「答えはいつも愛なんです。」 ~『なぜジョブズは、黒いタートルネックしか着なかったのか? 〜真の幸せを生きるためのマイルール28〜』
『なぜジョブズは、黒いタートルネックしか着なかったのか? 〜真の幸せを生きるためのマイルール28〜』(絶版。リンク先は電子書籍)
(ひすいこたろう+滝本洋平、A-Works、2016、1300円※現在は電子書籍のみ)
たくさんの本を出版されている ひすいこたろう さん。
軽妙な書きぶりがとても面白くて、彼の本をよく読んでいます。
彼の本は基本的に自己啓発本なんですが、著名人のエピソードを「生き方」にうまく絡めて紹介されていて、刺激を受けます。
今回紹介するこちらの本は、著名人の「オレルール」から、「あなたはどうですか?」と問いかけてくる内容。
自分のことをもう一度見つめなおす効果が得られます。
僕が特に印象に残ったのは、自分が嫌いな人をどう捉えるかについてです。
秋元康さんは次のように言われていたことが、書かれていました。
・「僕は定期的に嫌いな人に会うようにしているのです。
なぜなら嫌いな人というのは、自分に似ているか正反対か、どっちかなんです」
・秋元さんは、嫌いな人を鏡にして、自分の心を観察しているんです。
・嫌いなものから貪欲に学ぼうとしているんです。
・さすが、「人生ムダなし!」を信条とする秋元さんらしい考えです。
(同書p98より)
本書の後半に、これに通じる「ミッション」が出てきました。
・嫌な人は、過去の自分だと思って優しくしよう。
すごい人は、未来の自分だと思ってたくさん学ぼう。
(同書p243より)
本書は、章の最後に「ミッション」がついています。
ノートのようになっていて、自分の考えを書くようになっています。
僕は、何も書けなかった=何も思い浮かばなかったミッションが半分くらいありました。
まだまだ、自分を見つめることが足りないようです。(^^;)
最後の方には、究極的に大事なことを問い直すような内容も出てきました。
最も大事なことは、皆さん、何だと思いますか?
本書では次のようなことが書かれていました。
・子どもの頃、学校のテストでは、いつも正解を探すことが求められました。
でも、大人になったら違うんです。
・答えはいつも愛なんです。
(同書p292より)
学校でのテストや評価に慣れすぎて、僕も勘違いをしたまま大人になった気がします。
大人になっていろんなことが分かってきて、先ほどの教えが、「そうだよな」とすんなりと分かるようになってきました。
まだまだ正解を求めてしまうところはありますが、正解よりも大事なものを見ていかないと、と思います。
最後の最後は、次のような言葉で、本書から背中を押されました。
・やりたいことをやる。
そのために、「やりたい」ではなく「やる」と決めてしまう。
そうやって覚悟を決めれば、転がるようにすべては動き始めるのです。
(同書p304より)
自分が大切にしていることをやっていこう、と改めて思いました!
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