「私は私の装備で戦っていくしかない」 ~竹内絢香『がんばらなくても死なない』

がんばってますか?
がんばっているあなたに水を差すようですが、無理してがんばっていると、ある日突然、壊れてしまうかもしれません。
「がんばりすぎかも」と思う人は、「がんばらなくていい」という本をたまに読んで、バランスを取りませんか?
というわけで、タイトルにひかれて買ったのが、この本です。


『がんばらなくても死なない』
(竹内 絢香
、KADOKAWA、2020、1210円)
コミックエッセイです。
作者の実体験が、マンガになっています。
つらつらと流し読みのような感じで読んでいたのですが・・・
最後のほうの、以下の部分が、僕に刺さりました。
マンガ家である作者が、他のマンガ家の作品がバズっていることをうらやましく思う場面です。


・私はこのバズっている作品と同じものが描きたいのか?
 答えは「ノー」だった。
 私は「自分自身の作品をよりよくしていきたい」のだ。
・どんなに他人をうらやましく思っても
 私が突然その人になることはできない。
 私は私の装備で戦っていくしかないのだ。
(p94より)


僕はマンガ家ではありませんが、趣味で音楽を作ったり、ゲームを作ったりしています。
ちょうど今、「星の王子さま」という自作曲の詞の見直しを何度も何度もやり直しています。
そんな中で、他の人がうらやましくなることも、あります。
でも、「そうだよな」とこれを読んで思いました。
自分は、自分の作品をよりよくしていきたいだけなのだから、人と比べることなんて、ないんだ、と。
創作はつまるところ、自分しか頼れない。
人と比べるものではなく、あくまでも、自分。
自分が、自分の今のせいいっぱいを出し切れるかどうか。
創作以外にも、通じるのかもしれません。
もうすぐ2022年が終わります。
終わるまでに、出し切りたい、と思います。
おっと。
それも、「がんばらずに」ね。ウィンク
(関連するサイト)
・自作曲「星の王子さま」の歌詞は、12/3時点の詞をサイトに反映させていますが、そこから、またさらに何度も変わっていっています。
 「これでとりあえず確定」と思ってからも、まだ変わっていくので、
 まだまだ確定ではない状態です。
 創作する者の醍醐味である、この過程を楽しみたいです。
 ▼「星の王子さま」(サン=テグジュペリ『星の王子さま』のイメージを借りて)
 ​http://www.ne.jp/asahi/nikatoma/music/soundVQ/hosiouji3.html

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