TBS報道特集「インクルーシブ教育が変えるもの」

11月23日の祝日。
兵庫県小野市で、とてもすてきな学習会がありました。
テーマは
インクルーシブ教育を考えよう ~子ども本人の視点に立って~」
障害当事者や親御さんの生の声を聞き、「インクルーシブ教育」について考える会でした。
僕は、オンラインで視聴しました。
その会の中で、「インクルネット西宮」の元代表の方が、話をされました。
冒頭で、YouTubeに公開されている「報道特集」を見ました。
この内容がとてもよかったので、共有します。

TBS報道特集「インクルーシブ教育が変えるもの」2022.4.23
(22分27秒)
4分20秒あたりから、カズキくんのお母さんやご本人、友だちが登場します。
8分30秒あたりで、お母さんが言われる
「なんであっちに行かないの?という同調圧力が強力だった」
という言葉が、心に突き刺さりました。
日本は同調圧力が強い国だと言われます。
それは、マイノリティが生きにくいことに直結しています。
障害のある人は社会の中では少数派です。
少数派が生きにくい社会は、ほかのひとにとっても、生きにくい社会です。
人は、生きていく中で、変わっていくからです。
「インクルーシブ教育」は最近流行りの「SDGs」にも書かれているそうです。
多様な人が生きやすい社会・学校こそ、目指していかなければなりません。
カズキくんが在籍していた中学校のクラスでは、お互いに教え合う雰囲気が全体に広がり、クラスの成績も上がったそうです。
学力が上がることは、副次的な効果でしかありませんが、結局は、いろんな子がクラスの中で学びあった方が、豊かな学びが保障できるということだと思います。
「インクルネット西宮」では、今年、「障害のある子の入学ガイド」を作成されています。
そこでは、障害のある子が別の場所ではなく、いっしょに学んでいくことについてのとても参考になる情報が詰め込まれています。
具体的な実例が、写真付きで掲載されていて、ともに学ぶ子どもたちのやさしさと力強さを感じることができます。
「インクルーシブ教育」に関心のある方にも、ぜひ見ていただきたいです。
学習会の中で言われていた内容も、写真付きで出てきて、「友だちとのかかわり」を、とてもほほえましく感じました。
同ガイドの8ページにある連絡帳に友だちが書いてくれたメッセージや、35ページにある友だちが代わりに書いてくれた詩などは、ぜひ見ていただきたいと思います。
インクルネット西宮
 ​https://minnaissyo.wixsite.com/inclunet-nishinomiya

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