ロシアの学校の夏休みは3ヶ月 ~キリーロバ・ナージャ『6カ国転校生』その3
『6カ国転校生』という本に書かれた、諸外国の学校での様子を参照していきます。
今回が、第3回。
▼第1回:日本と外国の学校の違い! ~『6カ国転校生』その1
▼第2回:日本と外国の学校の勉強の違い! ~『6カ国転校生』その2
『6カ国転校生 ナージャの発見』
(キリーロバ・ナージャ、集英社インターナショナル、2022、税別2200円)
今回は、第1章の最後のほうで出てくる「夏休みは?」というテーマについて、参照したいと思います。
外国というと夏休みが長いイメージですが、本書を読むと、それだけでなく、昼休みも長かったりして、「休み」に関する考え方からして違うという印象を持ちました。
「夏休み」の項ではロシアのことが詳しく書かれています。
ロシアの学校の夏休みは3ヶ月もあるそうです!
でも、その休みは、基本的に「必要なもの」「大事なもの」ということが、語られています。
「夏休み」の項ではロシアのことが詳しく書かれています。
ロシアの学校の夏休みは3ヶ月もあるそうです!
でも、その休みは、基本的に「必要なもの」「大事なもの」ということが、語られています。
・ゆっくりするのは意外と大人でも子どもでもいちばん重要なことだ。
3ヶ月もあって暇だと思う人がいるかもしれないが、ロシア人はみんな子どものころから休むことをしつけられているし、それを自分なりに楽しむことができる。
(p104)
・たくさん休んでいるからといって特に他の国に比べて学力に差はない。
むしろ進んでいる教科だってあるかもしれない。
休むってなんだろう?
休みそのものが人生の自由研究なのかもしれない。
(p105)
「休み」について、非常に考えさせられる内容でした!
日本人は特に、「仕事のしすぎ」と言われることがありますよね。
僕も、仕事のしすぎだと自分で思っているので、もっと休みたいと思います。。。
というわけで、今日はここまで!
▼夏休みの宿題 多過ぎ問題 ~宿題改革の先進的実践に学ぼう!~
(2023/08/25の日記)
▼工藤勇一『学校の「当たり前」をやめた。』
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▼細貝駿『小学校教師を辞めて、世界の学校を回ってみた』
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