ひたすら繰り返す勉強法~『強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話』
今日は、「継続は力なり」という話をしたいと思います。
一つのことに集中して繰り返す。
シンプルだけれど、これを続けられる人が、伸びる!
そういう勉強法を実際に実践された方がいます。
宝槻泰伸(ほうつき やすのぶ)さんです。
この方の勉強法は、「事実は小説より面白い」と言える、画期的なものが目白押し。
詳しくは、下の本に書いてあります。
『強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話』【電子書籍】[ 宝槻泰伸 ]
(書籍は現在絶版なので、電子書籍にリンク)
以下は、同書にある、泰伸さんの「オヤジ」による秘伝の勉強法です。
目的は、兄弟の、京大合格。(笑)
自分の子どもたちの勉強を自宅で教えるついでに塾を開いた「オヤジ」さん。
そのユニークな勉強法の一部が、こちら!↓
【英語】
・素直に信じて狂ったように英文を音読→暗唱→音読→暗唱を続けた生徒たちはどんどん学力が伸びていきました。
【国語】
・名文や好きな文章をともかく書き写してしまえという勉強法
・素直に信じてひたすら原稿用紙に文字を埋め尽くす生徒は伸びていきました。
【数学】
・問題集を1つ決めて同じ問題を何度も繰り返し解きまくれ
・勉強はスポーツと同じで、反復練習がその基本
(p138-139より)
学校の場合、これをそのまま実践することは難しいと思いますが、ひとつの参考にはなると思います。
すなわち、「その教科の本質がどこにあるのか」を見極め、「目的のためにたった1つのシンプルなやり方を徹底するなら、何をすればいいか」を突きつめてあるところです。
本書のケースは目的が京大合格にあったわけですが、他の目的であっても、基本は同じでしょう。
模範となるものを、覚えるまで、繰り返し学習する。
絵がうまくなりたいなら、模範となる絵をひたすら模写するのが効果的でしょうし、マンガがうまくなりたいならマンガを模写する。
声優になりたければ、理想の声優のまねを徹底し、歌の上達のためには、理想の歌手を徹底的に真似る。
お笑い、演劇、講演家・・・あなたがなりたい全てのものに、通じます。
ただ、引用しておいてアレですが、僕の場合、同じことはできないと感じました。
なにしろ、無類の新しもの好きなのです。
あきっぽくて、すぐ他のことに手を出してしまいます。
同じやり方を続けるなんて、我慢できないのです。
でも、だからこそ、1つのやり方を続ける、というのを、少しでも取り入れていかないとな、とも思いました。
一方で、学校教育だと、こういう1人でもできる学習法ではなく、みんなで学ぶからこそできる勉強法を重視したい、という思いもあります。
受験勉強だと効率が求められますが、学校の場合、効率優先になってはいけないようにも思っています。
そんなわけで、上の学習法をそのまま真似る、というより、「なにか、コレと決めたものを続ける」ということこそを真似したい、と思いました。
今回紹介した本のマンガ版の紹介を、5年前にしています。
よろしければ合わせてお読みください。
↓
▼マンガ『とんでもオヤジの「学び革命」』
(2017/05/05の日記)