人口増加は、ほんのちょっとの努力でできる!(鎌田實『ちょうどいいわがまま』より)
少子化で子どもの数が減っています。
子どもが減っているので、学校は統廃合の嵐です。
僕は基本的に、統廃合をしなくていいようにすべきだと思います。
学校は地域の宝でもあるからです。
子どもが減っているなら、増やせばいい。
とは言え、「それが難しいんだ」という声が、聞こえてきそうです。
ところが、最近読んだ本には、こう書いてありました。
「ほんのちょっと努力をすれば、
人口増加に転換させられます。」
驚きです。
ほんのちょっとの努力でいいのであれば、なんとかなるかもしれません。
カマタさんの本です。
『ちょうどいいわがまま』
(鎌田 實、かんき出版、2023/9、1650円)
この本は、カマタさんの、具体的なアドバイスに満ちています。
単なる絵空事ではなく、具体例と一緒に語られています。
人口増加への転換については、p177に書いてありました。
先ほど引用した文の続きには、こう書いてあります。
「人口約6000人の岡山県奈義町では、合計特殊出生率を2.95まで回復させました。」
2.95!!
これは、驚くべき数字です。
同じページ内でふれられている日本全体の特殊出生率は1.26です。(2022年の統計)
結婚した男女から生まれる子どもの数の平均が1.26ということは、単純に考えても、人口は減りまくりまくりまくりです。
ほんのちょっとの努力でいいのであれば、これはなんとしても、なんとかしないといけません。
ちなみに、本書ではこのページより前で、フランスの出生率が先進国の中では高めであることにもふれられていました。
(p154。フランスのほうが自由な結婚のカタチが認められており、日本も制度をゆるやかにして古い結婚観からもっと自由になっていけたらいい、と書かれていました。)
具体的なことをこうやって本に書いていただけると、それをキーワードにして、自分でも調べてみることができます。
さっそく、ネットでちょっと、調べてみました。
たしかに、岡山県奈義町の出生率が日本一であることを知らせるネット記事が、わんさか出てきました。
代表的な、詳しいネット記事へのリンクを、はっておきます。
▼【出生数75.8万人の衝撃】出生率で全国平均の2倍超「奇跡の町」奈義町長に聞く少子化対策、おやつ代も支援する理由
(JBpress、2024.3.2記事)
いろいろ調べていると、他の出生率が高い自治体のことも、出てきました。
なんと、僕がよく知っている、京都府の福知山市も人口増加の街であることが分かりました。
▼計画外の出産も「まぁいっか」。京都府福知山市の子育て環境の秘密【ルポ・子だくさん町 第3回】
(週プレNEWS、2023年04月16日記事)
上のネット記事では「ボウリングがブームらしい」というキャプション付きでボウリングの写真が載っていました。
そういえば子ども会でボウリングをするために福知山まで行ったことを思い出しました。
岡山と京都にはさまれた、わが兵庫県でも、明石市が子育て支援策が充実していると話題です。
明石市に関するネット記事も、リンクをはっておきます!
▼子育て支援に注力し10年連続人口増…移住先に選ばれる明石市で見えた行政のヒント「子供の施策は未来政策」
(東海テレビ「NEWS ONE」、2023/05/13記事)
各自治体がそれぞれでいろいろと工夫していることが分かりました。
人口が減る一方では若者世代に負担がかかる一方なので、本気で、なんとかしたいところです。
ついでですが、学校の給食費とか教材費とかを無料にしてもらえると、学校としても、引き落としができていない家庭に連絡をして集金する手間がはぶけるので、ありがたいです・・・。
#今年度は超久しぶりに学年会計を担当して、会計の大変さを味わいました。
#基本的に、毎月、集金があります。
▼「学校統廃合」「複式学級」「小規模教育の良さ」についての学習会
(2023/08/28の日記)