「結局、会話力は○○です!」 ~中谷彰宏『会話力のある人は、うまくいく』その3
先日から、「会話」をテーマにブログを書いています。
僕は、とっても会話ベタです。
今日も、会話の中で、思いつきで言ってしまい、後から「ああ言うんじゃなかったな」と反省しています。
会話って、その場で臨機応変に言葉をつないでいかないといけないので、ムズカシイ・・・。
そういうわけで、今日も中谷彰宏さんの本
『会話力のある人は、うまくいく』
を参照して、今後の参考にしたいと思います。
『会話力のある人は、うまくいく。』
(中谷彰宏、※絶版、リンク先は電子書籍)
読書メモは今日が第3回。
最終回です。
↓過去回は、コチラ。
▼第1回:「『ラーメンでいいよ』で ラーメン屋さんに行く人は・・・」
▼第2回:「きっと〇〇なんだろうなあ」
今日は一気に、覚えておきたい本書の教えを、書き留めていきたいと思います。
まだ紹介していなかった中から、中谷さんが、「結局、○○です」とか、「大切なのは、○○です」と言われているところを、連続して抜粋します。
『会話力のある人は、うまくいく。』
読書メモ その3
・結局、会話力は気づく力です。
(p99)
・結局、会話はポジティブなやりとりがどれだけできるかです。
(p125)
・結局、会話力は、想像力です。
大切なのは、その人の頭の中で、イマジネーションがどれぐらい働くかということなのです。
(p147)
・人間に寄っていくことが、会話では大切なことなのです。
・効能を語るより、つらい状況を聞こう。
(p152)
どうですか?
僕は、「なるほどなあ!」と驚くこと、しきりでした。
こうやって端的に短い言葉で言い切ってもらうことで、今までつかみどころのなかった「会話」というものが、なんだか具体的になって、その実像がつかめてきた気がします。
とても、ありがたいです。
上で引用したところは、学校教職員が子どもたちと関わるときにも、とても大事なことだなあ、と思いました。
今はAIが進化してきて、表面的な会話だけなら、AIのほうがよっぽど上手にできる時代です。
だからこそ、よりいっそう「人間に寄っていくこと」が必要だと思いました。
会話の中の言葉だけを気にするのではなく、相手に対する想像力をもっておく。
必殺技っぽく言うなら、「イマジネーション会話」ですね。
特に最後に引用した「効能を語るより、つらい状況を聞こう。」に関しては、特別支援や不登校支援といった「支援」を仕事にする者にとって、とても大事なことを言われているように、受けとめました。
とっても深い学びが得られた気がしますが、ほかにも大事だと思える箇所がまだ残っているので、もう少しだけ、引用させてもらいます。
・クレームであればあるほど、それを受ける時の主語は「私が」にすることです。
・本人が逃げている感じが、会話としてはつらいのです。
(p173)
クレームを受けることも、仕事をしていれば、よくあると思います。
そういったときの心構えをこうやって書いていただけるのも、とてもありがたいです。
僕は、会話の中で「逃げている」と捉えられて、ドツボにはまっていった経験があります。
#実際、逃げていました。
だから、非常に心にしみるご指摘をいただいた気がします。
・いいお医者さんは、会話力のあるお医者さんです。
注射や薬で治療するのではなく、会話で治療するのです。
(p200)
カウンセラーさんって、まさに、そうですよね。
そして、教師もまた、カウンセラー的なかかわりが、求められていると思います。
「会話で治療する」
それができたら、最高ですね。
以上で、本書の読書メモを終わります。
自分のために書き残しているという意味が大きいのですが、皆さんのご参考にもなったなら、幸いです。
ブログではポイントだけを抜粋させていただきました。
ただ、本書の中で中谷さんは、非常に興味深い具体例を出しながら、分かりやすくおもしろく話を構成して書かれています。
このブログで興味を持たれたなら、ぜひ、本書を買って、全文を読まれてみることをオススメします。
『会話力のある人は、うまくいく。』
(※リンク先は、古書店です。)
(画像提供:イラストAC)
▼「説明ではなく、物語に」 ~中野敏治『一瞬で子どもの心をつかむ15人の教師!』
(2023/03/22の日記)