「Google」アプリの「宿題の解き方」機能
「Google」アプリの記事を2/20に書きました。
実際にやってみた人は、「宿題」とか「宿題のサポート」という文字が出てきた人が、いたと思います。
そうです!
Googleアプリは問題を撮影するとその問題で検索をかけて、宿題のサポートをする機能もあるのです。
詳しいやり方については、以下のリンクをご参照ください。
▼Googleレンズの宿題モードが使えない、解答が表示されない原因と対処法【iPhone&Android】
(スマホサポートライン様、2022/10/16記事)
ただ、どんな宿題にでも対応しているのかというと、そういうわけでもありません。
基本的には、算数や数学の計算問題の宿題が対象です。
画像の中の「問題」とそれ以外の情報に分けて認識するのがなかなかうまくいかなかったりもするので、これがあれば宿題をやらずにすむ、というほどお手軽で万能なものにはまだなっていないようです。
(実際の問題って、問題番号があったり、空欄をしめす枠が入っていたり、いろいろな形式がありますからね。)
とはいえ、こういった技術については子どもたちのほうが詳しいということもあり、「先生」は自力でやってきたと思っていても、実はこういうテクノロジーのちからを借りて生徒は宿題を提出していた、ということもありそうです。
「宿題」そのものの意義が、問われています
実際、昨年の夏に「こんな時代に宿題を出す意味をしっかりと捉え直したい」と投稿されたTwitterがかなり大きな話題を呼んだ、ということがあったようです。
▼スマホカメラを数式にかざすと解き方と解答が分かる
Googleレンズの「宿題」機能に賛否、宿題の意義をあらためて問う
(「ねとらぼ」様、2022/8/6記事)
上のリンク先の2ページ目に、Twitterでの代表的な反応が載っています。
その中には、かなりうなずけるものも、ありました。
個人的には、テクノロジーをまるで無視して旧態依然の学習をすることについてはかなり「おかしい」と感じています。
先生たちも、「テストで電卓を使ってもいいのか」とか、言っている場合ではないのです。
テクノロジーを使ってその子なりに課題を解決してくることをよしとする時代になってきていると思います。
というわけで、次回は、宿題どころか様々な問題解決の相談に乗ってくれる驚異の人工知能「Chat GPT」の話です。
今回の話とかなりつながってくる内容だと思います。
「最新のテクノロジーなんて、教員は別に知らなくてもいいでしょう」と思っている人にこそ、読みに来てほしいと思っています。
では、次回!
▼工藤勇一『学校の「当たり前」をやめた。』
(2021/07/06の日記)