「その人を許すことで、免疫力がつきます。」~中谷彰宏『「つらいな」と思ったとき読む本』

​​昨日の日記​で
​・「負けよう」と思うと、普段は使っていない潜在能力が働き出す
という小林正観さんの記述を紹介しました。
(小林正観『宇宙一がんばらない幸せの法則』p270)
そうはいっても勝ち負けにこだわる僕としては、実際は負けたくないという気持ちが強固にあったりして・・・
別の本によると、もう少し大きな視野で捉えるためのヒントが、書いてありました。
中谷彰宏さんの『「つらいな」と思ったとき読む本』の中の1節です。

【中古】「つらいな」と思ったとき読む本 / 中谷彰宏
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・嫌われても、悪口を言われても、今はそんなつまらないケンカを買っているヒマはない。
 そう思えれば、「私が悪いです。私の負けです。あなたのおっしゃるとおりです」といなせるのです。
 ​大きい勝負も小さい勝負も、勝つのではありません。​
 ​大きい勝負に勝つために、小さい勝負はどんどん負けておけばいいのです。​
(文庫版同書p113より)
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僕は子どもの頃から、勝負という勝負はすベて勝とうとするところがありました。
相手がいることですから、勝負という勝負にすべて勝てるわけがない。
当然、相手も勝とうとしてくるので、実力が伯仲しているとしても、勝率は客観的に見て5分5分です。
勝てないときにいちいちストレスをためていたら、落ち着きを失って、余計に負けてしまいます。
勝とうとして勝てないので「ウッキー!」と怒って当たり散らしていたら、世話はありません。
将棋や囲碁では「大局観」というものがあります。
少しでも強い人は、局地戦では負けて、最後に対局で勝つことを目指します。
それと同じことを、普段の生活でも、心がけた方がいいのかもしれません。
対人関係のけんかで言うと、同書からもう1つ引用したいところがあります。
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​​​​​・「いっぱいいっぱいだから」と許してあげることです。
 ​許す​という感覚です。
その人を許すことで、免疫力がつきます。
 許すことで、ワンステップ上がります。
 「許さない」「撲滅したい」「思い知らせたい」「死刑にしたい」と考えているうちは同じステップにいます。
 自分も、自分より高いステップにいる人にどこかで許してもらっているのです。​​​​​

(文庫版同書p182-183より)
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なんやかんやといろいろとある中で落ち着いた気持ちで生活し続けるには、
この「許す」ということがキーワードになってくるのかもしれません。
相手も、許す。
自分も、許す。
許し、許される人間関係。
なんだか、安心して過ごせそうですね。
ちなみに中谷彰宏さんのこの本における「免疫」の説明が分かりやすい、ということで、ブログでは以前にも取り上げています。
 「免疫」の本質的説明? 胃腸炎になった僕に響いた言葉 ~​中谷彰宏『「つらいな」と思ったとき読む本』
(2020/10/03の日記)

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