「よく見ると小さい成功がたくさんある」 ~『中谷彰宏名言集』

2日前に​名言だらけの映画​を取り上げたので、今回は名言だらけの本を取り上げます。
その名も、「中谷彰宏名言集」
​​​
『中谷彰宏 名言集—中谷彰宏の元気の出る言葉』
(中谷 彰宏
​、ダイヤモンド社、2007、絶版)
現在では古本でしか手に入らないようです。
僕も、古本で買いました。大笑い
今なら、格安で手に入ります。
中谷彰宏さんは博報堂に8年間いただけあって、短くキレのある言葉が多く、著書はとんでもない数にのぼります。
この本は13冊の本の中から選りすぐりを集めたベストアルバム的な本になっています。
ただの「名言」で終わらず、その言葉の続きを匂わせるのが、中谷彰宏。
思わず顔が上がり、先を見据えて動き出したくなります。


『中谷彰宏名言集』
読書メモ ロゴ
(・太字部分は、本の引用。
  顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)
​​​​・「普通の人なら、ここでしょんぼりするところだが、
  彼(彼女)の場合はそこが違った」

​​・あなた自身を歴史小説の主人公として、眺めてみるのです。​​

(p48)
  びっくり普通ではない観点からの、見事な名言。
  自分自身を客観視するだけでなく、小説の主人公に仕立てて、ワクワクさせる。
  中谷彰宏節、ここに炸裂!です。
  小説の主人公にとって、ピンチはなくてはならないものです。
  ピンチを乗り越え、感動のドラマが巻き起こるのです。
​​​​・​​​人生は、1億点満点のテスト
 0点と100点の差なんて、大したことない。​​​

(p54)
びっくり​これもまた、日常のはるか外から自分を客観視する名言。
  テストの点にこだわっている自分がばかみたいに思えてきますよ。
  それにしても1億点満点のテストとは・・・
  スケールがでかすぎて、すごいです。
​​​​・​​平凡な1日にも、
 よく見ると小さい成功がたくさんある​​
。​​
(p208)
びっくり1日何もできなかったと思っていても、実際には、やり遂げた小さいことが無数にあるはずです。
  それに着目できるかどうか。
  大きな成功は、小さな成功の積み重ねでしかないのです。
  功を焦らず、小さい成功に目を向けましょう!
  僕は、これを読んでから、悲嘆に暮れるであっても、「でも、小さい成功は、あった」と、心の姿勢を取り戻すことができています。
  うまくいかないことはいろいろありますが、小さい成功の存在を忘れずに、元気を出していきましょう!
  この名言の隣にある「どんなに長い距離も、5キロの積み重ね」も、セットで覚えておくといいでしょう。(^^)
  できることから。
  無理せず、一歩、一歩。
​​​​​​​​・​​何かをしてもらおうとするから、つらくなる
 何かをしてあげようとするから、ハッピーになれる。​
​​​

(p245)
 びっくり覚えておきたい金言です!
  「まだまだしてあげることが山のようにあるなと考えると、ハッピーになれる」!
  僕は、人に何かをしてもらえなくて、不満顔になることが多いです。
  「子どもが言うことを聞かない」とかも、そうですね。
  心のベクトルが、「してくれない」になっています。
  してくれないのは、相手の勝手ですから、相手は、変えられません。
  相手次第で心が左右されているうちは、心が不安定になるのは当たり前なのです。
  心のベクトルを、逆に向けよう!
  自分から、相手へ。
  相手に対して、「してあげよう」「何をしようかな」「何ができるかな」と考える。
  たしかに、これがハッピーのもとですね。
  中谷さんは、「ハッピー」などの抽象的な言葉を、具体的な言葉に変換して提示されます。
  そのおかげで、こういった気づきを得られます。
  
  さあ、ハッピーのしくみに気が付いたから、今から「してあげよう」モードで生活しようっと!


いかがでしたか?
僕は、中谷彰宏さんの本を、元気が出ないときや、袋小路の罠にはまったときに読むことが多いです。
そのときの自分には考えもつかなかった考え方や発想法が、書いてあります。
これからも、中谷さんの本は、折にふれて読んでいきたいです。
(関連する過去記事)
中谷彰宏『チャンスは「あたりまえ」の中にある。』2~好きなことをやっているから平気!(^^)
 (2012/02/29の日記)

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