!」と言われていました。
僕は、片手で出していました。
おっと、これは、準備とか、関係ありませんね。
ちなみに、片手に1本ずつ持って両手で出していると、また怒られました。
3本ずつ持って出すのが正解です。(笑)
学校だと多動なADHD傾向の子どもが「落ち着いて座っていられない」と非難されるのですが、社会に出たら多動でどんどん行動する人のほうが、成功しているようです。
失敗してもどんどんやる人のほうが、経験値がぐんぐんたまって、ぐんぐん成長していきますからね。
学校では「考えてから動け」ということを教えているような気がしますが、現実は逆のことをやったほうが、いいのかもしれません。
中谷さんの会社の信条は、たしか、クイック&クール・アクションでした。
クオリティよりも、早くやること。
早く手をつけて、速くやって、早く終わらせる。
考えすぎると、動けなくなります。
気づくと、何もしないまま、時間だけが経っています。
気をつけないといけません。
▼「こぼれ球でいいんです。」 ~税所篤快『突破力と無力』
(2020/05/31の日記)