「できないことをさせる必要はない」 ~齋藤一人『人は考え方が9割!』その5
だいぶ期間が空いてしまいました。
檄忙しかったのですが、連日のイベントラッシュが少しずつ落ち着いてきました。
ちょっと小休止。
やっと、読書メモの続きが書けます。
『人は考え方が9割! 絶対いいことが起こる!!』
(斎藤 一人、PHP研究所、2021、税別1400円)
「問題」にぶち当たったときに、その問題をさらっと解決するためのリフレーミング思考がいっぱい書いてある本です。
今回が、第5回。
今日で、最終回です。
↓これまでの記事は、こちら!
▼頭の中でのネガティブ・ループをどう脱するか?(齋藤一人『人は考え方が9割!』その1)
▼「子どもたちはそのままでいいんです。」~齋藤一人『人は考え方が9割!』その2
▼「嫌なことは嫌と言っていい」 ~齋藤一人『人は考え方が9割!』その3
▼そこに愛があるか? ~齋藤一人『人は考え方が9割!』その4
齋藤一人『人は考え方が9割!』
その5
(・太字部分は、本の引用。
顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)
・「このままじゃダメだ」と思うほど、波動の法則でそれが現実になるんです。
だから、そのままでいいって認めてあげるといいですよ。
・わざとやらないと思うから腹が立つのであって、できないことをさせる必要はないんだよね。
(p179)
この土日に、県の教育研究集会がありました。
その中での「インクルーシブ教育分科会」での話を、思い出しました。
僕たちは、「できないこと」にこだわりすぎているのかもしれません。
そういうのを、能力主義と言います。
能力主義は、できることがあると、自信を持てます。
しかし、できないことがあると、自信がなくなります。
これは、同じことの、裏表です。
学校教育だとなかなか「できないことをさせる必要はない」と割り切れないかもしれませんが、でも、本当は、できないことをさせる必要は、ないかもしれないのです。
「そのままでいい」は、実は最強の言葉です。
大切なことは、人の勇気をくじくことではなく、エンパワーメントすることなのではないでしょうか。
もしも自分が、その立場なら、どう思うか。
「あなたはできないんだから、もっとがんばれや」と言われたら、どうなのか。
そんなことを、思いました。
ちなみに、一人さんの例は、夫婦での事例です。
僕は、その事例で言うところの「できない旦那」にあたるので、一人さんみたいな考え方をしてもらえると、気持ちが楽になるな、と思いました。
今回引用したところは179ページからだけですが、ここが今の自分に一番印象に残ったところです。
あかんところを、お互いに、にこにこ笑いあって、許し合って、補い合えたらいいね、と思う今日この頃です。
そして、あかんたれな僕のことも、どうぞ、許してください。