ネット上の悪意に気づけるアンテナを伸ばそう!
昨日の続きです。
今回は、子どもの世界だけでなく、大人の世界も含めて、ネット上の悪意ある攻撃に気づき、身を守ることの大切さについて、書きます。
↓昨日の日記
▼タブレット機器でできることを知り、悪事に「気づける」大人になろう!
子どもたちの変化について、気づきのアンテナを高めることは、非常に大事なことです。
ただ、ネット上の悪意による攻撃については、大人の世界にも、あります。
子どもだけでなく、大人が自分を守るためにも、「学んで防衛する」という姿勢は重要です。
問題は、コンピュータ関係は、専門性を突き詰めると、際限がないというところです。
ネット犯罪の手口について調べようとしても、それこそ多種多様にあります。
また、どんどん高度化していっています。
専門知識がないと、正直よく分からない・・・ということも、多いと思います。
たとえば現在は小学生でもプログラミングを学ぶようになりましたが、プログラミングを突き詰めていって悪用を考えれば、コンピュータウイルスを作って個人情報を抜き取ったり、遠くからパソコンを遠隔操作したりすることもできます。
僕にはどうやってそんなことをするのか詳しくは分かりませんが、技術的にはそういったことが可能で、現にそれを行う犯罪者が、世の中にはいるのです。
コンピュータを悪用する事例については、大人の世界の事例を入れると、一般人が想像も付かないような手口があります。魔法のようなことができてしまう手があるのが、今のコンピュータです。
子どもたちだけでなく、自分の身を守るためにも、ネット上の「悪の手口」については、知っておいた方がいいと思います。そのうち子どもに関係するものについては、子どもたちにも知らせていった方がいいでしょう。
ただ、1個1個の手口について受験勉強のように覚えておかないといけないわけではありません。
「なんか、怪しい」という感覚を磨くだけでも、十分だと思います。
大切なのは、気づくことです。
ハッと気づいて、立ち止まることです。
おそらく、警察のサイバーパトロールなどは、そういったネット上の悪の手口について情報収集し、対策を講じることができるプロです。
詳しいことは分からないにせよ、「怪しい」と気づくことさえできれば、そういった専門家に相談することができます。
警察以外にも、相談機関は、あります。
身近な人で、コンピュータに詳しい人に相談するのも、いいでしょう。
悪いことをする方も、頭を使ってきます。
見かけ上「安全」だと見せかけるぐらいの知恵は使ってきます。
見破るには、こちらも頭を使います。
「もしかしたら」という疑いを持ち、思考を巡らせることです。
コンピュータの世界の偽装にだまされては、いけません。
ミステリー小説が好きな人なら、サイバー犯罪を扱った本などを読んでみるのもいいかもしれません。
ジャンルとしては「サイバーミステリー」というものになるようです。
僕が少し前に読んだ「ハッカー探偵」のシリーズ2作目などは、非常に具体的にサンバー犯罪の手口が描かれていて、小説として面白いだけでなく、自分自身の勉強にもなりました。著者は私が以前大変お世話になった方なのですが、プログラマーでありながら小説も書かれるというすごい方で、尊敬しています。
大人向けの小説なので子どもには勧められませんが、よければ読んでみてください。
↓「窓の杜」に詳しい推薦記事があるので、リンクを貼っておきます。
▼サイバーミステリーの著者が考えるリアルな“ハッカー探偵”像とは?
(窓の杜Book Watch/著者は語る 2017年8月25日記事)
『裏切りのプログラム ハッカー探偵 鹿敷堂桂馬』【電子書籍】[ 柳井政和 ]
『顔貌売人 ハッカー探偵 鹿敷堂桂馬』 [ 柳井 政和 ]
大切なのは、気づきのアンテナを高めることです。
ネット上の悪意に気づけるアンテナを伸ばそう!