クラスの心を一つにする「拍手を〇回!」(仲島正教先生に教わったこと その2)

昨日​に引き続き、仲島正教(なかじままさのり)先生に教わったことを続けます。
勤務市の人権の研修会で教わったことです。
「クラスで一番厳しい立場の子」を念頭に置いたクラスづくりや授業づくりは、僕が念頭に置いているものと同じものでした。
とにかく仕掛けがたくさん。
前回の​マジックブック​もそうですが、子どもたちに「見たい」「聞きたい」という主体性を呼び起こさせるものでした。
「拍手を〇回!」という仕掛けも、とても楽しく、子どもの参加を自然に促すものになっているなあ、と思いました。

「拍手を〇回!」というのは、先生にそう言われたら、子どもたち全員で音をそろえて拍手をする、というものです。
「1回」なら、「パン!」です。
「3回」なら、「パンパンパン!」です。
僕は、授業というものは、「音楽のような授業」が理想だと思っています。
そこには、ある種のリズムがないといけません。
「拍手を〇回!」というのは、授業にリズムを持ち込むものです。
先生に「拍手を1回!」と言われて、子どもたちが全員で心をひとつにして「パン!」と手を打つ。
そのとき、子どもたちは、自分のペースで手を打つのではなく、必ず他のクラスメイトを意識しています。
心をそろえようとしています。
「そろえる」というのは必ずしも教育の最優先事項というわけではないですが、ちょっとしたことでクラスに一体感をもたせる、見事な手法であるというふうには感じました。
#そろえることが目的になってはいけません。過程を楽しみましょう!
この「拍手を〇回!」というのを、先生は​「いつするか、わからへん」​と言います。大笑い
いつでも、言われたら応じられるように、集中して先生の話を聞く子どもたちに、自然となっていきます。
このあたり、ほんとうに、うまいなあ、と思います。
​楽しい仕掛けで前のめりな子どもたちを育てていきたいと思います。
今回も仲島先生のYouTube動画を貼り付けて終わります。ウィンク

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